2020年初夏に劇場公開される長編アニメーション映画「さよなら、ティラノ」のエンディング曲が、ハナレグミ&コトリンゴの「楽園をふたりで」になることが明らかになった。
この映画はシリーズ累計200万部を超える宮西達也の「ティラノサウルスシリーズ」の第13弾「ずっとずっといっしょだよ」が原作。三木眞一郎が暗闇を怖がるティラノサウルスのティラノ、石原夏織が飛べないけれど常に希望を抱いて生きるプテラノドンのプノン、悠木碧が親とはぐれてしまったトリケラトプスの子供・トプスの声を演じる。劇場版「名探偵コナン」シリーズを多く手掛ける静野孔文が監督、手塚プロダクションがアニメーション制作を担い、坂本龍一が「王立宇宙軍 オネアミスの翼」以来33年ぶりにアニメ音楽を手掛ける。
エンディング曲「楽園をふたりで」は作詞を坂本慎太郎、作曲をコトリンゴが担当。プロデュースはコトリンゴと坂本龍一が共同で手がけている。YouTubeでは「楽園をふたりで」や坂本の手がけた劇伴が使用された予告映像を公開中。なおサウンドトラックの配信は4月15日にスタートする。
ハナレグミ コメント
コトリンゴさん坂本慎太郎さんが作った素晴らしい楽曲を歌いこなすのは、僕にとっての大きな冒険でした。この作品に参加できたことをとても光栄に思います! ティラノを真っ直ぐ見つめるプノンの目あの目を僕はまっすぐ見つめ返すことができるかな? そんなことを思いながら映画を見ていました。
コトリンゴ コメント
映画を観た後に、この物語と共に恐竜たちの生きる景色がまた浮かぶと良いなと思いながらアレンジしていきました。坂本龍一さんのメインテーマを手掛かりに、何度もやり取りをさせていただく過程で、印象的だったのはモチーフを発展させていくことでした。坂本慎太郎さんが物語に溢れる想いを言葉に紡いでくださり、大きく力強い身体だけれど、繊細な心を持つティラノのイメージにぴったりのハナレグミさんの声が、素晴らしく表現してくださいました。
坂本慎太郎 コメント
脚本とコトリンゴさんのデモ音源から受けたイメージを、なるべく素直にシンプルな言葉で表現するよう努めました。作品のエンディング曲として自然に溶け込むことができれば嬉しいです。