kiss the gamblerのピアノ弾き語りによるセルフカバーアルバム「何が綺麗だったの?」が、9月27日にアナログ盤と配信で雷音レコードよりリリースされる。
本作にはkiss the gamblerの既発アルバム「黙想」「私は何を言っていますか?」の収録曲や、THE ROMANSへの提供曲「コロネ気流」に加えて、新たに書き下ろされた新曲「何が綺麗だったの?」を収録。プロデューサーは谷口雄(ex. 森は生きている)、レコーディングエンジニアは笹倉慎介が務めた。
なおアルバムの最後を飾る楽曲「サマーサンライズ」には、かもめ児童合唱団がコーラスで参加している。
かなふぁん(kiss the gambler)コメント
2022年、kiss the gamblerは弾き語りのライブを中心に日本各地で自主企画のツアーを精力的に行ってきました。ツアーと同時に進めていた2ndアルバムのレコーディングで、初めて組んだバンドの皆さんから心地よいグルーブをたくさん吸収しながら、知らない土地で弾き語りのライブ経験を重ねることで、ついに弾き語りでもさみしさを漂わせない堂々とした演奏ができるようになりました!
2022年のツアー序盤の頃に録音された曲もあれば、最近録音された曲もあります。どれがいつごろの演奏か、分かってもらえるかなぁ? 歌い方やピアノの変化も楽しんでもらいたいです!ぜひ店頭でLPを手に取ってみてください!
本秀康(雷音レコード)コメント
雷音レコードより、kiss the gamblerのニューアルバム「何が綺麗だったの?」をリリースします! 4月にアルバムが出たばかりでもう!?と驚かれたと思いますが、今作はkiss the gamblerが自身の代表曲をピアノで弾き語ったセルフカバー集です。
去年、2ndアルバム制作を開始するにあたり、まずは収録曲全曲をピアノ弾き語りで録音することから始めました。編曲のための検討音源として、そしてピアノのみで成立するkiss the gamblerの曲をアレンジする難しさをプロデューサーの谷口雄くんに知ってもらうための録音です。谷口くんも悩んだようですが、結果、アイデア豊富なサウンド・プロデュースで2ndアルバム「私は何を言っていますか?」を、最高に素晴らしいバンドアレンジに仕上げてくれたのはみなさまもご存じのところです。
さて、残ったピアノ弾き語り音源。シングル「カルダモン」のカップリング用に録った「井戸の底の夕日」もあります。あと数曲録れば、kiss the gamblerのピアノ弾き語りによるニューアルバムが完成するではありませんか! 急遽「黙想」収録曲と新曲2曲を録り足すことにしました。B面ラストの「サマーサンライズ」にはかもめ児童合唱団にコーラスを入れてもらい、見事にアルバムを締めることができました。
普段、雷音レコードはレーベルオーナーの僕自身がジャケットイラストを描くのですが、今回は自分では役不足だと判断し、大先輩イラストレーターの中村幸子さんに制作を依頼しました。清廉としているのにユーモラス、どこかしら怖いところもあるkiss the gamblerの音楽を見事に表した美しいジャケットになりました。
こうして完成した「何が綺麗だったの?」。オリジナル・アルバムから少し外れた企画として自分は考えていますが、実はこの素のままのピアノ弾き語りこそがkiss the gamblerの真髄なのです。音もジャケットも美しいレコードになりました。ぜひLPで聴いて欲しいです!
kiss the gambler「何が綺麗だったの?」収録曲
SIDE A
01. 何が綺麗だったの?
02. カルダモン
03. ジンジャー
04. ばねもち
05. くずもち
06. 小犬
SIDE B
01. コロネ気流
02. ベルリンの森
03. 台風のあとで
04. はぐれ鳥のタマシイ
05. 井戸の底の夕日
06. サマーサンライズ