永瀬廉(King & Prince)の主演映画「弱虫ペダル」の公開御礼舞台挨拶が本日8月25日に東京・丸の内ピカデリー1で行われ、永瀬、伊藤健太郎、坂東龍汰が登壇した。
「弱虫ペダル」は「週刊少年チャンピオン」で連載中の渡辺航のマンガを原作としたスポーツ青春映画。永瀬演じる運動が苦手で友達がいないアニメ好きの高校生・小野田坂道が自転車競技部に入部し、自転車選手として才能を発揮していく姿が描かれる。
作中で同級生トリオを演じた永瀬、伊藤、坂東の3人は、夏らしい涼しげな浴衣姿で観客の前へ。この日の舞台挨拶に応募が殺到したことに「ものすごい数の応募をいただいたみたいで、本当に感謝です」と開口一番感謝を伝えた永瀬は「僕の周りからも『何回も観られる』と声をいただいて、本当にうれしいです。ありがとうございます」と喜びを口にした。
トークコーナーで「それぞれがカッコよかったと思うシーンは?」という質問が司会者から飛ぶと、永瀬は坂道が伊藤演じる今泉俊輔と2人で語り合うシーンを挙げ「今泉のドリンクの投げ方がマジでカッコいい。水の出し方とか、計算され尽くしてんなって思いました」と回答。これに伊藤は「わかってるねえー」と反応し、ペットボトルからきれいに水が飛び出すように、事前にキャップの緩みを調整していたことを明かした。また「もし高校生に戻れたらやってみたいことは?」という問いには、永瀬が「担任の先生と恋に落ちたかった」と発言して会場を沸かせる。「俺、マンガの見すぎ? 大丈夫?(笑)」と笑いつつ、彼は「好きだと伝えるんだけど、『20歳になったらね』とか言ってあしらわれたい……俺、マンガの見すぎ?」と妄想を全開にしていた。
挨拶の終盤には、「青春」をテーマに自作した川柳を3人が披露し、観客の拍手の大きさで“ベスト青春川柳”を決める対決コーナーも設けられた。季語を織り交ぜた坂東の「赤い山 汗がふき出る ケイデンス」、何度も書き直して詠み上げた伊藤の「青春を 弱虫ペダルで もう一度」とそれぞれが個性あふれる句を詠む中、観客の拍手をまったく得られなかったのは「プール後の 塩素の匂いと 夏の風」と詠んだ永瀬。「正直言っていい? 俺の青春は五七五じゃ収まんねえ!」と断言して伊藤と坂東から「かっけー!」と称賛を得るも、彼にはセンブリ茶の罰ゲームが与えられた。思い切り顔を歪ませながら初挑戦だというセンブリ茶を飲み干した永瀬は、客席を見渡しつつ「今、舌が痙攣してます。こうなる気がしてたんですよ……今日来た人、マジで全員顔覚えたからな! 覚えてろよ!(笑)」と自身のファンに宣告していた。
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