A.B.C-Zの橋本良亮が主演を務めるミュージカル「スワンキング」が、6月から全国4都市で上演される。
「スワンキング」はバイエルン王国の国王・ルートヴィヒ二世と、作曲家・リヒャルト・ワーグナーという“狂王”と“天才”の愛憎関係を描いた作品。ミュージカル初主演となる橋本がルートヴィヒ二世、別所哲也がワーグナーを演じる。そのほかキャストとして今江大地(関西ジャニーズJr.)、梅田彩佳、渡辺大輔、牧田哲也、夢咲ねねが参加することも発表された。また脚本、詞、演出は劇作家のG2、音楽は荻野清子が担当する。
「スワンキング」は6月に東京・東京国際フォーラム ホールCで開幕し、その後大阪、愛知、福岡でも上演される予定で、東京以外の会場や詳細は追ってアナウンスされる。
橋本良亮(A.B.C-Z)コメント
俳優としてミュージカルは好きなお仕事ですし、舞台が決まった事が素直に嬉しく今からわくわくしています。かつて「『ルードウィヒ・B』~ベートーヴェン 歓喜のうた~」で、人物は違いますが、同じ役名の役を演じたことがあり、その時は初主演舞台、そして今回はミュージカル初主演と、“ルートヴィヒ”という役名には強い縁を感じています。今回はミュージカルということで、台詞より歌が多いことが、歌が本当に大好きなのでとても楽しみですし、気合を入れて挑みたいと思います。
僕のルートヴィヒ、ミュージカルでの僕、僕らのステージ。
皆さんが観てきたミュージカルを超えてみせます!ぜひ楽しみにして下さい。
別所哲也 コメント
祖母がピアノの先生で幼いころから多くのクラシック音楽に触れてきたことが、俳優としてもミュージカルの音楽的な原点です。そのクラシック音楽の世界の中でもドイツオペラの巨匠の人生を演じられるチャンスに俳優としても、音楽のファンとしても喜びを感じました。音楽、芸術、とりわけ自分の信じた世界観とそのオペラ創作に対して理想を追い続け、全てをかけるワーグナーの姿は、恋愛も生き様も、まさに、激動の時代の激情のせめぎあい!ルートヴィヒ2世との絆や、コージマへの愛。そして、人間臭い駆け引き。早く音楽の調べと共にどんな立体的な作品になるのか。そして、史実から見える景色、其々の登場人物の存在感、何よりも、ミュージカルとしての音楽。この作品自体が、創作されるプロセスで、俳優としてどんな旅が出来るのか?今からとても楽しみです。
また、「マイ・フェア・レディ」でご一緒した演出家のG2さんが、この作品から何を産みだそうとしていらっしゃるのか?その想いを、自らに重ね、具現化出来たらと思っています。
人間は理想と完璧を追い求める存在。そんな夢想家夢追い人の魂の叫びのようなものを、分かち合えたら最高です。劇場で新たなるミュージカルの誕生の瞬間を目撃に来てください。
G2 コメント
「ワーグナーの妻」という本を読んで「なんて面白いエピソードの連続だろう!」と感動し、ぜひこの実話をミュージカルにしたい。何年かかっても実現したいと考えておりましたら、企画会議であっさりゴーサイン。もう嬉しくてたまりません。橋本くんは去年ご一緒し、とてもセンスと勘がよく、最終的にはゴールを決める男と感じました。別所さんはとても知的な俳優さんで、常に深いところを目指してらっしゃる。この二人なら、世紀を揺るがす大スキャンダルにまみれながら、お互いの夢を叶えようと熱狂的に奔走し、ぶつかり合い、傷つけあい、そして最後には……。という一筋縄ではいかない物語に嬉々として取り組み、それこそ熱狂的な芝居を作り上げてくれるでしょう。これからはミュージカルも輸入品に頼るのではなく、自国で製作し輸出する時代にしなければ。その先駆けとなれるよう初日まで全力で精進します!