チャウヌ(ASTRO)、TOMORROW X TOGETHER、BLANK2Y、J-JUN(ジェジュン)、7ORDER、パク・ソジュン出演のライブイベント「KROSS vol.1-kpop masterz-」が1月2日に愛知・バンテリンドーム ナゴヤにて開催された。この記事では昼公演の模様をレポートする。
オープニングアクトを飾ったのは7ORDER。“日本と韓国の架け橋”として登場した彼らは、「MONSTER」のダンスパフォーマンスでイベントの幕を開け、2曲目に披露した「agitate」では各メンバーが楽器を手にして激しい演奏を繰り広げる。その後も「SUMMER様様」「&Y」「What you got」などの楽曲をノンストップで披露し、会場を大いに盛り上げた。続けて登場したBLANK2Yは「Thumbs Up」「Touch」を歌い踊り、キレのあるパフォーマンスでオーディエンスを魅了。日本人メンバーであるマイキーは「僕たちBLANK2Yが、こんなに大きな会場でパフォーマンスできることはとても光栄です。次の曲は、2ndアルバムにも収録されている曲です。皆さんの心臓を、ガッと掴みたいです」とワクワクとした表情で語り、「FUEGO(Fearless)」まで駆け抜けた。
パク・ソジュンと古家正亨のトークセッションを経て、ステージに現れたのはジェジュン。登場するやいなや、中島美嘉が作詞提供した激しいロックサウンドの楽曲「Our Secret」を熱唱してソロシンガーとしての貫禄を見せつける。「こんにちは、ジェジュンです。皆さん楽しんでいますか? やっぱり生バンドって楽しいね!」と興奮気味に語りつつ、「年明けから素敵なステージで、そして素敵な皆さんと一緒に過ごせることを心から感謝しています。昨年は、ファンの方から熱い応援と愛をいただきました。今年も一生懸命がんばっていこうと思います」「一時期、コロナなどの影響で全国ツアーができなかったですし、韓国のアーティストも日本に来られませんでした。今日こうやって、皆さんに熱い応援をしていただけることが本当にありがたいです」と、感慨深げな表情でファンに感謝を伝えた。その後も「for you…」「Ray of Light」「Mine」などを披露したジェジュンは、最後にHYDEが楽曲提供した「BREAKING DAWN (Japanese Ver.) Produced by HYDE」を力強くパフォーマンスして割れんばかりの拍手に包まれながらステージをあとにした。
TOMORROW X TOGETHERのパフォーマンスは、人気曲「0X1=LOVESONG (I Know I Love You)」でスタート。燕尾服を思わせるシックな衣装で登場した彼らは、感情を爆発させるようなダンスと歌唱でオーディエンスの感情を揺さぶり、会場の熱気は最高潮に。「君じゃない誰かの愛し方」「Opening Sequence」「Ito」を経て、最後に「Good Boy Gone Bad」を鬼気迫る表情で歌い踊りパフォーマンスステージを終えた。なお彼らのMCの際には、TAEHYUNが「今年は日本を頻繁に訪れることになると思いますが、年始から皆さんとお会いできてうれしかったです」、YEONJUNが「昨年より、ファンの皆さんに会えたらいいなと思います」と今後について語ったり、BEOMGYUはリリースを控えるニューアルバムについて「いろいろなジャンルの曲を予定していて、皆さんが喜んでくれるアルバムになっていると思います。楽しみにしていてください!」と予告したりして、会場に集結したMOA(TOMORROW X TOGETHERファンの呼称)の期待感を高めていた。
イベントのトリを務めたのは俳優としても高い人気を誇るASTROのチャウヌ。彼は開始早々に、ASTROの日本オリジナル曲であり、脚本家・野島伸司が歌詞を書き下ろしたバラード曲「1番好きな人にサヨナラを言おう」をエモーショナルに歌い上げ、オーディエンスをうっとりとさせる。会場全体に切ない余韻が残る中、そのままトークセッションへ突入。ドラマ「アイランド」や、現在撮影中のドラマ「ワンダフルデイズ」について話題が及んだほか、「ルーティンを教えてください」というファンからの問いに対して「ライブ前にはストレッチをして声帯を緩めています」と明かす場面も。和やかムードのトークセッションを終えると、チャウヌはASTROの3rdアルバム「Drive to the Starry Road」に収録されているソロ曲「First Love」でパフォーマンスステージを再開した。歌唱中にサインボールをプレゼントするサプライズで会場を沸かせたのち「今日一緒に過ごしてくださった皆さまに、感謝の言葉を伝えたいです。年始に皆さんから素敵なエネルギーをいただくことができて、この1年をがんばれる気がします」と眩しい笑顔を見せると、会場は温かな拍手に包まれた。最後にチャウヌはバルーンに乗って会場を巡りながら「Love so Fine」で美声を響かせステージを終了。「KROSS vol.1-kpop masterz-」の舞台を幸せなムードで締めくくった。
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