2冊目のソロ写真集「中山莉子の2nd写真集。」を昨日10月27日に発表した私立恵比寿中学の中山莉子がメディア取材に応じた。
昨年10月に行われたバースデーソロライブ「中山莉子の生誕祭。」のステージで、大勢のファンを前に22歳の抱負として宣言するほどにソロ写真集刊行への意欲を燃やしていた中山。その目標は、本日10月28日の23歳の誕生日を迎える前日に叶うこととなった。ライブ終了後、「口にしないと話は進まない」と中山はすぐにマネージャーに掛け合い、具体的なアイデアを挙げてアピールしたという。「それに向けて筋トレをがんばってますよ、とか(笑)。ちょうどメンバー1人ひとり、個人的にやりたいことはあるかと聞かれていた時期で、私はお芝居にも興味があるけど、今は一点集中で『写真集をやりたい』と。5年前に1st写真集を出したときも『5年後くらいには2nd写真集を出したい』と言ってたんです。実際に5年経って、また写真集を出したいという思いが強くあったので『出したいです』と伝えました」と、中山は1年がかりの撮影計画について話した。
2017年発売の1st写真集「中山莉子の写真集。」ではロシアのウラジオストクを訪れた中山が、次に選んだロケ地はマレーシア。「ロケ地を考えたのはお母さんです(笑)。自分では北欧とか寒いところに行って儚い表情を撮りたい、みたいなことを漠然と考えていたんですけど、10月発売だったら5月くらいまでには撮影を終えなくちゃいけないから、スケジュール的に冬の撮影は難しい。ほかの候補を探してみても、自分では『ここだ』という場所が決められなくて。それでお母さんも一緒になって探してくれて、『マレーシアがいいんじゃない?』ときれいな写真が撮れそうなスポットを資料でまとめてくれました」と、中山は2nd写真集の影のプロデューサーを明かす。そこからさまざまなモデルや俳優の写真集を見て研究を重ね、いくつかのシチュエーションを考えたのち、それに合う衣装を自ら提案したという。
中でも一番こだわったカットを問うと、中山は浴槽で撮影されたセクシーなカットをチョイス。これは研究中に目を惹いた写真集のとある1ページに触発され浮かんだアイデアだという。“永遠に中学生”をコンセプトに持つエビ中のパブリックイメージからは開きのあるカットだが「あまり抵抗はなかった」という中山。16歳だった1st写真集撮影時から23歳を目前にした現在までの変化についてたずねると、「周りの環境はいろいろと変わりましたけど、自分的には中身はそんなに変わっていなくて。でも……マレーシアには1st写真集をキャリーに入れて持っていったんですよ。1日撮影を終えるごとに見返してみたんですけど、やっぱり表情や顔つきは10代の頃とは全然違うなとは自分でも思いました」という答えが返ってきた。さらに中山はKLタワーで撮影した夜景が見えるカットを指し、「きれいな夜景があるところで黒いワンピースを着て、お酒をたしなんで……これも10代の頃はできなかった表現なので、1st写真集からの成長を感じてもらえるところかなと思います」とはにかんだ。
「撮影時の印象的な出来事は?」という問いに対して中山が話してくれたのは、寺院でのエピソード。「これが初日1発目の撮影だったんですよ。マレーシアに向かうときは『儚い写真を撮るぞ』と意気込んでいたのに、いきなり大量の猿に囲まれて……写真集全体を大人びたトーンでまとめようと思っていたんですけど、さっそく方針を変えました。きっとファンの方が求めているのは、お猿さんに囲まれている姿なんだろうなって(笑)」と笑顔で語った中山は、「もし何年後かに3rd写真集を出す機会があったら、あきらめずに儚い自分を出そうと思います!」と早くも3冊目の写真集発売への意欲を見せた。
「写真は見るのも撮るのも撮られるのも大好き」と、2015年から自前のカメラで撮影を続けている中山。取材の最後には「自分で写真集を出すまではいかないけど……23歳の目標は、私が撮ったエビ中メンバーの写真で写真展を開くことなんです」と新たな目標を明かしてくれた。