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ディーンと岩田剛典「バスカヴィル家の犬」公開迎え、出会いを振り返る「最高のバディと出会えた」

2年以上前2022年06月17日 13:05

ディーン・フジオカが主演を務め、岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)も出演する映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」が本日6月17日に公開初日を迎え、東京・TOHOシネマズ日比谷にて舞台挨拶が開催された。

「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」は、2019年に放送されたフジテレビ系ドラマ「シャーロック」の劇場版。フリーの犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄をディーンが演じ、相棒の若宮潤一に岩田が扮した。舞台挨拶には2人のほか、キャストの広末涼子、小泉孝太郎、椎名桔平、そして西谷弘監督が登壇し、公開初日を迎えた喜びや本作の魅力について語った。

上映後の舞台挨拶とあって岩田は「皆さんの顔を見て、僕も(初めて見終わったときに)同じ顔になりました。初号が終わってなかなか椅子から立てない……そういう映画です」と来場者の心境に寄り添ってコメント。さらに「1つ大きな愛というテーマで家族愛、師弟愛、兄弟愛……いろんな愛があって、ちょっとしたボタンのかけ違いですべてが真っ逆さまな世界に変わってしまった悲しい物語だと思います。登場人物誰かしらに感情移入してご覧になっていただけたからこそ、この雰囲気になっているのかなと思います」と付け加えた。

西谷監督はディーンと岩田の俳優としての魅力について「それぞれ個性が違いますし、語り始めたら時間内に収まらないです。僕的には2人の共通項が2つあるんですが、ディーンさんも岩田さんも座長としてやってるし、気さくでみんなを盛り上げようとしてくれる。でも普段の佇まいは孤高。それが似ています。もう1つはアクションもシリアスなシーンも100%集中して真摯にやってくれるんですが、ちょっとした笑いを誘うようなことに異様に情熱をかけているんです(笑)。孤高なところと人と喜ばせたいところのギャップが共通点です」と説明。それを受けてディーンは「思い当たらなくもないですね。エンタメの仕事なので、喜んでもらえたらいいなという思いで1つひとつのお仕事をやらせてもらっています」と笑った。

映画タイトルが「バスカヴィル家の犬」、そして犬の鳴き声が「ワン」であることから「それぞれのNo.1のものは?」という質問がMCから登壇者に投げかけられると、岩田は「自分のNo.1は『シャーロック』と出会えたことです。映画が公開されるまでドラマから数えたら足掛け3年。プロジェクトに参加させていただいて、西谷監督の情熱のもと、なんとしてもこのプロジェクトを成功に導いていくんだというチーム一丸となっての思いもあって。最初の立ち稽古を未だに覚えていて、あれから始まったなと今ステージに立たせていただいて改めて感じますし、この3年を映画にぶつけられたと思います。そして今日も朝から番宣で一緒に奔走して名実ともにバディでもあるディーンさんとの出会い。作品が終わったら交流が終わってしまうことが自分は多いんですが、ディーンさんはお芝居の世界はもちろん、音楽のお話などいろんなことに精通していて、リスペクトできる人と出会えたのも『シャーロック』のおかげ。それがNo.1ですね」と感慨深げに語る。岩田の話を聞きながら瞳をうるませたディーンも「岩ちゃんのエモい話に自分の魂が共鳴する部分がありました。この作品においての岩ちゃんの出会いはね……だからひと言でまとめると、このご縁みたいなものがNo.1かなと思います」と胸の内を明かした。

最後に岩田は「初日からこれだけ多くの方にご来場いただいて作品を届けられることに幸せを感じています」と来場者に感謝し、「ディーンさんとのこの濃い3年間! 2019年のドラマ『シャーロック』、湾岸スタジオで初めて挨拶した日を鮮明に覚えています。そこからまたすぐに顔合わせと同時に立ち稽古に入って……ドラマ1話の最後のシーンで若宮の家に獅子雄が勝手に荷物を持ってきて『若宮ちゃん一緒に住もう』と言うんです。そこで家にあるものを投げつけ合うんですけど、その立ち稽古からこの作品が始まった。一気にバディの関係性を体で覚えてと西谷さんから言われて、そこから始まって3年で大きくなって映画としてお届けできる事実がとても誇らしいです。僕は勝手にディーンさんは背中で語る男だと思っていて、武士道的なものを感じるんですよね。監督から孤高という言葉が出て確かに共感するなと思いまして。ディーンさんは凛とされていて真摯で、ある種完璧なイメージを持っていたんですが、めちゃくちゃ内で燃えたぎる情熱が誰よりもある人。そういう方とお仕事をさせていただいた経験が刺激になりましたし、心から感謝しています」とディーンへの思いを述べる。

「こちらこそ」と岩田の発言を受けたディーンは「自分は、自分が生まれた国ではないところでこの業界に入って、日本に戻って仕事をしたり生活をしたりするイメージがないまま生きてきた。いろんな経緯があって母国に少しずつ戻ってくる縁が生まれ、一緒に前に進める仲間と出会いたいと思って日本での活動を始めたことを覚えている。今こうやって初日舞台挨拶に立たせていただいて、豪華キャストの皆さん、西谷監督と1つの作品を世に放つのは1つの賭け。それでもここにたどり着いて、困難の中で粛々と感染対策をしてストイックに作品を作ってきました。岩ちゃんからこういった言葉をいただけて、最高のバディと出会えたからここまでたどり着けたと確信しました」と胸を張り、「そしてこの先、この物語がどのように進んでいくかを改めて観てみたいと思ったので、そのためにも皆さんのお力添えをいただけたらと思います」と続編制作への願望を明かした。

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