3月9日から17日にかけて東京・博品館劇場にて上演される朗読劇「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」に田村海琉(少年忍者)が出演することが発表された。
「461個のおべんとう」は、自身の息子が高校生だった頃に3年間お弁当を作り続けた渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET、THE ZOOT16)が、2014年に発表したエッセイ。2020年に映画化された際には息子のために毎日お弁当を作るミュージシャンの主人公・鈴木一樹役を井ノ原快彦(20th Century)、息子の虹輝役を道枝駿佑(なにわ男子)が演じた。この度上演が決まった朗読劇では渡辺俊美を山崎樹範、息子の登生を田村が演じる。また映画版でも監督と脚本を務めた兼重淳が監督、脚本、映像監督を務める。
映画版で息子の幼少期役を演じていた田村は、朗読劇の出演に際し「今回は朗読劇ということで、これまでの演技とは少し違いますが、皆さんにこの作品の良さをたくさん届けられるように頑張りたいと思います!」と意気込みを語っている。
田村海琉 コメント
少年忍者の田村海琉です。なんとこの度、朗読劇「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」に出演させていただくことになりました! 過去に僕が初めて出演した映画、「461個のおべんとう」で鈴本虹輝の小学生時代を演じさせていただいたのですごく思い出のある作品です。今回は朗読劇ということで、これまでの演技とは少し違いますが、皆さんにこの作品の良さをたくさん届けられるように頑張りたいと思います! 劇場でお待ちしています!
山崎樹範 コメント
お母さんのお弁当が大好きでした。運動会や遠足等のイベントの時にしか食べられない特別なもの。ともすれば徒競走の順位よりも高尾山の山頂の景色よりも特別だったかもしれません。お弁当は「愛」そのものです。誤解を恐れずに言えば「愛」は「手間」がかかります。「手間」とは費やした「時間」です。だから愛は育むものだと先人は言ったのだと僕は思います。この作品は愛の物語です。461個のおべんとうは461通のラブレターです。海琉君とお客様に誠実にお届けしたいと思います。
兼重淳 コメント
「あたりまえ」は辞書によれば2通りの意味があり、「①わかりきった、言うまでもないこと。 当然。 ②なんの変ったところもないこと。」だそうだ。渡辺俊美さんは東日本大震災でたくさんの大切な人、大切なモノを失って、その直後から大切な人と一緒に居ること、大切な人にできることを探していた。それは「あたりまえ」の日常の有り難さを痛感したから…そして、そのひとつが息子・登生さんに作り続けたお弁当であり、それを通して親子の日常を綴ったエッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」は、俊美さんが登生さんに送ったラブレターだと感じた。そんな俊美さんの思いのこもった原作を映画「461個のおべんとう」として監督し、ありがたいことに今回は舞台化のお話をいただいた。震災で「あたりまえ」の日常の有り難さを感じて綴られた物語は、映画の公開時に新型コロナという非日常に見舞われ、劇場も客数が制限されて満席にすることを許されなかった。それが今回、ようやく何の制限もなく「あたりまえ」に観て頂けるのが本当に嬉しい。今回の舞台公演を観て頂いた方々が「あたりまえの日常」の素晴らしさを感じていただけたら光栄だ。
代情明彦(AOI Pro. / チーフプロデューサー)コメント
父と息子の感動実話を朗読劇でお届けします。親子は時には兄弟のように、時には親友のように男同士の絆を深めていきます。そして、そんな二人を見守るもう一つの主役は「お弁当」。舞台化に際しては実際に、また映像としてもたくさんの素敵な愛情弁当が登場します。何気ない日常に笑い、親子の絆に泣き、そして美味しそうなお弁当にお腹が空く?朗読劇です。ぜひお楽しみください!
朗読劇「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」
2024年3月9日(土)~17日(日)東京都 博品館劇場