2024年の幕開けに合わせ、音楽ナタリーではさまざまなアーティストに「2023年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。今回は「女性アイドル / グループ編」として、有澤一華(Juice=Juice)、小花衣こはる(きのホ。)、鈴木萌花(AMEFURASSHI)、ブラジル(MIGMA SHELTER)、松本ももな(高嶺のなでしこ)、ユメカ・ナウカナ?(ASP)が選んだ2023年の3曲を紹介する。
構成 / 近藤隼人
有澤一華(Juice=Juice)
The Beatles「Now And Then」
2023年の一番の衝撃はThe Beatlesの新曲でした。
よく過去にタイムスリップしてThe Beatlesのライブに行きたかったな~リアルタイムでレコードをゲットしたかったな~なんて妄想していたのですが、2023年に「The Beatlesの新曲楽しみ~」って言えている自分がいて感動しました。
「Now And Then」はタイトルの通り今とあの頃を強く感じました。あの頃のコーラスがたくさん使われていたり、2023年だからできるミキシング。あー生まれてきてよかった!って思いました。
そして、2023年の音楽チャートにThe Rolling StonesとThe Beatlesが並ぶのも衝撃的でした。
The Rolling Stones「Bite My Head Off」
2023年12月15日に発売されたThe Rolling Stonesのアルバム「Hackney Diamonds」から、「Bite My Head Off」はポール・マッカートニーさんがベースで参加しています。
私の意見ですが、アルバムの中で「Bite My Head Off」に一番ロックを感じました。なんかこれぞロックンロールだなって。この曲を聴いた瞬間、私もいつまでも自分の信じる音楽を最後まで奏でたいと思いました。
The Beatles「I Saw Her Standing There(2023 Mix)」
2023年11月10日に発売されたThe Beatlesのベストアルバム「赤盤」「青盤」2023エディションから「I Saw Her Standing There(2023 Mix)」。
個人的にビートルズ革命の始まりの曲がどのようにMixingされるかすごく楽しみにしていました。各楽器の音がクリアに聞こえて、どのように演奏されているかハッキリわかり、ビートルズを直に感じて最高です。
<プロフィール>
有澤一華(アリサワイチカ)
2003年12月23日生まれ、大阪府出身。ハロー!プロジェクトのアイドルグループJuice=Juiceのメンバー。ハロプロ研修生での活動を経て2021年7月にJuice=Juiceに加入した。好きな音楽ジャンルはハロー!プロジェクト、クラシック、70~80年代の洋楽、ジャズ。
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小花衣こはる(きのホ。)
andymori「クレイジークレーマー」
この曲はシャッフルで音楽を聴いていたときに出会った1曲です。私はアイドルになる前、社会になかなか適応できず1人ぼっちだと感じることがよくありました。この曲はそんな私みたいに世界から孤立していると感じてしまう人に「俺がいるぞ!」って寄り添ってくれる、友達のような曲です。
この曲を聴くと周りから「間違ってる」って言われても「私の生き方は私が決めていいんだ!」という気持ちになれます。私の応援歌です。
サニーデイ・サービス「風船讃歌」
この曲もシャッフルで音楽を聴いていたときに出逢った曲です。サビが「あなたのそばに行き 歌を歌ってあげたいな 世界が終わる日も 潮風に乗って 君の方へ僕は飛ぼう」という歌詞なのですが、アイドルである私がお客さんに対して感じている気持ちと似ているなと思い、好きになりました。私は誰かが悲しい思いをしているときにそばに居たり、励ましたりするのは物理的に難しいけど、私の歌が少しでも誰かの支えになってくれればと思って歌を歌っています。自分にしかわからない世界の終わりが来たとき、心に寄り添える歌を歌えるようになりたいです。
きのホ。「リビングデッド」
これは私が所属しているアイドルグループ「きのホ。」の楽曲です。
2023年私たちは全国音楽劇ツアーというものに挑戦しました。この「リビングデッド」はその音楽劇の中でとても重要な役割を担っていた曲です。演劇の簡単なあらすじは、生きがいもなくただ何となく生きていた女の子がいろいろあってアイドルをすることになり、だんだん生きる意味を見出していく、というストーリーです。目標もなく死んだように生きている人、人が敷いたレールを進んでしまっている人、そんな人にこの曲を聴いて自分が主人公であることを感じてもらいたいです。(YouTubeきのホ。公式チャンネルに音楽劇ツアー「今ゾーンB、そっちは?」ファイナルの公演の動画が載っているのでそちらも是非チェックして頂きたいです!)
<プロフィール>
小花衣こはる(コハナイコハル)
12月1日生まれ、山形県出身。京都で共同生活をしながら活動中のアイドルグループ・きのホ。のメンバーで、担当カラーは生焼けピンク。ライブやYouTubeでアコースティックギターの弾き語りを披露している。2024年2月23、24日には京都・KBSホールできのホ。の主催フェス「ホ。フェス'24」が開催される。
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小花衣こはる 【きのホ。】 (@koharu_kinopo) / X
小花衣こはる (@koharu_kinopo)・ Instagram
鈴木萌花(AMEFURASSHI)
AMEFURASSHI「One More Time」
2023年愛聴した曲、
1曲目はAMEFURASSHI「One More Time」です♡
音楽アプリの今年聴いた曲の1位がこの曲でした!!
昨年リリースした「Coffee」というアルバムの1曲なのですが、一番好きで何度も繰り返し聴いていました! 曲が心地よくてドライブなどにもいいなあと思ったり、特に夏は気持ちが涼しくなるのでたくさん聴いていました♪
MVもメンバーのオフな感じや、きれいな海が見れるので、ぜひ観てほしいです!
NewJeans「OMG」
2曲目はNewJeansさん「OMG」です!
曲自体が好きなのはもちろんですが、私たちと同世代で、カッコよくて、かわいくて、すごく憧れの存在なので、歌い方やパフォーマンスを勉強させてもらってました!!
曲、衣装、表情、パフォーマンス、何から何まで素敵なので映像観ながら愛聴してました♡
TWICE「Alcohol-Free -Japanese ver.-」
3曲目はTWICEさん「Alcohol-Free -Japanese ver.-」です!
この曲は偶然流れてきていいなあと思った曲です!
歌詞よりも曲で好きになることが多いので、私の好みの曲調でずっと聴いていました!! つい聴き入ってしまう歌声も好きで、私自身もそう思ってもらえるようになりたいと思いながら聴いてました♡
2024年もたくさんの曲に出会いたいです♪
<プロフィール>
鈴木萌花(スズキモエカ)
2002年2月5日生まれ、東京都出身。スターダストプロモーション所属のガールズユニットAMEFURASSHIのメンバー。ギターの弾き語りが特技で、不定期で路上ライブも行っている。AMEFURASSHIは2024年3月15日に東京・EX THEATER ROPPONGIでワンマンライブの開催を予定している。
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ブラジル(MIGMA SHELTER)
Måneskin「Beggin'」
Weezer「Island In the Sun」
カイジューバイミー「無人島カルテット」
MåneskinとWeezerは今一番好きなバンドです。「Beggin'」と「Island In the Sun」はそれぞれ初めて聴いた曲で、すぐに虜になりました。「Beggin'」は癖のあるボーカルと20世紀を感じるサウンドが最高にカッコよく、「Island In the Sun」はぼんやりとした退廃的な煌めきが美しいです。
カイジューバイミーさんは今年の夏に初めてライブを観て、菜月さんの歌声と独特の雰囲気にひと目惚れしました。「無人島カルテット」はその日のセトリで最初にやっていた曲です。私は初めて聴いた曲を一番好きになる習性があるのかもしれません。
この3曲は耳ではなく心を揺さぶられた大好きな曲です。皆さんもぜひ聴いてみてください!
<プロフィール>
ブラジル
9月10日生まれ。AqbiRec所属のアイドルグループMIGMA SHELTERのメンバーで、担当カラーはリオデジャネイエロー。かつて禁断の多数決に在籍し、2017年には「ミスiD 2018」を受賞した。2018年にMIGMA SHELTERに加入。2022年4月から2023年1月にかけては、新倉のあとしてBELLRING少女ハート '22のメンバーとしても活動した。
MIGMA SHELTER オフィシャルサイト
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ブラジル🇧🇷 (@Brazil_MGMSLT) / X
ブラジルちゃん🇧🇷(新倉のあ) (@noaism_)・ Instagram
松本ももな(高嶺のなでしこ)
YOASOBI「アイドル」
世界中でも有名なこの楽曲はアニメ「推しの子」のオープニング主題歌としても話題になって、私もアニメが始まる前からとても楽しみになりました。実際に聴いてみるとさまざまな視点から書かれた歌詞やラップ要素があって、とても中毒性のある曲調がやみつきとなって何度もリピートしてました!
高嶺のなでしこ「可愛くてごめん(HoneyWorks)」
サウンドプロデューサーのHoneyWorksさんの楽曲「可愛くてごめん」を私たちでカバーさせていただいています。
この楽曲はメンバーが十人十色となって、“あざと可愛く”を全開にセルフプロデュースでMVを撮りました。「可愛くてごめん」がTikTokで大きな話題となって、私たちのカバーver.にも注目が集まり、日本をはじめ世界中のファンの方と出会いのきっかけとなった大切な楽曲です。現在は日頃の応援や、ライブに来てくださったことでグローバルな活動ができるようになったので感謝の気持ちを込めて歌っています。
高嶺のなでしこ「初恋のひと。」
私たちの曲を入れさせていただきました。好きな曲がたくさんあるので悩みましたが、夏にリリースされたオリジナル楽曲の中で初めての季節感のある「初恋のひと。」を選びました。初恋の甘酸っぱさや青春の爽快感を表現してるだけあって、MVを観てくれたファンの方も胸キュンしたと言ってくださる方も多くて、歌詞に「好き」が何度も出てくるのでライブも盛り上がります。ぜひ皆さんに聴いてほしいです! 私も毎日聴くほど大好きな楽曲です。
<プロフィール>
松本ももな(マツモトモモナ)
2002年10月12日生まれ、神奈川県出身。HoneyWorksがサウンドプロデュースを手がけるアイドルグループ・高嶺のなでしこのメンバーで、担当カラーはミルキーピンク。かつてラストアイドルなどのグループで活動した経歴を持つ。高嶺のなでしこは2024年2月にビクターエンタテインメントよりメジャーデビューシングル「美しく生きろ」をリリースする。
【公式】高嶺のなでしこ
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松本ももな (@momonamatsumoto) / X
松本ももな (@momona.1012)・ Instagram
ユメカ・ナウカナ?(ASP)
SUSHIBOYS「木にしない」
MVのサムネにビックリして面白半分で初めて聴いた曲でした! そしたら曲めちゃくちゃよくて! めちゃくちゃ考えすぎちゃう嫌なこととか気にしなくていいって言われても「気にするよ!!!」ってなるけど、“木にしなくていい”って言われるとそっか、不安を自分で育ててどうすんだ!って思えるようになって今は心の安定剤です!
Age Factory「Blood in blue」
めっっっっちゃくっっっっちゃかっっっこいい!!!!! お恥ずかしながらAge Factoryさんに出会ったのはこの夏で。この夏は本当にずーーーっと聴いてたんです。夏に聴くAge Factoryさんが自分の中で最高すぎて、秋になるのが寂しいとさえ思ってたんですけど、夏が終わって10月になってこの曲がリリースされて、終わる夏がすごく美しく心地よく感じました! この音楽に出会えたドキドキする胸の高鳴りがドラムに乗っかって走ってく感じ ユメカ・ナウカナ?の2023の夏の恋って感じでした、、、
プッシュプルポット「生きていけ」
お恥ずかしい話! ユメカ・ナウカナ?もこういう曲に助けられる夜があるんです笑 2023のラストはこの曲に生かしてもらいました! まっっっすぐな歌詞。まっすぐな音! 生きるってことに対して本気で立ち向かってる人にしかこの曲の強さは味わえないはず! 立ち向かわせてくれる音楽に出会えたからユメカはもっともっと生きることに立ち向かっていくんです!!! この曲のおかげでまだまだー!!!となった年末でした!
<プロフィール>
ユメカ・ナウカナ?
音楽事務所WACK所属グループ・ASPのメンバー。埼玉県出身。ASPは2024年1月にメジャー3rdシングル「Heaven's Seven」をリリースした。10月8日には東京・日本武道館で単独公演「We are in BUDOKAN "The floor is all ours!!"」を行うことが決定している。
ASP オフィシャルサイト
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ユメカ・ナウカナ? (@ASP_YUMEKA) / X