CUBERSが昨日7月23日に東京・豊洲PITにて結成8周年を記念したフリーライブ「CUBERS Thank youフリーライブ2days」を行った。
今年で30歳を迎えるメンバーが多くいることから、今後について話し合い、現状やこれまでの結果を踏まえて、2024年3月31日に解散することを6月に発表したCUBERS。この日のフリーライブは、解散発表後初のステージということもあり、メンバーがどんなパフォーマンスをするのか、ファンの前でいったいどんな言葉を口にするのか注目されていた。
フロアで赤と青の“CUBERSカラー”のペンライトが揺らめく中、眩いライトに包まれてステージに現れたTAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎の5人。「CHOICE」のトラックがスピーカーから流れ出すと、彼らはファンと正面から向き合い、マイクリレーしながらポジティブなメッセージを歌い上げる。さらに自己紹介ソング「Five Step」をアクロバティックなフォーメーションで披露。自分たちの名前をコールするファンの愛情を一身に受け、躍動感あふれるステージを繰り広げた。2曲を連続で届けたところでTAKAが2024年3月31日をもってグループが解散することを報告。「限られた期間の中、皆さんと楽しい思い出を作っていきたいと思います。今年の夏、最高のスタートを切っていきたい!」と宣言し、次の曲である「妄想ロマンス」のパフォーマンスに向けて、会場を二手に分けてコールの練習を開始する。その後、盛大なコールバトルを経て一体となった会場には、夏の幕開けにふさわしい甘くさわやかなポップチューンが響いた。
「8年はとてつもない年月じゃないですか」とTAKAが切り出したことをきっかけに、この8年で誰が一番変わったかをメンバーとファンが挙げるコーナーに突入。それぞれが思うメンバーを指差すも収集がつかず、会場は一瞬混乱状態に。仕切り直しの結果、最年長の春斗がデビュー時と比べて最も変わったという評価を受け、逆に綾介はまったく変わらないという評価となった。和気あいあいとしたトークコーナーを挟み、5人が披露したのはつんく♂が提供し、夏まゆみが振り付けたメジャーデビュー曲「メジャーボーイ」。続いてアップテンポなラブソング「Chi-Chi-Chi」が始まると5人は一斉にフロアに駆け出し、ファンとハイタッチをしたり、手を振り合ったりと至近距離で交流。あちこちから上がる驚きをにじませた黄色い歓声を浴びながら“最高の夏”へのスタートダッシュを決めた。
最後のMCでTAKAはメンバーを代表し、改めて解散について言及。「これから8カ月間、今まで通りCUBERSをやっていきたいと思います。これからももっともっと大きくなって、夢を見続けていきたいとみんなで話し合いました」「これからもうまくいかないことがあるかもしれないけど、それが逆転するくらいの熱量でやっていきたい。たくさんの思い出を作っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」と胸の内を伝えると、それに同意するように優、春斗、綾介、末吉9太郎の4人も深々とお辞儀をした。フリーライブの最後を飾ったのは、インディーズ時代の楽曲である「Good good-bye」。解散というグループとしての大きな節目に向け、新たな一歩を踏み出したCUBERSの面々は、長年ファンに愛され続けているナンバーを届けてフリーライブを締めくくった。
CUBERS「CUBERS Thank youフリーライブ2days」2023年7月23日 豊洲PIT セットリスト
01. CHOICE
02. Five Step
03. 妄想ロマンス
04. Please call me
05. SHOOTING STAR
06. メジャーボーイ
07. Chi-Chi-Chi
08. Good good-bye