ASPツアー千秋楽でナアユ脱退「バイビー!」、新メンバーは双子の姉妹

ASPツアー千秋楽でナアユ脱退「バイビー!」、新メンバーは双子の姉妹

ASP(Photo by sotobayashi kenta)

ASPが本日11月24日に東京・LIQUIDROOMでワンマンツアー「MARCH of ROGUES TOUR」の最終公演を開催した。

ASPは10月にこのツアーをスタートさせ、ツアーファイナルまでに全国18カ所を行脚。その途中、ナアユが足の怪我によりパフォーマンスの一部を制限することになった。会場にはナアユのラストステージにして、新メンバーお披露目の可能性もあるワンマンライブの開演を待つ観客が大勢集まった。また開演前にはWACK代表・渡辺淳之介がPA卓の後方からマイクを使って挨拶。注意事項に続いて、「LIQUIDROOM! ここはですね、(WACKにとって)第1期のBiSから始まる伝説のライブハウスです。BiSはこのLIQUIDROOMを皮切りに駆け上がっていきました。そしてBiSHはこのLIQUIDROOMから駆け上がり、なんと『紅白歌合戦』に出場します。そんな門出のLIQUIDROOMです。悲しいこともあるでしょう、楽しいこともきっとあります。ASPはここにいる400人全員が来てよかったと思ってもらえるように準備してきました。とにかく今日はすべて忘れて楽しんでもらえたらうれしいです。僕も楽しみます! よろしくお願いします!」と熱く語った。

場内が暗転したあと、スクリーンに洋館のような空間に佇む、女性2名の姿が映し出される。まるで映画「シャイニング」を彷彿とさせる双子感のある2人にカメラが近付いたあと、振り返るとそこではASPの4人がコミカルに踊り狂っていた。ホラーとコミカルをかけ合わせた短いカルトムービーの終わりにツアーファイナルの開始が告げられ、ステージを覆っていた幕が一気に降ろされる。ASPはボンテージスタイルのレザースーツをまとって登場し、「拝啓 ロックスター様」を1曲目に披露。ナ前ナ以がトレードマークのスパイクヘアで決めているなど、ビジュアルのインパクトは十分。2曲目に再び「拝啓 ロックスター様」を持ってくるというASPファンにはおなじみのパフォーマンスを見せたあと、最新シングルの表題曲「the MAN CALLiNG」や、「BE MY FRiEND」という高速BPMのパンクチューンを連投した。

自己紹介ではそれぞれがオリジナルの口上を交えて挨拶。この日が最後となるナアユはメンバーとのかけ合いで「今日はでっかいうんちをしました!」「どひゃー!」「ナアユちゃん、えらい?」「ナアユちゃんえらい!」「はい! ナアユです! よろしくお願いします!」と元気よくファンに呼びかけた。代表曲「A song of punK」をエモーショナルに届けたあと、ASPは「君に会えてよかった」と歌う「M」などの新曲を織り交ぜたパフォーマンスを展開。ナアユのラストライブという雰囲気があまりない中、ライブ前半を駆け抜けた。

MCでユメカ・ナウカナ?は、シリアスな口調で「今日はここ、LIQUIDROOMにモグ・ライアン、ナ前ナ以、ナアユ、ユメカ・ナウカナ?で立てたことに、今すごく心臓が痛いです」と話してから、「心臓が痛いくらい、うれしいでーす!」と笑顔を弾けさせる。続けて「ASPは今日までまだまだ短い期間ですがいっぱい笑いました。そしていっぱい泣きました。そうやって泣いて笑ってた時間も、こうやってステージに立てている時間も、一瞬一瞬がすごく大切でかけがえのない瞬間です。ナアユちゃんは今日で脱退してしまいますが、寂しい気持ちも、今日こうやってステージに立ててうれしい気持ちも、全部全部、胸に刻んで、噛み締めていたいと思います。最後の最後まで、愛や笑顔や幸せがあふれて、あふれて、あふれ返っちゃうようなライブにできたらうれしいです!」と素直な思いをオーディエンスに伝え、ASP唯一のロックバラード「The Emperor's New Clothes」につなげた。

ASPは「いつでもファッキュー❤️」といった新曲や、既存曲「WAiT and WASTE」などを披露。複数の新曲が用意された中、ライブ後半に用意された「日々是虚無也」はキャッチーで明るい曲調の楽曲で、フロアが大きく盛り上がった。ライブはいよいよ佳境を迎え、「WARRiES」で4人とならず者(ASPファンの呼称)の一体感が高まったところで、ナアユ作詞の楽曲「被害者ぶるな」へ。ASPはミステリアスな光に包まれて、メランコリックなメロディの同曲をエモーショナルにパフォーマンスした。

いよいよ迎えたライブ終盤、MCではナアユが最後の挨拶を行った。彼女は「本日はお越し下さり、本当にありがとうございます。WACKに入る前の私は本当に何もできなくて、人のためにも自分のためにもがんばることができなくて、本当の意味で心の底から何かを愛することができませんでした。でも今、本当に今、ここにいる3人とならず者と一緒にライブができるんだったら、本気でこのあとどうなってもいいし。足とか折れてもいいし死んでもいいって本気で、本気で、本気で、心の底から思っていて。そのくらい私はこの空間とみんなのことを愛しているんだって気付きました。がんばり方を間違えてるって思う人がいるかもしれないです。でも、私はこんな感情になったのは生まれて初めてで。こんなにも愛せるものに、愛せる人たちに出会えて。それに対して狂える自分を知れて、今すっごく幸せです。そう思えるのはASPがいっぱいの愛にあふれていて、ならず者の皆さんが私に尋常じゃない愛をいっぱいくれたからです。だから、本当にありがとうございました」と話し、割れんばかりの拍手を浴びた。

さらにナアユは「私は、ユメカちゃんとナナシちゃんとモグちゃんがいて、渡辺さんがいて、いっぱいの支えてくださる方々がいて、新しく仲間になった2人がいて、そしてならず者の皆さんんがいるASPにいっぱい助けられて来ました。ステージを降りたらナアユは死ぬんですけど、私は一生ASPに救われて生きていくんだと思います。今のASPが最強だって言いたいところだけど、これからも変わり続けるASPはもっと面白くなっていくし、みんなの期待をいっぱい超えていくと思うので、どうかこれからもASPをよろしくお願いします! 次がナアユとして、ASPのこの4人で歌える、本当に最後の曲です。誰がなんと言おうと、ASPは私にとって宇宙一のグループです。愛してます!」とファンに向けてラストメッセージを送った。その言葉のあと、ASPは4人で「SAKEBE」を全力披露。パフォーマンスを終え、ナアユは3人に担がれ、「バイビー!」と笑顔で手を振って、ステージを去っていった。

アンコールでは、背丈も髪型もよく似た双子が登場。緊張した様子で2人はそれぞれ、マチルダー・ツインズ、ウォンカー・ツインズと名乗った。モグが「ASPに新メンバーが入りました! 早速、曲に行きたいと思います」と宣言し、5人編成になったASPは、「拝啓 ロックスター様」を披露した。MCでマチルダーは「今、ここで言わなかったらのちのち聞かれると思うので、言います。私は姉です! テレパシーはたまに感じます。自分はならず者に認められたいし、ASPとして世間からも認められたいです。回りのことを気にして、抗いたいことも、したいことも、押し込んで溜め込んだフラストレーションもここで爆発させます。これからよろしくお願いします」、ウォンカーは「私はASPの破天荒さ、カッコよさに惹かれてオーディションを受けました。自分を変えられると思いました。むしろ、それ以外の選択肢がまったくなかったです。これから夢見ていた頃の気持ちを忘れず、ASPに新たな風を吹かせていきます。よろしくお願いします」とそれぞれ語った。なお、ナ前ナ以のMCによると、2人は双子で一卵性双生児とのことだ。アンコールの終わりに、ASPは「レリゴ」をパフォーマンスして、ライブを締めくくった。なお双子の姉妹を迎えた新体制のASPは、2021年2月21日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でワンマンライブを行うことを発表した。始動発表から来年3月で1周年を迎えるASPのこれからの活躍に注目しておこう。

「MARCH of ROGUES TOUR」2021年11月24日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 拝啓 ロックスター様
02. 拝啓 ロックスター様
03. the MAN CALLiNG
04. BE MY FRiEND
05. A song of punK
06. M(新曲)
07. NOW or NEVER
08. ITSUMO KOKOKARA(新曲)
09. The Emperor's New Clothes
10. WAiT and WASTE
11. WASTED TEARS
12. TRUST MY SELF
13. GO STRAiGHT
14. いつでもファッキュー❤️(新曲)
15. DiVE
16. マジ無いです。(新曲)
17. 日々是虚無也(新曲)
18. WARRiES
19. 被害者ぶるな
20. SAKEBE
<アンコール>
21. 拝啓 ロックスター様
22. レリゴ

「ANTi SOCiAL PAiNS」

2022年2月21日(月)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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