クミコ&井上芳雄が6月24日に両A面シングル「小さな手 / きずな」をリリースする。
本作はシャンソン歌手・クミコと井上芳雄による11年ぶりのデュエットシングル。「小さな手」は作詞・作曲をつんく♂が担当した。つんく♂は6月に家族との体験をもとにした絵本の出版を予定しており、「小さな手」はその絵本の世界観を表した楽曲。この楽曲に関してつんく♂は「大人(親)の想像の中にいるより、そんな大人の常識から思いっきりはみ出して飛び出してくくらいの子どもであって欲しいなぁって思う、そんな曲でございます」とコメントしている。
一方の「きずな」は、2005年8月に亀渕友香&VOJAがリリースした楽曲のカバー。作詞を手がけた湯川れい子は今回のシングルリリースにあたって、「この思いもかけない地球規模の苦しい日々の中で、『小さな手』と、『きずな』を、今、涙を流しながら聞いています。これ以上に大切なものなんて、本当は何も無いんですよね!」と語っている。
なお「小さな手 / きずな」は、CD発売に先駆け井上の俳優としてのデビュー20周年記念日である6月6日に先行配信される。
クミコ コメント
明るく自由な気持ちがどこかに消えてしまいそうな今。
これまでいただいたご縁から、二曲をリリースできることになりました。
そのご縁というのは、湯川れい子さん、つんく♂さん、そして井上芳雄さんです。
湯川さんは、2015年に「うまれてきてくれて ありがとう」を作詞され、作曲者としてつんく♂さんをご紹介くださいました。
(殺伐とした時代だからこそ温かい子守唄を、という想いから誕生した歌です)
ここから始まったご縁で、今年、つんく♂さんが出される絵本から歌を作ろうというお話をいただきました。
子と親の繋がりを歌うのに、ちょうど親子ほどの年齢差の井上芳雄さんとのデュエットこそふさわしいと思いつきご連絡すると、小さいお子さんのパパにもなられた井上さんは、この申し出を快く引き受けてくださったのです。
こうして、三世代の繋がりの歌が出来上がりました。
これがビート感溢れる「小さな手」です。
そしてもう一曲「きずな」。
今年音楽業界60年を迎えられる湯川さんが、これまでずっと大切にしてこられた歌です。
過去から未来へと続く絆。人と人とが繋がり生き合う世界。
この歌は、これまで様々な方々が歌って来られましたが、その歌の繋がりの中に井上さんと私も加えていただくことになりました。
どちらの歌も、手を繋ぎ合う歌です。
人と人とが接触を禁止されている今だからこそ、歌の中で手を伸ばし合い、繋がり合いたい。
一人だけど一人じゃない。そんなメッセージをお届けできればと思っています。
井上芳雄 コメント
本当に大変な世の中になってしまいました。
先が見えず、前を向くのが難しい毎日。
それでも、子どもたちは毎朝、目をキラキラさせながら起きてきて、気づけばびっくりするほどの成長を見せてくれます。
今は会えない家族や友人たちとも、連絡を取り、近況を報告して励まし合いながら、その存在を変わらず近くに感じることができます。
今回素晴らしいご縁を頂いて、「小さな手」と「きずな」の二曲をレコーディングしました。
湯川さん、クミコさん、つんく♂さんという人生の先輩方とご一緒させてもらえたことは、僕の宝物です。
僕に何かできるとすれば、この曲たちを次の世代に繋げていく橋を架けること。
どんな時でも、いや、こんな時だからこそ歌が必要だと信じています。
どうか届きますように!
クミコ&井上芳雄「小さな手 / きずな」収録曲
01. 小さな手
[作詞・作曲:つんく♂ / 編曲:鈴木俊介]
02. きずな
[作詞:湯川れい子 / 作曲:宮川彬良 / 編曲:大貫祐一郎]
03. 小さな手(インストゥルメンタル)
04. きずな(インストゥルメンタル)