SuperMが本日9月25日にオンラインでグローバルインタビュー会を開催した。
今回のインタビュー会は、本日リリースとなるSuperMの1stアルバム「Super One」のリード曲「One (Monster & Infinity)」のミュージックビデオ公開に先立って行われたもの。グループ初のグローバルインタビューには日本、アメリカ、韓国、中国など世界各国のメディアが参加した。
配信がスタートし会見場に姿を見せたメンバーは、まず初めに一言ずつ挨拶。テミンが「初のフルアルバムが発売されます。期待していてください」と日本語で語ると、マークは英語、ルーカスは中国語で自身の思いを伝えてみせる。リーダーのベクヒョンは最後に「マスクを着けて手を洗って、健康に気を付けて」と、各国の記者への気遣いも見せた。
グループの近況について、テミンは「アメリカのテレビ番組に出演したり、『a-nation』や『ミュージックステーション』に出たりしました。リアリティ番組などの楽しいコンテンツも撮ったので、楽しみにしていて」と報告した。そして、本題である1stフルアルバム「Super One」に話題が及ぶと、ベクヒョンは「いろんなジャンルの楽曲が計15曲収録されているのですが、SuperMのカラーがやっと際立つ作品になったと思います。それがどんなカラーなのかは、アルバムを聴いて確認してほしいです」と報道陣に期待を抱かせる。カイは「僕らのアルバムには、作品を貫くメッセージがあります。それは、大変な時期をひとつになって乗り越えていこうというもの。僕たちのアルバムを聴いて、希望を持ってくれたら」と、熱い思いを語った。
本日13:00の公開に先立って、リード曲「One (Monster & Infinity)」のハイライト映像が披露された際には、7人も「僕らも初めて(ハイライトを)観ます!」と、楽しげに体を揺らしながら画面を覗き込んだ。この楽曲はアルバムに収録されている「Monster」「Infinity」の2曲を合わせた“ハイブリッドリミックス”ナンバーとなっており、「Monster」についてはルーカスが「怪物を連想させる強烈なエネルギーを感じられる曲。自分を怪物に例え、SuperMなりの方法で苦難を克服していくという曲です」、「Infinity」についてはテヨンが「『Monster』と比べると明るい、僕たちも大好きな曲です。僕とマークのラップでスピーディにスタートして、ベクヒョンとテミンの歌で無限に突き進んでいく。金管楽器によるオープニングが壮大で、SuperMに合っていると思います」と丁寧に説明。そしてテミンは「(SHINeeで)『Sherlock』をハイブリッドリミックスで発表したことがあるので、僕はその経験を基盤に準備をしました」と自身の経験が今回の楽曲に役立ったことを明かしつつ「(SuperMとして)新しいことに挑戦し、達成感を感じました。2曲それぞれがリード曲になっても十分な作品なのに、それを1つのリード曲にするなんて」と楽曲の持つパワーを記者に伝えた。
「One (Monster & Infinity)」のMVの鑑賞中は、テミンが映像の中で披露する印象的な鳥のポーズをテヨンがマネするなど、大盛り上がりだったSuperMのメンバー。パフォーマンスのポイントについては、ベクヒョンが「両手を上と下に動かす部分があるのですが、これは上に上がっていく、僕たちは上がり続けるという意味が込められています。僕らはパワフルでエネルギッシュなパフォーマンスが特徴ですが、それが『One』で光り輝くと思います」と解説し、これを聞いたほかのメンバーは両手をリズミカルに上下させながらベクヒョンの言葉に応えていた。また、カイは「パフォーマンスが強烈なので、MVを撮ったときにはパンツがかなり破れてしまいました。よく着替えた思い出があります」と撮影時のエピソードを告白した。
司会者との質疑応答を経て、世界各国の記者から集めた質問に答えるQ&Aのコーナーに展開すると、7人はよりリラックスしたフレンドリーなムードの中でたくさんの問いかけに応じた。「『K-POPのアベンジャーズ』というキャッチフレーズのほかに聞いてみたい、新たな肩書きは?」という問いが投げかけられると、ルーカスはベクヒョンに耳打ちしたのち、少し照れた様子を見せながら「『パワーレンジャー』と呼ばれてみたい。でも、なんと呼んでくださってもありがたいです」と語る。テンが「僕は『レジェンド』。皆さんが思い出すとき、レジェンドとして記憶されるグループになれたら」と続くと、マークは「今思ったんですけど、SuperMのMはモシッタ(韓国語でカッコいいの意味)のMなのでは? メンバーを見ると、本当にカッコいいと思うんです。SuperMは“スーパーカッコいい”だと思います(笑)」と提案し、メンバーの爆笑を誘った。
また「1年以上一緒に活動する中で見つけた、メンバーの新しい魅力は?」という質問には、マークが「カイさんが、面白い話をしながら真剣な顔をするのが面白いです。笑いのツボが合っていると思う」と回答。テヨンはテミンについて「メンバーの観察をよくしていて、少しでも役に立つことを言ってくれます。衣装を合わせてくれたり、面倒をよく見てくれてお母さんみたい」と明かし、これにテミンは「みんな忙しくて大変なので、少しでも手伝ってあげたいんです」と返す。そのテミンは「テンさんは限りなくいろんな才能があるし、なんだか猫みたい。愛嬌を振りまいてサッと帰ったり、自分だけの時間を作るのも好きですよね」とテンについて分析する。
ベクヒョンは「ルーカスは末っ子ですが、男らしさと義理があります。正しい判断が速くできるので、信じて任せられる。テヨンはすごく繊細なところがありますね。ピンク色が好きで、魚を育てるのも好きだったり、ディテールにこだわります。お兄さんたちが見守らないといけないメンバーだと思います」と2人についてコメント。するとマークは「ベクヒョンは1人ひとりのメンバーにたくさんの関心を持ってくれています。以前、お互いのことについてどれだけ理解しているか、メンバー同士で“中間試験”をしたことがあったんですが、ベクヒョンが1位でした」と、ベクヒョンの完璧なリーダーぶりを称賛した。
また、アメリカの記者から「コロナ禍の中でのプロモーション活動で得たポジティブな経験はあるか」という問いが投げかけられると、ベクヒョンはオンラインライブ「Beyond LIVE」について言及。「SuperMとして初めてトライしました。これまでは直接ファンの皆さんと会うときに大きなシナジーが生まれると思っていたけど、映像を通して会話したり、これまでは行くことのできなかった地域の皆さんに愛を分けられるのは大きな長所だと思いました」と語り「ただ、個人的には今の時期が過ぎて、またファンの皆さんと目を合わせてライブができたらいいなと思います」と率直な思いを伝えた。今後SuperMとして表現したいコンセプトについては、テミンが「僕らはダンスパフォーマンスが強みのグループだけど、歌声や表情でも感情を見せられるグループだと思うので、感情を見せるようなコンセプトを表現してみたいです」と回答。そして最後にベクヒョンは「『Super One』、ついにリリースされます。希望を込めて制作したアルバムなので、どうかたくさんの愛をお願いします。皆さん元気に過ごしてください」とメンバーを代表して思いを伝え、会見を締めくくった。
なお会見の中では、SuperMがマーベルとコラボしたマーチャンダイズがアメリカで販売されることも発表された。メンバーがアメコミのヒーローのように描かれたティザービジュアルも公開され、マークは「僕らがアメリカでデビューする際に(SM entertainmentの)イ・スマン先生が『K-POPのアベンジャーズ』と紹介してくださったのですが、今回こうしてマーベルとコラボができて本当に光栄です」とコメントした。