矢野顕子のツアー「矢野顕子 さとがえるコンサート2021 ~音楽はおくりもの~」のファイナル公演が昨日12月19日に東京・東京国際フォーラム ホールCにて開催された。
「さとがえるコンサート」は矢野の年末恒例コンサート。今年は12月7日に神奈川・横浜関内ホールでスタートし、全国6都市で7公演が行われた。バンドメンバーは今年8月に発表された矢野のオリジナルアルバム「音楽はおくりもの」の制作に参加した小原礼(B)、佐橋佳幸(G)、林立夫(Dr)。コンサートではアルバム収録曲「愛を告げる小鳥」「わたしがうまれる」や、「春咲小紅」「ひとつだけ」といった矢野の代表曲、「Summer Breeze」「サマー・ガール」のメドレー、 山下達郎「Paper Doll」のカバーなどが披露された。
ファイナル公演のアンコールにはMISIAがサプライズ出演。MISIAはアルバム「音楽はおくりもの」表題曲にコーラスとして参加し話題を読んだが、2人のライブ共演はこれが初となった。このコラボは、矢野が自身のTwitterで新曲について「いっそMISIAに歌ってもらえないだろうか」とツイートしたことがきっかけで実現したという。矢野はアルバム制作時を振り返り「(そのつぶやきが)素晴らしい形で実となり、今日は生で聴いていただけることになりました」と感慨深く語った。そして盤石のバンド演奏と2人のボーカルで届けられた「音楽はおくりもの」に全観客が引き込まれ、会場が幸福感に包まれたままツアーは大団円を迎えた。
矢野顕子「さとがえるコンサート2021 ~音楽はおくりもの~」2021年12月19日 東京国際フォーラム ホールC セットリスト
01. 愛を告げる小鳥
02. Soft Landing
03. わたしがうまれる
04. なにそれ(NANISORE?)
05. わたしのバス(Version 2)
06. メドレー(Summer Breeze / サマー・ガール)
07. Paper Doll
08. 中央線
09. 相合傘
10. ラーメンたべたい
11. 春咲小紅
12. 遠い星、光の旅。
13. 魚肉ソーセージと人
14. Nothing in Tow
15. 少し間
16. 津軽海峡・冬景色
17. ひとつだけ
<アンコール>
18. 音楽はおくりもの
19. ごはんができたよ