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秦基博の思いが実現した「コペルニクス」配信ライブでファンに向け「必ずみんなに会いたい」

秦基博(撮影:笹原清明)
4年以上前2020年11月20日 3:05

秦基博の無観客配信ライブ「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020 -コペルニクス-」が昨日11月19日に行われた。

秦は昨年12月発売の最新アルバム「コペルニクス」を携えて今年3月より全国ツアー「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020 -コペルニクス-」を開催予定だったものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けてツアーの全公演を中止に。ツアー自体は取り止めとなったが、「コペルニクス」の世界観をファンに届けたいという秦の思いが配信ライブ開催につながり、昨日の公演で彼は鈴木正人(B / LITTLE CREATURES)、朝倉真司(Dr)、シンリズム(G)、室屋光一郎(Violin)率いるストリングスカルテット、「コペルニクス」の共同サウンドプロデューサーであるトオミヨウ(Key)と共に、約2時間にわたってパフォーマンスを展開した。

「コペルニクス」収録のインストナンバー「天動説」と共にステージに登場した秦。地球のモチーフが映し出された映像をバックに、壮大な世界観の「9inch Space Ship」でライブの幕を明けた。秦のカウントダウンをきっかけにスタートしたのは、ライブ定番曲「グッバイ・アイザック」。チャットルームには、ポップなサウンドに合わせて拍手の絵文字が次々と投稿された。演奏を終えると秦は「ひさびさのバンドでのライブですので、たっぷり秦基博の音楽に浸っていただきたいと思います!」と視聴者に向けて挨拶。美しいハミングと切ない歌詞が印象的な「漂流」、解放感に満ちた「仰げば青空」と心地よいバラードソングを畳みかけた。

秦は「秦基博のライブ、歌い手がステージの真ん中から動かないということで有名ですけど」と自虐し、“小部屋”と呼ぶ舞台下手のスペースに移動。バンドメンバーのトオミと朝倉と共に着席しながら「Joan」を演奏し、「メトロ・フィルム」「在る」ではアコースティックギターを爪弾きながら柔らかな歌声を聴かせた。

ジャンベやシンセベースが鳴り響く中、秦は幻想的な満月の映像を背に「Lost」を披露。アダルトな雰囲気漂う「Raspberry Lover」を、ストリングスも交えたこの日限りのアレンジでパフォーマンスした。ライブ後半で披露されたのは、躍動感のあるベースラインで始まるダンスチューン「アース・コレクション」。曲中には地球がデザインされたお立ち台が舞台上手に登場し、その上に乗った秦がご機嫌にハーモニカを吹き鳴らした。そして流麗なメロディの「スミレ」「キミ、メグル、ボク」で視聴者に高揚感を与えた彼は、代表曲「ひまわりの約束」を情感たっぷりに歌唱し、「コペルニクス」のラストを飾る「Rainsongs」で本編に幕を下ろした。

インスト曲「地動説」をきっかけにアンコールが始まると、画面上には無数の光の粒が現れた。その粒が画面から消えると、ステージ上のスクリーンに空を飛ぶ鳥の映像が流れ始め、「LOVE LETTER」へ。弾むようなサウンドが印象的な春ソング「スプリングハズカム」を届けた秦は「いつの日か、本当に必ず……みんなに会えたらなと思います」と視聴者にメッセージを送り、ファンの背中を押すように最後の曲「花」を歌い上げた。ライブを終えた秦は、誰もいない観客席に向かって深々とお辞儀をし、ステージをあとにした。なお、このライブの模様は11月23日までアーカイブ公開されている。

秦基博「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020 -コペルニクス-」2020年11月19日 セットリスト

01. 9inch Space Ship
02. グッバイ・アイザック
03. トラノコ
04. 漂流
05. 仰げば青空
06. Joan
07. メトロ・フィルム
08. 在る
09. Lost
10. Raspberry Lover
11. 鱗(うろこ)
12. アース・コレクション
13. スミレ
14. キミ、メグル、ボク
15. ひまわりの約束
16. Rainsongs
<アンコール>
17. Over ture~地動説
18. LOVE LETTER
19. スプリングハズカム
20. 花

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