LDH所属のアーティストや俳優、モデルなど総勢34名が出演する朗読劇「BOOK ACT」が、本日2月5日に開幕。メディア向けの公開ゲネプロおよび囲み取材が東京・日本青年館ホールで行われた。
「BOOK ACT」は鈴木おさむが脚本、演出を手がける朗読劇シリーズ。今回は「ヒーローよ 安らかに眠れ」「もう一度君と踊りたい」「芸人交換日記」の3演目が日替わりキャストで上演される。1月に上演された「芸人交換日記」では小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が結成10年の売れない芸人コンビ・イエローハーツの田中役を務めたが、今回は田中役は日替わりキャストとなり、小森は田中の相方の甲本役を演じる。また本編の前には、約10分間のショートストーリー「Short Book Act」が上演される。本日のゲネプロでは東京公演に出演する、砂田将宏(BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)とLDH Presents THE GIRLS AUDITIONでグランプリとなった平川結月が舞台に登った。
囲み取材には小森、初回公演で田中を演じる鈴木伸之(劇団EXILE)、久美・黄染役の石井杏奈(E-girls)が登壇。初日公演への意気込みを問われると、小森は「1月の『芸人交換日記』では田中役で、今回は甲本役。短い期間の間に2つの役をやらせていただけるということで気合いが入りますし、作品に対しての思いが強まっています。僕たちが初日を迎えて、ほかのメンバーにバトンをパスしていく形なので、いいスタートを切れるようにがんばりたいです」とコメント。相方役が前回はお笑い芸人、今回は劇団EXILEのメンバーであることについては、「前回は芸人さんとやらせていただいて、ドキュメンタリー作品を作っているような気分でした。今回劇団EXILEの皆さんとやらせていただく中では、『田中にはこういう表現の仕方もあったんだな』と気付かされましたね」と語った。
小森と鈴木伸之の起用理由について鈴木おさむは、「隼はGENERATIONSの中でも比較的ラジオとかを一緒にやっていて、芸人さんのノリをわかっている人だと思いまして。鈴木くんとは1回仕事をしてみたくて、トップバッターをお願いしました。前回は隼と芸人さんでやって半分ドキュメンタリーみたいな感じでしたけど、今回鈴木さんに入ってもらって、失礼ですけどめっちゃ芝居うまいなと思いました。まったく別物になりましたし、観ていて感動しましたね」と述べた。
小森と初共演となる鈴木伸之は、「出会ってからは10年以上経つので、そこはイエローハーツと近いのかなという話をさっきしていました。2人でいい漫才ができたらいいなと思っています」と笑顔を浮かべた。一方今回が朗読劇初挑戦となる石井は、「どうやったら声だけで伝えられるんだろうと思ってたんですけど、やっぱり難しいなと痛感しています」と心境を語る。1月に上演した「芸人交換日記」で朗読劇デビューを果たした小森は、「僕はGENERATIONSというグループを組んでいるので、GENERATIONSがもし解散したら、相手に何か言うなら、もし仲が悪くなってしまったら、という状況に置き換えたりして、一生懸命がんばっています」とコメントした。
取材中盤にはゲネプロ中に一時舞台を降りた鈴木伸之の話題へ。鈴木伸之が「舞台って普通は2時間ずっと出ているってことはほとんどなくて。今回は本当に出ずっぱりなので、ちょっとどうしてもお手洗いに行きたくなってしまって……(笑)」と明かし、小森が「新手のドッキリかと思ってちょっとカメラ探しましたもん(笑)」と返して笑いを誘った。
作品になぞらえて交換日記をしてみたい人を聞かれると、小森は「(GENERATIONSの)メンバーとはやってみたいですね。お互い会ってたら言えないことってあると思うんです。文章にすることで、普段言葉にできないことが相手に伝えられるんじゃないかな。ただたぶん僕の性格上2周目くらいで僕からやめちゃうだろうなと思うので提案はできないですけど(笑)」と語った。
最後に小森が「『芸人交換日記』ではフジファブリックの『若者のすべて』という楽曲が使用されていて、歌詞がストーリーとリンクしている部分もあるんです。そして今回はLDHのエンタテインメントということで、この曲を青柳翔(劇団EXILE)さんが歌ってくださってます。本人に『配信リリースしてください!』って言いたいくらい素敵なので、朗読劇と音楽の融合も楽しんでいただければなと思っています。初日がんばりたいと思います。よろしくお願いします!」とアピールして囲み取材を締めくくった。