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「SMTOWN」初の福岡開催!EXOやNCTテヨンら“カリスマの帰還”から一夜限りの豪華コラボまでレポート

東方神起。「SMTOWN LIVE 2025-26 in FUKUOKA」より。
10分前2026年01月31日 19:06

SMエンタテインメント所属アーティストが集結するライブイベント「SMTOWN LIVE 2025-26 in FUKUOKA」が昨日1月27日に福岡・福岡PayPayドームにて開幕した。

「SMTOWN LIVE」が福岡で開催されるのは今回が初。そんな福岡での「SMTOWN」は、昨年夏に東京で開催された「SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO」の流れを汲みつつも、内容には多数の変更点があった。セットリストの一部は共通しているものの、多くのアーティストが東京公演とは異なる楽曲や新曲を披露。イベントの目玉であるグループの垣根を超えたコラボレーションステージも新たなカバー曲が加わり、サプライズ満載の構成でファンを喜ばせた。

本稿では、KANGTA、東方神起、SUPER JUNIOR、ヒョヨン(少女時代)、ミンホ(SHINee)、EXO、Red Velvet、NCT 127、NCT DREAM、WayV、aespa、RIIZE、NCT WISH、Hearts2Hearts、XngHan&Xoulらが競演した、4時間半を超える初日公演の模様をレポートする。なお各アーティストのライブ写真は、随時追加予定。

オープニング

17:00の開演とともに荘厳な音楽が流れ出すと、会場はペンライトの光で一面真っ赤に染まった。不穏でありながらもそれ以上の期待感に満ちた空気の中、突如として爆音が轟く。ステージに姿を現したのは東方神起。大勢のダンサーを従え「Rising Sun」を披露し、貫禄たっぷりのパフォーマンスでライブ本編の幕を開けた。

なお開演前には、SM ENTERTAINMENT JAPAN初のガールズグループとしてデビューしたばかりのGPPがオープニングアクトとして登場。「Bring it Back」を披露し、気迫に満ちた歌とダンスで名刺代わりの強烈なステージを届けた。またライブの終盤には、SMエンタテインメントの男子練習生チーム・SMTR25が登場。この日の公演には11人が参加し、SMの名曲をマッシュアップした「SM 30th Tribute Performance」を披露した。

コラボステージ

SMTOWN LIVEの醍醐味といえば、一夜限りの夢の共演。チャンミン(東方神起)、キュヒョン(SUPER JUNIOR)、ショウタロウ(RIIZE)の3人は「愛♡スクリ~ム!」を披露した。3人は全力で愛嬌を振りまき、“カワイイ”に全振りしたステージを展開。その徹底したアイドルっぷりには、ベテランの貫禄すら漂っていた。

続いてステージに背を向けた4人のシルエットが振り返ると、会場は悲鳴のような歓声に包まれた。正体はRed Velvetのアイリーンとスルギ、aespaのカリナとウィンター。先輩・f(x)の楽曲「Chu~♡」をカバーし、グループの垣根を超えたラップの掛け合いや一糸乱れぬダンスで観客を魅了した。

そしてこの日大きな衝撃が走ったのは、アニメ「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ(K-POP DEMON HUNTERS)」に登場するボーイズグループ・Saja Boysの大ヒット曲「Soda Pop」のカバーだった。NCT DREAMのジェミンとチソン、RIIZEのウォンビンとウンソク、NCT WISHのシオンという面々が集結し、まさかの選曲と豪華な顔ぶれに大歓声が湧き起こった。

NCTのジャニー、テヨン、マーク、ジェノ、ヘンドリー、ヤンヤンによるNCT U「Misfit」、NCTテヨン、ジェノ、ヘンドリー、ヤンヤンとaespaのジゼルによる「ZOO」もハイライトのひとつ。ひさびさの披露ともあり、イントロが鳴った瞬間に客席が揺れるほどの熱狂が生まれ、エネルギッシュなラップリレーで会場を圧倒する。それぞれのグループで経験を積み、研鑽を重ねて再集結した彼らのステージは、かつてよりもすごみが増幅していた。なおこれら2曲でパフォーマンスを牽引したのは、昨年末に兵役を終えたNCTのリーダー・テヨン。その圧倒的なカリスマ性で熱狂の先頭に立ち、ステージの強度を一段も二段も引き上げた。

Hearts2Hearts

オープニングではデニムのつなぎでカジュアルに、後半の「FOCUS」ではトムブラウンを基調としたトラッドな装いにと、正反対のスタイルで登場しビジュアルの振れ幅を見せつけたHearts2Hearts。ポニーテールにリボンを散りばめたジュウン、猫耳ヘアのステラなど、個性を生かしたスタイリングも目を引く。リーダー・ジウの「福岡!行きましょう!」という掛け声で「STYLE」を披露し、持ち前のキュートな魅力を発揮。MCでは、ジウがベテラン顔負けの流暢な日本語で挨拶し、ステラも「今年は日本活動もたくさん準備しています!」と宣言。日本初披露となる「Pretty Please」も届け、フレッシュな勢いを印象づけた。

NCT WISH

2024年の年始に東京・東京ドームで行われた「SMTOWN」でデビューしたNCT WISH。あれから2年が経過した今回のステージでは、持ち前の少年らしいあどけなさはそのままに、スキルと実力を着実に磨き上げ、レベルアップした姿を見せつけた。1曲目の「COLOR」では清涼なイメージを裏切る激しいダンスで圧倒し、終盤には火柱が上がる演出も。さらに、1月リリースの日本1stミニアルバム「WISHLIST」から収録曲「Hello Mellow」も披露された。MCでは7月の東京・京王アリーナTOKYOでのファンイベント開催も告知。日韓で超多忙な日々を送り、そのぶん驚異的なスピードで成長を続ける彼らの“今”を感じさせるステージを届けた。

RIIZE

ステージに現れた瞬間、その研ぎ澄まされた佇まいで観客の視線を釘付けにしたRIIZE。装飾を削ぎ落とした全身黒の衣装は彼らの驚異的なスタイルと洗練されたビジュアルを際立たせる。そんな彼らは、ウォンビンの感情を爆発させるような叫びから始まる「Fame」で力強さを見せたかと思えば、後半ブロックでは「Fly Up」を披露し、RIIZEの真骨頂とも言える“青春”のエネルギーに満ちたパフォーマンスでファンを魅了。楽曲ごとに異なる、多彩な表情で会場を盛り上げた。MCでは、「PayPayドームがオレンジ色に染まっていて感慨深いです」と語ったショウタロウが、「笑っていいとも」を彷彿とさせる手拍子で会場の一体感を高めるなど、メンバーたちはお茶目な一面も見せていた。

aespa

aespaは、その圧倒的なビジュアルとハイレベルな歌唱・ダンススキルで瞬く間に会場を掌握。前半には「Dirty Work」「Rich Man」という昨年リリースの大ヒット曲を立て続けに披露。どんなジャンルもモノにする実力を証明し、PayPayドームを大きく揺らした。さらにライブ後半には、昨年末の「NHK紅白歌合戦」でも披露された「Whiplash」を投下。「One look, give 'em whiplash」のフレーズに合わせジゼルが先頭で率いる“スーパージゼルタイム”では、「待ってました」と言わんばかりの大歓声が響き渡り、会場の物理的な揺らぎを感じさせるほどの熱狂を生んだ。

NCT DREAM

1月に日本ツアーを終えたばかりのNCT DREAMは、黒のレザー調ジャケットというスタイルで登場。「お姫様と王子様、僕は皆さんのうさぎちゃんと猫ちゃん、ジェミンです」「僕は可愛い猫ちゃん、ロロたんです」と個性あふれる挨拶で会場を和ませた彼らだが、ステージではその面持ちが一変。「CHILLER」や独特なサウンドの「Beat It Up」といった最新曲に加え、後半には2021年のリリース以来愛され続けている名曲「Hello Future」も披露し、会場をエモーショナルな空気で包み込む。なおNCT DREAMの前半パートの終了後には、ジェノとジェミンのユニット・JNJMのティザー映像が公開され、どよめきが起きた。

WayV

WayVは、持ち前の高貴なビジュアルが際立つ、グレーのストライプの3ピーススーツに身を包んで登場。激しいダンスの中でも品の良さが損なわれない、洗練されたパフォーマンスで観客の視線を釘付けにする。しかしそんなクールな見た目とは裏腹に、MCではシャオジュンが「あー! 本当に会いたかったです!」と天真爛漫に投げキッスをするなど愛嬌たっぷり。テンの合図でメンバーが一斉にポケットから細フレームのメガネを取り出し装着するサプライズもあり、ファン心を熟知した演出で沸かせた。またWayVのMC中、バックステージにてNCTのヘチャンが彼らを熱烈に応援していることをシャオジュンが報告する、微笑ましいひと幕もあった。

NCT 127

メインボーカルのドヨンら3名が兵役のため不在の5人体制ながら、それを微塵も感じさせない気迫で「2 Baddies」「Fact Check」「Walk」を披露したNCT 127。MCでは、復帰したテヨンが「よく待っていてくれて、よしよしですねー」とファンを慈しみ、ユウタも「心から自由に楽しんで」と呼びかけ会場を温める。「Fact Check」のパフォーマンスのラストにはテヨンが「Scream!!」と絶叫してシャウトを引き出し、そのまま会場が暗転し終了。会場は、一瞬の幻を見たかのような深い余韻とどよめきに包まれた。

なおグループのステージに先駆けて、テヨンとユウタのソロステージも展開された。ユウタはバンドを従えて「Off The Mask」を披露し、ヘビーなロックサウンドの中でシャウトするロックスターとしての矜持を見せつける。一方、昨年末に除隊したリーダー・テヨンは「SHALALA」で“王の帰還”を強く印象づけ、ラストにふと見せた柔らかな笑顔と「ただいま」のひと言で会場を沸かせた。

EXO

「SMTOWN LIVE 2025-26 in FUKUOKA」の目玉と言っても過言ではないのが、完全体として帰還したEXOのステージだろう。「I'm Home」で美しいハーモニーを響かせたあと、チャンヨルは「EXOが帰ってきましたー!!」とシャウト。D.O.はSMTOWNへの出演が実に7年ぶりであると明かし、兵役を終えた末っ子・セフンも元気に挨拶し、グループの再始動を強く印象づける。和やかなムードのMCの終了後は、メンバーそれぞれがトロッコに乗り込み、K-POP界を代表するウィンターソング「First Snow」を披露した。圧倒的な歌唱力でこの曲を歌い上げながら、メンバーはトロッコの上から愛おしそうに手を振り、ひさびさの再会をファンと一緒に慈しむような、温かなムードに包まれた。

SUPER JUNIOR

登場早々「Mr. Simple」「Sorry, Sorry」を惜しげなく連発し“ラスボス”の貫禄を見せつけたSUPER JUNIORだが、MCでは一転して彼らの独壇場となった。11年ぶりとなる福岡ドーム公演に触れつつ、開催を控える日本ツアーのチケットがソールドアウト続出であると報告。埼玉・ベルーナドーム公演については「土曜日は2%、日曜日は1%の席が残っています。が、どちらも見切れ席だそうです……」とリアルすぎる数字を挙げ観客を笑わせる。「今回見逃したら一生後悔しますよ。SM関係者には申し訳ないですが、SMTOWNよりもっと楽しい。シンドンの泣いている姿にも出会えます!」と言い放つと、スクリーンにはハンカチで嘘泣きをするシンドンの姿が大写しになる団体芸も。「SMTOWNは面白いけど、僕のコンサートの方が面白い」とイベントそのものをイジる余裕と卓越したユーモアセンスで爆笑をさらい、嵐のように会場を掌握した。

東方神起

本公演のトップバッターを飾り、K-POPの一時代を築き今なお第一線で君臨する大スターの矜持を見せつけた東方神起。ライブ終盤には、彼らの代名詞とも言える「呪文-MIROTIC-」で会場を盛り上げたのち、Red Velvetのヒット曲「Psycho」を彼らならではの解釈で再構築したステージを展開し観客の心を鷲掴みに。MCでは、自身3度目となる日産スタジアム公演の開催というビッグニュースを告知。ユンホが「よければ、機会があれば来てほしいです」と客席の各ブロックへ誠実に呼びかける一方、チャンミンはSUPER JUNIORの「SMTOWNより僕らの単独が面白い」という発言に対抗し、「東方神起のライブの方が楽しいかもしれないです」と負けじと予告して会場を沸かせた。

ソロ&ユニット(KANGTA、ヒョヨン、ミンホ、XngHan&Xoul)

KANGTA

1996年にSMエンタテインメントが最初に世に送り出した伝説のグループ・H.O.T.のオリジナルメンバー・KANGTAは、この日「Eyes On You」をパフォーマンス。「おひさしぶりです。元気ですか? 私も元気です。私も元気でよかった……」と自虐交じりの挨拶で会場の笑いを誘いつつ、「『SMTOWN』30周年の最も大きな主人公は皆さんです」と客席に向けて手を広げ、「SMは素敵な音楽、ステージを作るためにこれからも努力し続けます」と、レジェンドとしての威厳と音楽への誠実な姿勢を示した。

ヒョヨン(少女時代)

ヒョヨンは「Eyes On You」と「Reto Romance」の2曲を披露。「Eyes On You」のステージにはHearts2Heartsのメインダンサー・ジュウンが登場し、“レジェンド”少女時代と“期待のルーキー”Hearts2Hearts、世代を超えた新旧メインダンサーの競演は、SMエンタテインメントが紡いできた歴史の深さを象徴する瞬間だった。客席には少女時代の公式ペンライトを振るファンの姿もあり、MCでは「こうやって皆さんが集まってくださるので、『SMTOWN』のステージをずっと続けていけると思っています」と感謝を伝えた。

ミンホ(SHINee)

昨年の「SMTOWN」では、国際スポーツ大会へ出場してから東京ドーム公演に駆けつける、という底なしのパッションでも注目を浴びたミンホ。SHINeeからは唯一の参加となった彼は、今回は「TEMPO」「CALL BACK」を披露し、デビュー当初から変わらない、情熱があふれ出るパフォーマンスを見せつけた。MCでは流暢な日本語で「最後に福岡に来たのは、2017年の『SHINee WORLD 2017~FIVE~』が最後です。皆さん、会いたかったです!」と感慨深げにコメント。明るくはつらつとした語り口にはベテランらしい安心感があり、不在のメンバーたちの思いまで背負って立つような頼もしさを感じさせた。

XngHan&Xoul

2025年にソロ活動を開始したスンハンと、クリエイティブクルー・Xoulによるユニット、XngHan&Xoul(スンハン&ソウル)。「Heavenly Blue」「Waste No Time」を披露したステージでは、スンハンの軽やかでキレのあるダンスと切なさが滲むハイトーンボイスに、Xoulのグルーヴィな動きが心地よく溶け合う。昨年は日本でもショーケースを行ったスンハンは「ひさしぶりの日本のファンの前でかなり緊張しています」とはにかみつつも、今年は精力的に日本活動を行っていくことを宣言し、ファンを喜ばせた。

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