ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)とRin音が歌唱する楽曲「Character」が、6月11日に全国で公開される映画「キャラクター」の主題歌に決定した。
「キャラクター」は、浦沢直樹のマンガ「20世紀少年」「MASTERキートン」のストーリー共同制作者である長崎尚志が原案および脚本を務める実写映画。スケッチに向かった先で一家殺人現場に遭遇し犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾を菅田将暉が演じ、山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角を、本作が俳優デビュー作となるFukase(SEKAI NO OWARI)が演じる。
「Character」はACAねとRin音が作詞、この2人とYaffleが作曲を手がけた楽曲。優しさと攻撃性を併せ持ったRin音のラップと、危うくも透き通ったACAねの声が印象的に交わっている。併せてYaffleが本作の劇伴を担当することも発表された。
「Character」について、ACAねは「初めての合わせ技で参加させてもらった曲映画館で聴けるの楽しみです」と語り、Rin音は「普段よりも奇妙で力強いサウンドにリリックを書いて自分の性格の中の攻撃的な面を全面に出した曲になったと思います」とコメント。Yaffleはこの曲の制作について「ACAねさんRin音さん両人とも自分にはない語彙のアイデアが沢山あってとても刺激的な時間でした」と振り返っている。
また本作の予告編がYouTubeで公開された。映像では山城と両角の出会いのシーンなどを観ることができる。
ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)コメント
予告編「キャラクター」声のご縁でお声がけ頂き感謝です。作る前に作品を拝見し、ぎゃー裏で其々の立場に共感脳でした。逸らしてたぽか生活への脱却も、そろそろ落とし前をつけなきゃ…。隠した上等な感覚も何かしら通わせたくなりました。補い合える存在を見つけたことそれは加速。初めての合わせ技で参加させてもらった曲映画館で聴けるの楽しみです。
Rin音 コメント
初めて主題歌に参加させていただいて、作品から刺激をもらって作品を作る感じがすごく新鮮でした!
普段よりも奇妙で力強いサウンドにリリックを書いて自分の性格の中の攻撃的な面を全面に出した曲になったと思います!
僕自身、楽曲とMCバトルで活動するように誰もがどこかに二面性を秘めていると思います。
是非とも劇場で映画を見ていろんな刺激を受けた上でこの曲を聴いて自分探ししてみてください!
Yaffle コメント
「キャラクター」の世界に存在する意味のあるものが作りたかった。劇中音楽と主題歌を同時に制作できる機会も中々ないのでとても興奮しました。ACAねさんRin音さん両人とも自分にはない語彙のアイデアが沢山あってとても刺激的な時間でした。それぞれの確立した個性の絡まりが映画の渇いた空気を描いています。
菅田将暉 コメント
主題歌の概念を覆されるような音楽に「キャラクター」という異質な作品の奥行きが更に深くなったように思います。
作品全体の音楽をYaffleさんが手がけ、複数のアーティストの色を重ねて作られた楽曲。この映画ならではです。
是非、エンドロールまでお楽しみください。
村瀬健プロデューサー コメント
この映画のサウンドトラックは、藤井風やSIRUPなどをプロデュースし、今一番おしゃれでかっこいい音楽を作っているYaffleこと、小島裕規さんが作って下さっています。その中でも、メインテーマが圧倒的にかっこよく、この曲に男声ラップと女声メロディーを乗せたら最高じゃないか? と考えたのがきっかけです。Rin音さんはメロウで優しいイメージがありますが、もともとはフリースタイルで攻撃的なラップをしていた方。殺人鬼・両角は「優しい殺戮者」というイメージがあったので、彼だったら、その両面を表現してくれるんじゃないかと思いました。実は、ACAねさんに映画の特報でタイトルのナレーションをお願いしていました。そのときは、主題歌のことは考えていません。この映画のもつ空気感、怖さと切なさを表現できる声を探していたときに、不意にACAねさんの声を思い出しました。駄目元でオファーしたら、やって下さるとの返事を頂けて。そして、完璧にこの映画の世界を声だけで表現して下さいました。そのことがあって、女声ボーカルにはACAねさんの声しか考えられませんでした。ACAねさんは、ずっと真夜中でいいのに。ですべての曲の作詞作曲をしており、その曲作りのクオリティーの高さは証明済み。この主題歌制作においても、メロディーと歌詞はACAねさんに作ってもらうお願いをしました。お二方とも、映画本編を見て、見事に寄り添いつつ、それを遥かに超える世界をつむぎだして下さいました。「菅田将暉×Fukase(SEKAI NO OWARI)」に負けない、「ACAね×Rin音」という夢の組み合わせにYaffleさんを加えた奇跡のコラボ。今、ヒットチャートを席捲しているメンツが一堂に会しているこのプロジェクト、半端ない破壊力だと思います。そして、半端ないクオリティーのヤバい曲が日本ミュージックシーンに生まれてしまいましたので、皆さん、絶対に聴き逃さないようにした方がいいです。マジで。