佐野史郎が急性腎障害で入院したことを発表した。
佐野は2021年に腎機能障害から血液がんの一種である多発性骨髄腫を発症していることが発覚。しかしその症状についてはすでに寛解し、維持療法を続けていたという。本日6月29日に佐野はSNSを更新し、「今回は再発の可能性は考えにくいとのこと。再発予防の維持療法の薬剤の副作用の可能性などを詳しく検査するための検査入院です」と報告。入院期間は10日間ほどになるとのことで、緊急入院に伴い、直近のラジオ、イベントへの出演はキャンセルになった。
佐野は俳優のみならずアーティストとしても活躍。7月5日には約4年ぶりとなるニューアルバム「ALBUM」をリリースする。“写真のアルバム”としての意味を内包するタイトルは、これまでにリリースした楽曲を“現像 / プリント”し直し、また新曲を含むすべての楽曲が「いつかは同じように過ぎ去っていった時間を収めたもの」になるという観点から名付けられたものだ。今作は2019年発売の前作「禁断の果実」に続き、佐野自身が影響を受け、尊敬する存在であるSKYEのメンバーとともに制作したアルバム。佐野が作詞作曲を手がけ、自身が影響を受けた音楽のエッセンスを落とし込んだ楽曲の演奏をSKYEが担当した。またイノトモ、南壽あさ子、湯川潮音も井之頭SINGERSとしてコーラスで参加している。
今作のリリースにあたり、佐野は「前作『禁断の果実』に続き、再びSKYE(小原礼[B]、鈴木茂[G]、林立夫[Dr]、松任谷正隆[Key])のみなさんと一緒に新しいアルバム、『ALBUM』をお届けします。これまで発表した作品と新曲とを同様に、写真のアルバムのように時を超えて一冊に収めてみました。1970年代に流れていた空気と現在を分け隔てなく味わっていただけますよう」とコメントを発表していた。
佐野史郎 meets SKYE「ALBUM」収録曲
01. DREAM LAND
02. MELODY HOUSE
03. まどのそと
04. NOSTALGIA
05. KING KONG
06. 悲しき熱帯
07. 旅芸人の記録
08. 彼岸花
09. ほほえみ
10. セントラルアパート
11. 冬の街の夜空