重岡大毅(WEST.)が、本日1月7日に東京・赤城神社で実施された映画「ある閉ざされた雪の山荘で」の公開直前カウントダウンイベントに出席した。
1月12日公開の「ある閉ざされた雪の山荘で」は、東野圭吾による同名小説を実写化した作品。登場人物が全員役者で、彼らが挑む新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考の場である“大雪で外部との接触が絶たれた山荘”という架空の密室空間で起こる連続殺人事件が描かれる。公開直前カウントダウンイベントには主演を務める重岡のほかに、メインキャストの間宮祥太朗、戸塚純貴、監督の飯塚健が登場した。まず今年の抱負を尋ねられた重岡は「去年の年末にいろんな番組で占っていただく機会がありまして、運勢がいいという意味で結果が軒並みエグくて。ルーマニアの魔女と呼ばれる人に見てもらったら『彼は2024年すごいわ』と言われて、気分的に乗ってますので健康第一でいかせていただきます(笑)」と冗談めかしつつ、「あとはワクワクすることに正直に、楽しんでいこうかなと思います!」と語った。
重岡は完成した映画を観て「ストーリーをすべて理解した状態で観たわけですけど、それでもすごく面白かったんですよ。それが本当に一番うれしかったです」とひと言。この言葉に飯塚監督は「今、すごくうれしいです。よかった……」と語った。重岡とともに試写で本作を鑑賞した間宮は「物語の本筋、構造、ラストがわかっているうえで、それぞれの登場人物の所作や細かい部分を楽しむことができました。自分たちがやったことですら楽しみがいがあるというか、『初見の人にはどう見えるんだろうね?』という会話はしましたね」とコメント。試写会には参加できず小さなモニターで視聴したという戸塚は「監督がトリックと同じように画角も工夫して撮られていたので、これはぜひ大画面でみるべきだなと思いましね(笑)」と笑顔で語った。
重岡は自身が演じる久我和幸というキャラクターが、映画と原作でやや異なることについて、「原作ファンの方にも喜んでいただきたいと思っていたので、原作のイメージはしっかりと持ちつつフラットな気持ちで演じました」とコメント。また久我が劇団の部外者であることに触れて、「普段はWEST.というグループにいて、演技とは異なるライブというフィールドで活動しているので、役者一本でやっているみんなのところに飛び込むのは異物感があったと思います。その中で僕の『やってやる! 負けないぞ!』という気持ちと、久我がオーディションに臨む気持ちには重なる部分があったんじゃないかなと」と役に込めた思いを述べた。最後に重岡は「この作品は僕と同じ1992年に生まれた作品だと聞いてすごく縁を感じています。公開を5日後に控えていますけど、本当にやってよかったと思います。2024年一発目、みんなが楽しめる作品だと思いますので劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。どうかよろしくお願いします」と語り、イベントを締めくくった。