マイベストトラック2021 Vol.6 男性グループ編

2022年の幕開けに合わせて音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに「2021年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。今回は「男性グループ編」として、高田彪我（さくらしめじ）、寺坂頼我（祭nine.）、冬馬（OCTPATH）、登坂広臣（三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE）、長野凌大（原因は自分にある。）、和田颯（Da-iCE）が選んだ2021年の3曲を紹介する。

構成 / 三橋あずみ

高田彪我（さくらしめじ）

スペシャルウィーク（CV.和氣あず未）、サイレンススズカ（CV.高野麻里佳）、トウカイテイオー（CV.Machico）、ウオッカ（CV.大橋彩香）、ダイワスカーレット（CV.木村千咲）、ゴールドシップ（CV.上田瞳）、メジロマックイーン（CV.大西沙織）「ユメヲカケル！」

湊あくあ「海想列車」

中野家の五つ子（花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり）「五等分のカタチ」

・スペシャルウィーク（CV.和氣あず未）、サイレンススズカ（CV.高野麻里佳）、トウカイテイオー（CV.Machico）、ウオッカ（CV.大橋彩香）、ダイワスカーレット（CV.木村千咲）、ゴールドシップ（CV.上田瞳）、メジロマックイーン（CV.大西沙織）「ユメヲカケル！」

まず1曲目は、テレビアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」のオープニング曲である「ユメヲカケル！」です！ こちらのアニメはキャラクターたちが不安や挫折を繰り返しながらも、自分の信じた夢に向かって突き進んでいくというストーリーになっているのですが、それがもうめちゃくちゃ感動しまして……この曲を聴くと、キャラクターたちが夢に向かって駆けている姿が思い出されて背中を押されます！ ウマ娘のアニメを観たことがない方は是非一度観てみてください！ 全話通して勇気をもらえます！

・湊あくあ「海想列車」

2曲目は、自粛期間からハマりはじめた「ホロライブ」というVTuberのグループに所属している、湊あくあのオリジナルソングです！ ホロライブにハマってからメンバーの曲を聴くようになったのですが、ランダム再生でこの曲が流れてきたんです。「この曲、聴き馴染みがあっていいなぁ」と思って誰が作詞作曲したのかを調べたら、ぼくが中学生時代からずっと聴いていたボカロPの40mPさんという方が作っていることを知りました。そこで改めて40mPさんの偉大さを知りました。電車に乗っているときに聴くとより曲に没頭できるので、各駅停車に乗ってゆっくり聴いています。

・中野家の五つ子（花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり）「五等分のカタチ」

3曲目は、やはりこの曲しかないなと！ テレビアニメ「五等分の花嫁∬」のオープニング曲「五等分のカタチ」です！ こんなに1つのアニメにハマることは今までないくらいにどハマりしました。アニメ2期が放送される前からうずうずしていて、一度コロナの影響で放送が延期されてしまったのですが、ようやく2021年の春に放送されたんです！ もちろんリアルタイムで観て、最終回はとあるライブの前日だったのですがバッチリ視聴しました！ アニメ1期のオープニングと聴き比べると、キャラクターたちの細かい心情の変化が歌詞に表れているのでぜひ聴いてみてください！

プロフィール

高田彪我（タカダヒョウガ）

2001年10月23日生まれ、東京都出身。フォークデュオ・さくらしめじのメンバー。オーディオ、ボカロ曲、アニメ鑑賞、スニーカー集めと多彩な趣味を持つ。俳優としても活動しており、2021年にはNHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演した。さくらしめじは1月24日に新曲「Iroto-Ridori」を配信リリース。

さくらしめじ公式サイト
高田彪我 (@hyoga_takada_official) | Instagram
※高田彪我の高ははしごだかが正式表記。

寺坂頼我（祭nine.）

佐久間貴生「Trigger」

祭nine.「ROOTS」

TETORA「覚悟のありか」

・佐久間貴生「Trigger」

僕が主演を務める「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」の主題歌で、今年一番聴いていた歌です。
撮影中に毎朝聴いて、やるぞ！って更に背中を叩いてから臨んでました。
ウルトラマントリガーや僕演じるマナカケンゴにリンクする歌詞もあって、熱くてかっこよくて凄くテンションも上がるんです。守りたいものをもっと守れそうなんです。強くなれる曲です。

・祭nine. 「ROOTS」

新体制になって出したシングルのリード曲で、ウルトラマンとして個人で活動する中でも、仲間にもこの歌にも支えられてきました。
それぞれのルーツを辿っていくと脈々と繋がれてきた家系があって、祖先がいて、物事には色んな人が関わってて、孤独を感じるかもしれないご時世だけど、「キミは独りじゃないんだ」ってメッセージが込められている、壮大で温もりのある曲になってます。

・TETORA「覚悟のありか」

誰かのために動きたい。その信念で生きる僕にとって、まさにその覚悟を決めてくれる歌で、日々勇気をもらってました。

プロフィール

寺坂頼我（テラサカライガ）

1999年12月26日生まれ、岐阜県出身。ボーイズグループ・祭nine.のリーダーで、特技はアクロバット。エビが大好きで、エビの種類を大量に暗記している。特撮ドラマ「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」の主人公・マナカ ケンゴ役に抜擢された。

「祭nine.」オフィシャルサイト
寺坂頼我【祭nine.】 (@M9_raiga) | Twitter

冬馬（OCTPATH）

アリアナ・グランデ「my hair」

アデル「Easy On Me」

米津玄師「死神」

・アリアナ・グランデ「my hair」

アリアナ・グランデは以前から好きなアーティストです。この曲はアルバム「Positions」に収録されている曲で、メインの曲ではないのですが、YouTubeのお薦めにライブパフォーマンスが出ていて、そこで初めて知りました。アリアナの歌うメロディラインと楽器の奏でる音のハーモニーがとにかく素晴らしいです。後半にアリアナのホイッスルボイスがあるのですが、それもバックの音楽と調和して、素敵なハーモニーを奏でています。聴くとリラックスできるChillな曲。聴くたびにドラムのビートに乗って、つい歌ってしまいます。

・アデル「Easy On Me」

アデルの5年振りとなるニューシングルで、リリース前からすごく楽しみにしていました。ピアノの音で始まる曲はシンプルだけど、心に響く曲。郷愁や後悔、前進をテーマにした曲で、この曲を聴くと故郷のバリ島のことを思い出します。「頑張ろう！ 前に進んで行こう！」という気持ちにさせてくれる、とても素敵な曲です。何回聴いても感動する、大好きな曲です。

・米津玄師「死神」

米津玄師さんの曲は、独特のリズムの取り方や、歌い方、メッセージ性を感じる歌詞など、とにかく好きです。言葉の表現の仕方が不思議な感じで面白く、一体どういうメッセージが込められているんだろうって思いながら聴いています。不思議な世界観のMVも好きですね。米津玄師さんが作る曲はとてもユニークで、毎回楽しみにしているんです。

以上僕が愛聴した3曲でした！
僕は基本的にジャンルを問わず色々な言語の曲を聴いています！
2022年はどんな曲を愛聴するんだろう！

プロフィール

冬馬（トウマ）

オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の元練習生による新グループ・OCTPATHのメンバー。1998年2月21日生まれ、インドネシアのバリ島出身。作詞作曲や楽器演奏（ギター、ドラム、ピアノ）を特技としている。OCTPATHは2月9日に1stシングル「IT'S A BOP」をリリースする。

OCTPATH
OCTPATH (@OCTPATHofficial) | Twitter

登坂広臣（三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE）

ジャスティン・ビーバー「Peaches ft. Daniel Caesar, Giveon」

BTS「Butter」

山下達郎「FOREVER MINE」

・ジャスティン・ビーバー「Peaches ft. Daniel Caesar, Giveon」

家では常に音楽を聴いていて、ヒットチャートを流したりしているんですけど、この曲はとにかくよく聴いたなという印象でした。
楽曲のサウンド感やリズム感が良いのはもちろん、ヒップホップ要素、R&B要素がありつつレトロ感もある。そういうサウンドメイク自体はこれまでもあったものだと思うけど、トレンドセッターの彼らがやることですごく新しいものに聴こえるというのが、とても勉強にもなりましたね。

・BTS「Butter」

この曲もとにかくたくさん流れていましたし、僕自身関わりもあったので（BTS・SUGAがプロデュースした楽曲「You (Prod. SUGA of BTS)」を10月にリリース）、聴く機会が多かったです。
世界中の人が「Butter」を聴いていて自分もその中の1人という感じですが、この曲が世に出たとき、音楽をやっている人は「すごくいい曲が出たな」とビックリしたんじゃないかな。「めっちゃいいところに行ったな」って印象というか。テイストもそうだしメロディの持って行き方、歌の乗せ方……本当に絶妙で、音楽的に見てもすべてが良いラインに乗っていて、音楽をやる人みんなが嫉妬するような、勉強になる完成度だと思います。

・山下達郎「FOREVER MINE」

達郎さんは尊敬する音楽人の1人。大ファンで曲もずっと聴いているんですが、「FOREVER MINE」は勉強も兼ねてたくさん聴きました。ご本人とお会いしても、僕は達郎さんのマニアなので楽曲のことを根掘り葉掘りいろいろと聞いてしまうんですが（笑）、曲を聴いてもわかるように、達郎さんはコーラスワークにすごくこだわりを持たれていて。「FOREVER MINE」のコーラスワークも、とても美しいんです。僕のソロ曲「Starlight」にも、そういったコーラスワークへのこだわり……達郎さんからの影響が間違いなく入っていますね。

プロフィール

登坂広臣（トサカヒロオミ）

3月12日生まれ、東京都出身。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのボーカル。ØMIとしてソロでのアーティスト活動も行っており、2021年10月に配信リリースした楽曲「You (Prod. SUGA of BTS)」は世界40の国と地域のiTunes Storeトップソングチャートで1位を獲得した。2月には3rdアルバム「ANSWER…」をリリースし、全国ツアーを開催する。

ØMI オフィシャルサイト
ØMI (@3jsb_hiroomi_tosaka) | Instagram

長野凌大（原因は自分にある。）

ずっと真夜中でいいのに。「ろんりねす」

파란노을(Parannoul)「아름다운 세상(Beautiful World)」

CHAI「ACTION (with ZAZEN BOYS)」

・ずっと真夜中でいいのに。「ろんりねす」

この曲はもともと大好きだったのですが、ワンマンライブ「CREANING LABO 『温れ落ち度』」を観に行ってライブver.のアレンジがとても素敵で、それからその余韻を思い出して聴くと、とても沁みていいなぁ、となります。
曲以外の部分でも、個人的には村山☆潤さんのキーボードをはじめとした他のメンバーの方々の演奏が、生で見た時も凄くかっこよくて大好きなのですが、最近僕たちのグループで出した2ndアルバム「虚像と実像」の「藍色閃光」という曲に村山さんが演奏と編曲で参加してくださり、そういう思い出もあってこの曲は今年たくさん聴きました。

・파란노을(Parannoul)「아름다운 세상(Beautiful World)」

Parannoulという韓国のバンドで、どういう経緯で聴いたかは覚えていないのですが、初めて聴いた時は「出会ってしまった」という感じで何故か凄く嬉しかったです。歌詞はハングルなので意味はわからないのですが、簡単な翻訳機能で翻訳してみると音の感じとイメージが合うなぁと思いました。僕自身この曲のジャケ写が特に好きなのですが、他にも楽器の歪んだ感じ、中でもドラムの音、そしてボーカルのちょっとこもった音の質感や、「ここでこんな展開かぁ」と思うような、全体的な音作りや曲の流れが好きです。歩きながら聴いていると、どこかアニメの主人公になった気分になるんです。なのでよく歩きながら聴いていました。

・CHAI「ACTION (with ZAZEN BOYS)」

CHAIとZAZEN BOYS、名前を見ただけでわかる凄いコラボ。初めてタイトルを見た時は即聴かないとまずいという感覚に苛まれて急いで聴きましたね（笑）。予想通りかなりキました。CHAIさん達だけの原曲も凄く好きで、原曲を聴くとやっぱりCHAIさんだなぁとなるし、コラボのVer.を聴くとあぁZAZEN BOYSだ、向井さんだぁとなるし、聴き比べると改めてどちらも良いな、と思います（笑）。凄いコラボでどんな風になるのだろう？と聴くまでは想像がつかなかったのですが、お互いがお互いの良いところを掛け算していて、凄くハマっていてこの2組でまた他の曲も聴きたいなと感じました。あとはこの曲のMVも最高です。

長くなってしまいましたが、選びました。2021年に聴いた曲ということで、せっかくなので全曲2021年リリースの曲にしてみました。3曲に絞るのが大変だったなぁ。皆様、2022年も素敵な音楽LIFEを。是非、原因は自分にある。も聴いてみてください。ありがとうございました！

プロフィール

長野凌大（ナガノリョウタ）

2003年7月16日生まれ、静岡県出身。7人組ダンス＆ボーカルグループ・原因は自分にある。のメンバー。豊かな表現力を備えたパフォーマンスで、グループのダンスリーダーを担う。カメラや音楽、映画などさまざまな趣味を持っている。グループは3月よりワンマンツアー「ワンマンライブ げんじぶ空間:case.3」を開催する。

原因は自分にある。オフィシャルサイト
原因は自分にある。 OFFICIAL (@genjibu_sdr) | Twitter

和田颯（Da-iCE）

BE:FIRST「Shining One」

MAISONdes「ヨワネハキ feat. 和ぬか, asmi」

LISA「LALISA」

今回はダンス軸で選ばせていただきました。

BE:FIRSTは今年「THE FIRST」からデビューしましたが、勢いもクオリティも素晴らしく、これからがとても楽しみです。「Shining One」の振付はs**t kingzのNOPPOさんという事で、間違いなくカッコいいです。

「ヨワネハキ」はTikTokで必ずおすすめに出てくるくらい沢山の方が使っていて、僕も踊りましたがキャッチーで誰でも踊れるというのがこの曲の凄さでもあり、TikTokの面白いところだなと感じました。

「LALISA」はYouTubeでDANCE PRACTICE VIDEOを見て度肝を抜かれました。ダンス上手い、歌上手い、可愛い、スタイル良いと、こんな完璧なことがあっていいのかと……。めちゃめちゃカッコいいので、是非観て欲しいです。

プロフィール

和田颯（ワダハヤテ）

1994年2月3日生まれ、群馬県出身。2021年に結成10年を迎えた5人組男性アーティスト・Da-iCEのパフォーマー。日本テレビ系ドラマ「極主夫道」の主題歌となった「CITRUS」がストリーミング累計総再生数1.5億回を突破するヒットを記録し、2021年の「第63回 日本レコード大賞」を受賞した。2022年7月より4都市7公演を巡る全国アリーナツアー「Da-iCE ARENA TOUR 2022 -REVERSi-」が開催される。

Da-iCE（ダイス）オフィシャルサイト
和田颯 (@Da_iCE_HAYATE) │Twitter