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銀杏BOYZ、LIQUIDROOMでツアー開幕「夢で逢えないから逢いに来ました!」

峯田和伸(銀杏BOYZ)(撮影:サマーエンドブルーリオ[@orz_____rio])
16分前2026年05月28日 12:04

銀杏BOYZのワンマンツアー「銀杏BOYZ ツアー2026 夢で逢えないから☆」が、昨日5月27日に東京・LIQUIDROOMにて開幕した。

新曲で示す現在地、あの曲でフロアは瞬く間に狂騒状態へ

「銀杏BOYZ ツアー2026 夢で逢えないから☆」は、LIQUIDROOM公演を皮切りに神奈川、広島、新潟、福岡、宮城、愛知、大阪のライブハウスで行われるツアー。普段よりも小規模なライブハウスが会場となっており、各地にはチケットの争奪戦を勝ち抜いた銀杏BOYZファンが集結する。

山本幹宗(G)、藤原寛(B, Cho)、岡山健二(Dr, Cho)、加藤綾太(G, Cho)に続いて登場した峯田和伸は、満員のフロアを見渡しマイクを握りしめると、バンドメンバーが鳴らす轟音に包まれながら新曲「神の左手 悪魔の右手」を熱唱。ループ感のあるサウンドに乗せて、峯田のソングライターとしての才能が光るキャッチーなメロディが踊るこの楽曲で、銀杏BOYZの現在地を堂々と印象付けた。

「東京から来ました。銀杏BOYZです。2026年5月27日、今夜、恵比寿LIQUIDROOM、壊します」。峯田がそう宣言して始まったのは「若者たち」。くすんだ赤色のファイヤーバードをかき鳴らし、峯田が吠えればバンドメンバーもマイクにかじりつくように吠え、観客もそれに呼応する。「お前らも歌えよ」と言わんばかりに峯田がフロアを焚き付けると、オーディエンスは待ってましたと言わんばかりに熱唱をステージに送り、会場は瞬く間に狂騒状態となった。

これこそが自分がやりたかったロックのコンサート

「日頃の皆さんの鬱憤が溜まった怒号やエネルギーのようなものが、皆さんの頭上に渦巻いていて、さっきからずっと僕を圧迫しています。これこそが自分がやりたかったロックのコンサートだと思っています」と、チケットを握りしめ、会場まで足を運んだ同志たちへの思いを述べた峯田は「ロックンロールは世界を変えて……」と、「エンジェルベイビー」を歌い出す。爽快感あふれるメロディに乗せて峯田は、全身で音楽を浴び、会場にいる全員と歌声を重ねる、今ここにしかない瞬間を観客と分かち合った。

最新アルバム「ねえみんな大好きだよ」のレコーディングに参加したUCARY & THE VALENTINEをゲストとして迎え入れた銀杏BOYZは、昨年のライブツアー「昭和100年宇宙の旅」でも披露した、ダイナミックなドラムを軸にした新アレンジの「漂流教室」を届ける。その後も銀杏BOYZはGOING STEADY時代から歌っている楽曲からまだ音源化されていない新曲まで詰め込んだ、ファンにとってはぜいたくなセットリストでライブを展開。アコースティック編成のパフォーマンスでは、シンガーソングライターとしても活動する岡山がドラムの持ち場を離れ、アコースティックギターを手にフロントに立ち、峯田と一緒に歌うひと幕もあった。

今日は生きててよかったなと思う数少ない1日

峯田は2005年発売の「DOOR」の収録曲「人間」の歌詞を、今の自分の思いを伝えられるように変更した新バージョンを制作し、すでにレコーディングも済ませたこと、そしてそれが来年発売予定のアルバムに収録されることを予告。そして「人間」の新バージョン「人間(アナーキー・イン・ザ・夕景)」をアコースティックギターの弾き語りで歌い始める。「戦争反対 戦争反対 とりあえず 戦争反対って言ってりゃいいんだろ」の歌詞を「戦争反対 戦争反対 とりあえず 戦争反対 戦争反対」と変更し、世界情勢が危ぶまれる今の時代に祈りを捧げるように「戦争反対」を唱えた。ワンコーラスが終わると、ステージは一度暗転。ステージを真っ赤な光が包み込む中で、バンドメンバーも演奏に加わり、スケール感を感じさせる轟音の中で峯田はもがき苦しむように歌い、楽曲に込めたメッセージを届けると、客席に向けて深々と頭を下げた。

アルバムの進捗状況について「もう5曲くらいレコーディングが終わってるから。もう少しで形になる」と報告した峯田は「アルバムを出したらまた全国ツアーもします」と宣言。そして人とのつながりや生を実感できるライブハウスという場所でライブをし続けるために、音楽を作り続けることを誓う。「生まれてきてよかったななんて思うことめったにないけれど、その代わりに生きててよかったなと思う日は何回かあって。今日がその数少ない1日です」とうれしそうに述べると、「夢で逢えたら」の演奏へとつなげる。岡山と藤原のドライブ感のあるビートに乗って山本と加藤のツインギターが高らかに鳴り響き、峯田は観客とともに大合唱。会場の気持ちがひとつになったところで、銀杏BOYZは「BABY BABY」で、オーディエンスをさらなる盛り上がりへ導いていく。峯田はGOING STEADY時代から何度も歌ってきたこの曲を観客とともに熱唱し、この日この場所にしかない尊い瞬間を噛み締めた。

会場の盛り上がりに満足気な峯田は「夢で逢えないから逢いに来ました! 今日はどうもありがとうございました。僕は本当に幸せです」と語り、2時間超えのライブを完走。マイクを投げ捨て、ステージをあとにした。

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