BiSが本日12月29日に東京・Zepp Tokyoで47都道府県ツアー「I Don't Know What Will Happen TOUR」のツアーファイナルを開催した。
BiSは4月に「I Don't Know What Will Happen TOUR」をスタートさせ、途中から2チームに分裂。ファン投票の順位によりBiS1st、BiS2ndにメンバーを振り分ける企画「BiS.LEAGUE」と平行して全国各地を回ってきた。この日の公演はその集大成となる公演で、BiS1st、BiS2ndがそれぞれ登場し、2組とも同じセットリストでパフォーマンスを繰り広げ、全演目の終了後には第2回「BiS.LEAGUE」の投票結果が発表された。
ツアーファイナルではまず、3月の東京・両国国技館公演でもオープニングアクトを務めたつばさレコードの新人・内田珠鈴が登場し、2曲を披露。その後、渡辺淳之介(WACK代表)がステージに上がり、「47都道府県ツアーの集大成を見せられたらと思います。最後に投票結果の発表もありますんで、最後まで楽しんでいってください!」と研究員(BiSファンの呼称)に呼びかけ、本編がスタートした。
ステージにはまずBiS2ndが姿を見せ、ペリ・ウブ、キカ・フロント・フロンタール、YUiNA EMPiRE、ミュークラブ、ムロパナコ、ネル・ネールが自己紹介。BiS2ndはキャプテンのムロパナコが「今日はツアーファイナル、Zepp Tokyoにお越しくださりありがとうございます!」と話してから、ペリ・ウブの「Zeppー!」という絶叫と共にライブの口火を切った。1曲目「Give me your love 全部」からアクセル全開の力強いパフォーマンスを繰り出すメンバーの勇姿に、フロアからは大歓声が。BiS2ndは間髪入れずに「nerve」「My Ixxx」とキラーチューンを畳み掛け、熱狂に拍車をかけていく。いつにもまして凛々しい表情を見せるムロパナコが「BiSが、Zeppに来たぞー!」と勇ましく叫ぶなど、メンバーそれぞれが気迫に満ちた歌と踊りで観客を魅了。「CHANGE the WORLD」ではステージのメンバーと同様に観客同士も肩を組んで大きく頭を振ったり、ジャンプをしたりとお祭り騒ぎの盛り上がりを見せた。
高速ロックチューン「SOCiALiSM」ではYUiNA EMPiREが「Zepp Tokyo! まだまだぶち上げていけますかー!」と観客を煽り、モッシュを誘発。続けてアグレッシブなナンバー「I can't say NO!!!!!!!」が届けられ、フロアでは汗だくの研究員がひしめき合っていた。「WHOLE LOTTA LOVE」ではミュークラブが「もっと声出していこうぜ!」と叫ぶと、それに呼応するように声援が増し、ステージでもペリ・ウブが強烈なシャウトを響かせるなど、会場全体が興奮のるつぼに。BiS2ndは2チーム制での第1弾シングルである「Don't miss it!!」のあと、ラストに「アゲンストザペイン」で渾身のパフォーマンスを見せ、出番を終えた。
BiS2ndが去ったあと、BiS1stは、アヤ・エイトプリンス、ゴ・ジーラ、トリアエズ・ハナ、パン・ルナリーフィが少し間を置きながら順に登場した。「Zepp Tokyo! 研究員みんなの愛を、BiS1stにくれー!」とパンが叫び、4人はまず「Give me your love 全部」を投下。続く「nerve」でおなじみのエビ反りダンスなどを繰り出し、場内の一体感を高めていく。ゴ・ジーラとトリアエズ・ハナが抱き合う際に見せる笑顔など、メンバーが見せる表情にも観客の視線が注がれた。すっかり汗びっしょりになりつつも「BiSBiS」でさわやかな笑顔を見せたBiS1stは、「CHANGE the WORLD」でアヤがステージを右から左へと駆け抜けるなど、ステージをいっぱいに使った動きで楽しげな空間を演出。続く「gives」ではシリアスな表情で感情に訴えかけるように歌声を届けるなど、多彩な楽曲群を表現力豊かに披露していった。
ライブ後半にBiS1stは「SOCiALiSM」をアグレッシブに歌い踊り、観客を扇動。さらに「I can't say NO!!!!!!!」「WHOLE LOTTA LOVE」と激しい楽曲をタフなパフォーマンスで力強く届けていき、ゴ・ジーラがBiS1stのステージがラスト2曲であることを宣言した。4人は時折ミステリアスな表情を浮かべながら「Don't miss it!!」を歌い踊り、ラストに「アゲンストザペイン」をパフォーマンス。片足の靴を手に持ち、全身を使った躍動感のあるダンスを届ける場面もありつつ、エモーショナルに楽曲を歌い切った。トリアエズハナが「以上、BiSでした。ありがとうございました」と挨拶して、ツアーファイナルの全演目をやり終えた。
しばしの転換時間を経て、第2回「BiS.LEAGUE」の順位発表が行われた。その結果、第10位がトリアエズ・ハナ、第9位がムロパナコ、第8位がYUiNA EMPiRE、第7位がネル・ネール、第6位がミュークラブ、第5位がパン・ルナリーフィとなり、この6名が新たなBiS2ndのメンバーになることが確定。パンは最終中間発表で暫定1位だったこともあり、第5位にランクインしたことが発表された際にはフロアが大きくざわついた。
順位発表は続き、第4位がペリ・ウブ、第3位がキカ・フロント・フロンタール、第2位がアヤ・エイトプリンス、そして第1位がゴ・ジーラであることが明らかに。メンバーそれぞれコメントをする中で、第1回「BiS.LEAGUE」に続いて第1位の座を勝ち取ったゴ・ジーラは、「私はBiSのメンバーとして、BiSの音楽、存在の魅力を伝えていけるように、メンバーを1つにまとめられるように、精進いたします」と述べた。
順位が明らかになったところで終幕になるかと思いきや、ステージに立つ渡辺淳之介が突如、新たな告知を行うことに。ここでは「BiS.LEAGUE」の廃止、3月に10人体制での新シングル(タイトル未定)をリリースすることが明かされた。さらに話を続けた渡辺は、アヤ、ネル、YUiNA、ムロパナコ、ハナの5名に対して戦力外を通告。この5人の処遇は新シングルの発売後に決定すると付け加えた。しばらくの間、呆然と立ち尽くしていた10人だったが、ゴ・ジーラがマイクを手に取り、「突然のことで10人全員びっくりしているんですけど……。私たちがあきらめない限り、メンバー10人に希望はあります。BiS10人の未来をここから作っていきますので、どうぞ見ていてください。よろしくお願いします!」とファンに呼びかけた。
なおBiSは1月に早速、新シングルのリリースイベントを実施。1月5日に東京・タワーレコード新宿店、翌6日に東京・ラフォーレミュージアム原宿、12日に神奈川・タワーレコード横浜ビブレ店 niigo広場、14日に東京・タワーレコード渋谷店 屋上SKYGARDENで行われる。2019年のBiSがどうなるのか、続報にも注目しておこう。
「I Don't Know What Will Happen TOUR」2018年12月29日 Zepp Tokyo セットリスト
BiS2nd
01. Give me your love 全部
02. nerve
03. My Ixxx
04. primal.
05. BiSBiS
06. CHANGE the WORLD
07. gives
08. SOCiALiSM
09. I can't say NO!!!!!!!
10. WHOLE LOTTA LOVE
11. Don't miss it!!
12. アゲンストザペイン
BiS1st
01. Give me your love 全部
02. nerve
03. My Ixxx
04. primal.
05. BiSBiS
06. CHANGE the WORLD
07. gives
08. SOCiaLiSM
09. I can't say NO!!!!!!!
10. WHOLE LOTTA LOVE
11. Don't miss it!!
12. アゲンストザペイン
第2回「BiS.LEAGUE」結果発表
新生BiS1stメンバー
ゴ・ジーラ(第1位 / 8727票)
投票してくださった皆さま、ツアーファイナルにお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございます。1位以外はBiSじゃなくなる可能性があるかもしれないということで、私はここで1位をいただけて、BiSでいられると思うんです。でも私はBiSのメンバーとして、BiSの音楽、存在の魅力を伝えていけるように、メンバーを1つにまとめられるように、精進いたしますので、どうぞこれからもよろしくお願いします。もっともっとカッコよくて面白いグループにします。何卒、応援よろしくお願いします!
アヤ・エイトプリンス(第2位 / 8540票)
皆さんこんばんは。アヤ・エイトプリンスです。BiSと私に「BiS.LEAGUE」で投票してくださって本当にありがとうございます。これからBiSと私、どうなるかわからないんですけども、私もBiSも絶対に明るい未来を作って、皆さんに夢と希望と笑顔を届けることを約束します。そしてBiSは横浜アリーナで更新できず止まっているんですけども、その先の未来を必ず見せます。よろしくお願いします!
キカ・フロント・フロンタール(第3位 / 8350票)
8350票、私に投票してくださってありがとうございます。そして「BiS.LEAGUE」にたくさん投票してくださった皆さん、ありがとうございました。皆さんの投票がBiSへの応援だったと思わせてください。私たちはそれをパワーに変えて、これからもBiSを明るい未来につなげていきます。がんばります。ツアーファイナル、Zepp Tokyoに集まってくれた皆さん、ツアーにお越しいただいた全国の皆さんにお礼を言いたいです。2019年、BiSの年にします。よろしくお願いします!
ペリ・ウブ(第4位 / 8319票)
正直悔しいです。私は1位だけを目指していたので。でもそんなに悲しい顔をするようなことではないと思うんです。皆さんがBiSを応援して、票を入れてくれたことは誇りです。私にだけじゃなくて、こんなにたくさん入れてくれてうれしいです。ありがとうございます。そして私に入れてくれた人は、1位になってほしいという期待に応えられなくて申し訳ないです。私はずっと思っていることがあって、順位を付けられなくていいようなそんな10人になりたいと思っています。次のBiS1st、BiS2ndではそういうBiSを作っていきたいと思います。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします!
新生BiS2ndメンバー
パン・ルナリーフィ(第5位 / 7943票)
お越しくださってありがとうございます。正直とっても悔しいです。BiS1stのメンバーに2回選ばれ、活動してきたので、悔しいです。でも私はBiSでもっともっとこうやってたくさんの皆さんと、そしてもっともっと多くの方たちとまだまだ大きな道を歩んでいきたいと思っているので、私にもう1回BiSとして新しくて明るいBiSを作るチャンスをください。絶対に這い上がって、明るいBiSをBiS2ndで作っていきます。よろしくお願いします!
ミュークラブ(第6位 / 6044票)
投票してくれてありがとうございます。私はこんなに幸せでいいのかって毎日思っています。たぶん私は幸せになる人間ではなくて、みんなを幸せにする人間です。幸せにするのでこれからもよろしくお願いします。幸せの理由がBiSだったらとてもうれしいので、私はこれからもがんばります。よろしくお願いします。
ネル・ネール(第7位 / 4876票)
まずは「BiS.LEAGUE」に投票してくださった皆さん、今日来ていただいた皆さん、本当にありがとうございます。加入してから約半年、今日のツアーファイナルで今までのことを思い出しつつだったんですけど、もちろんつらいときとか苦しいときとかもあったんですけど、今日改めて考えてみたら、BiSの曲とかメンバーとか関わってくれている全部が大好きだと思いました。つまらない言葉なんですけど、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
YUiNA EMPiRE(第8位 / 4630票)
私に投票してくれた皆さん、「BiS.LEAGUE」に投票してくれた皆さん。いろいろな変化がある中でも研究員のみんなはしっかりとサポートしてくれて、本当にありがとうございます。私はこれからもBiSとして、私はみんなのおかげで自信を持てるようになりました。これからもBiSの10人といろんな景色を見たいです。これからも応援よろしくおねがいします。ありがとうございました!
ムロパナコ(第9位 / 4374票)
BiSの“そして でんせつが はじまった”担当、ムロパナコです。旧BiSから続くBiSを背負うということは、私にはちょっと難しいです。だけど、ギュッとすることならできるんです。私たちは今までのBiSを抱きしめながら、未来のBiSにつなげていきます! ありがとうございました。
トリアエズ・ハナ(第10位 / 3223票)
私は前回のBiS.LEAGUEで4位をいただいて、1stとして活動をしていました。たくさんの方の期待を背負って4位になったのにその期待に応えれなかったことが何よりも悔しいです。全力でやってきたつもりだったんですけど、それはきっと私の自己満足でしかなかったのかなと悔しく思っています。私はパフォーマンスで支えられる人間になりたいと思っています。これからも自分を高め、みんなに歌やダンスで気持ちを伝えられるようにがんばります。ありがとうございました!