フル3DCGアニメ映画「白蛇:縁起」日本語吹替版の完成披露試写会が本日7月2日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、ダブル主演を務める三森すずこ、佐久間大介(Snow Man)が登壇した。
中国のアニメ制作会社・追光動画とワーナー・ブラザースがタッグを組んだ本作では、中国の四大民間説話・白蛇伝の前世の話として、人と妖怪の境遇を乗り越える真実の愛が描かれる。三森は見た目は美少女だが白蛇の妖怪・白(ハク)、佐久間は捕蛇村の少年・宣(セン)の声優を務めている。
佐久間は「今日のために今さっき、ピンクから黒髪にしてきました」と気合いたっぷり。「中国語の原音を聞きながら声を当てたのは初めて。台本、映像、タイムを見て、音声を聴いて……って、声優さんってすごいなと思いました。いい経験をさせてもらいました」とアフレコを振り返る。三森が「私も中国アニメの吹替は初めてで、国によって言葉の抑揚やリアクションをしたときの表情が違うなと思います。“異国”を感じながら楽しく演じました」とにこやかに話すと、佐久間も「中国映画はテンションが落ち着いているのかな。『ワーオ!』みたいなのはないですよね」と分析。三森も「どちらかと言うと、日本人のリアクションと近い感じで、スッと入れました」と同意した。
この映画にはSnow Manの新曲「縁 -YUAN-(ゆえん)」が使われている。佐久間は「『白蛇』の世界を表した曲です。儚くて、熱いものを感じる楽曲になってると思うので、ぜひ聴いてもらいたいなと思います」と主題歌をアピール。Snow Manのメンバーたちとも本編を鑑賞したとのことで、「みんな『めちゃめちゃ面白い!』と喜んでくれた。お世辞じゃなくて心からの言葉だと伝わったのでうれしかったです。『三森さんやっぱうめえー!』と言っていました(笑)」と盛り上がりぶりを伝える。三森が恐縮しながらも「メンバー同士でお互いの作品を見るのって照れたりもするでしょうけど、素敵なグループですね」と目を輝かせると、佐久間は「そうなんですよ。場所とかも深澤(辰哉)が用意してくれて。すごいうれしかったなあ」と顔をほころばせた。
作中には佐久間の歌唱シーンも用意されており、三森から「佐久間さんの歌にも注目だと思います」と話を振られた彼は「アイドルなので今まではファンに届くように歌っていましたが、監督に『白にだけ聴かせてあげるように歌ってほしい』と言われて。初めてだったので緊張しました」と語った。
最後に佐久間は「この作品に声優として出演できたことがとてもうれしいです。初めて声優として主演をやらせてもらって、やっぱり拙い部分もいっぱいあったと思うんですけど、素敵なキャストの皆さん、監督、関係各所のスタッフの皆さんの支えがあって、ようやく公開されます。本当に感謝をしています」と述べ、「観に来てくださるお客様には、この映画を観て、楽しかったなとか、ここよかったなとか、幸せな気持ちになってもらえたらなと。タイトルに『縁起』が入ってるということで、縁起がいい映画になれたらなと思ってるので、ぜひ劇場まで足を運んで観てください」と挨拶。三森も「本家の白蛇伝の前世の話ということで。今会ってる皆さんとも前世で会っていたのかなと思わされるような、素敵な作品でした。ぜひたくさんの方に観ていただけたらうれしいです」と呼びかけ、完成披露試写会を締めくくった。
「白蛇:縁起」は7月30日より全国ロードショー。