西寺郷太(NONA REEVES)のプライベートレーベル・GOTOWN RECORDSがdisk unionとタッグを組み再始動。再始動後の第1弾作品となる7inchアナログ「夏のクラクション / 都会」が12月14日にリリースされる。
西寺はGOTOWN RECORDSの再始動と併せて、自身が今の感性で選曲した名曲をカバーし、7inchアナログでリリースする企画をスタート。この企画について彼は「ひとりのシンガーとして日本の楽曲を歌いたいという想いが強くなり、計画を練ってきました」とコメントしており、第1弾では1983年7月に発売された稲垣潤一の5thシングル「夏のクラクション」と、1977年7月に発売された大貫妙子の2ndアルバム「SUNSHOWER」より「都会」をセレクトした。なお、どちらもプロデュースおよび編曲を大樋祐大(SANABAGUN.)が手がけている。
このカバー企画では2023年1月と3月に新作リリースが予定されており、3月に7inchアナログの全収録曲と追加曲を収めたアルバムも発表される。
西寺郷太 コメント
「GOTOWN RECORDS」は、約10年ほど自分のソロ・アルバムやプロデュース作品を断続的にリリースしてきたプライベート・レーベルです。2022年秋からDISK UNIONとタッグを組み再始動することが決まりました。スムーズな流れの中で生まれた繋がりですが、自分のライフワークでもありますので長く豊かな関係を結んでいければと望んでいます。
今回の「ソロ・カヴァー・シングル」リリースについて。僕は子供の頃から「カヴァー曲を歌うアーティスト」が好きでした。ワム!や、ザ・パワー・ステーションからアイズレー・ブラザーズを知った世代です。どんな時代も憧れと音楽愛を消化し、自分なりに伝えてゆく姿勢を持ったミュージシャンが好きだったんです。
これまでバンドNONA REEVESでも影響を受けた数多くの「洋楽」ポップ・ミュージックをカヴァーし、アルバムも3枚リリースしています。
ここ数年ソロ活動、ひとりのシンガーとして日本の楽曲を歌いたいという想いが強くなり、計画を練ってきました。
まず最初に発表する「夏のクラクション」と「都会」は、近年の音楽的パートナー・大樋ゆう大君(SANABAGUN.)にプロデュースをお願いしました。彼は1996年12月生まれの25歳。1996年12月といえば、僕が NONA REEVES としてインディ・レーベルから初めて CD をリリースしたそのタイミングです。彼を中心に90年代生まれの信頼するミュージシャンに演奏やアレンジを任せることで、自分のヴォーカルにも楽曲にもフレッシュな魅力が宿ったと感じています。
新しい座組みのレーベルからお届けする、時を超えたグルーヴィーなひとときをお楽しみ下さい。
2022年9月 西寺郷太
西寺郷太「夏のクラクション / 都会」収録曲
SIDE A
01. 夏のクラクション
[作詞:売野雅勇 / 作曲:筒美京平 / 編曲:大樋ゆう大(SANABAGUN.)]
SIDE B
01. 都会
[作詞・作曲:大貫妙子 / 編曲:大樋ゆう大(SANABAGUN.)]