NCT WISHが昨日2月21日に正式デビュー。これを記念して、東京・東京ドームホテルにて囲み取材が行われた。
初会見はオール日本語
NCT WISHは、“最後のNCT”グループの誕生の過程を追うリアリティ番組「NCT Universe : LASTART」から誕生したボーイズグループ。「WISH for Our WISH」というキャッチフレーズのもと、「NCT WISHの音楽と愛ですべての人々の願いと夢を応援しながら共に叶えていこう」という思いを背負って活動していく。昨年6月にSMROOKIESとしてお披露目されたユウシとシオン、そして同番組を経てメンバーに選ばれたリク、サクヤ、ジェヒ、リョウの6人からなり、結成当初は「NCT NEW TEAM」という仮称で活動していたが、1月18日にNCT WISHというグループ名で活動していくことを発表した。
今回がNCT WISHにとって初めての記者会見であったこともあり、終始緊張した様子を見せたメンバーたち。そんな彼らの緊張をほぐすかのように、メンバー1人ひとりが自己紹介した際には報道陣から都度拍手が起こるなど、会見は温かなムードで進行した。なおNCT WISHは日本出身メンバー4人とシオン、ジェヒという韓国出身メンバー2人で構成されるが、会見中は通訳を介さずにメンバー全員が日本語のみで報道陣からの取材に応えた。
「SMTOWN」に憧れて夢を育んだ
伝統ある「SMTOWN」のステージでデビューを果たすことについて、リクは「デビューステージでこんなにも大きな舞台に立つことができて本当に光栄です」と喜びを噛み締め、ジェヒは「東京ドームという夢のような舞台に立つことができてうれしいです。緊張していますが、一生懸命がんばりたいと思います」と意気込みを語る。最年少のサクヤは人生で初めて足を運んだライブが「SMTOWN」だったと明かし、「東京ドームでの『SMTOWN』を見て、憧れて、今までがんばってきたので、そんな舞台に立つことができてとても光栄ですしうれしいです」と感慨深げに話した。
記者から「デビューを迎えられた自分にご褒美をあげるなら?」と尋ねられると、リョウは「『SMTOWN』で先輩たちと一緒のステージに立たせていただけることがご褒美です」とコメント。この言葉を受けて「僕はもともとコーヒーが好きなので毎朝飲むコーヒーがご褒美なんですが、やっぱり一番大きなご褒美は今日だと思います」と語ったシオンに続き、ほかのメンバーも次々とリョウに同意していく。そんな中、サクヤは開口一番に「アイスクリームです」と即答し、これに続くようにジェヒも「寝ることです」と間髪を容れずに回答した。
ユウタ先輩からの熱いアドバイス
グループ名にある「WISH」にちなみ、「今後叶えたい“WISH”は?」という質問が投げかけられると、シオンは「叶えたいWISH……『ファンの皆さんの前でデビューステージをすること』なんですが、すぐ叶いそうです」とにっこり。ここではサクヤが「僕たちの音楽で感動、笑顔、幸せを届けられたらなと思います。小さな願いは、みんなで夏祭りに行きたいです」、ユウシが「今日立たせていただく東京ドームで単独コンサートをすることです。小さな願いは……温泉旅行に行くことです」と、大きな夢と小さな夢の両方を述べていき会場を和ませる。「僕の場合は奇跡が重なってここまでこれたんですけど……」と恐縮していたリョウは「これからNCT WISHとして活動して、たくさんの方々の願いも一緒に叶えていきたいです。僕たちのことを見てくださる方々にも、幸せや笑顔を届けられるようにがんばりたいなと思います」とまっすぐ述べた。
BoAがプロデューサーを務めることでも注目を浴びている NCT WISH。会見では、「BoA先輩は僕たちが練習しているときに来てくださったことがあって、そのときに歌やダンス、レコーディングのフィードバックもくださった」とエピソードも語られた。またNCTの先輩との交流について質問が飛ぶと、NCT 127の日本人メンバー・ユウタの話題に。「NCT先輩とTikTokを撮ったんです。そのときにユウタ先輩から『本当に自信を持って自分たちのやりたいことをやったらいいよ』と言われました」と先輩から激励の言葉をかけられたことを明かした。
パンを作りたい、故郷に行きたい
最後に「NCT WISHのYouTubeでは数々のコンテンツがアップされているが、今後やってみたいコンテンツは?」という問いが投げかけられると、冒頭の自己紹介で「パンの匂いが好きなマンネのサクヤです」と“パン愛”を垣間見せていたサクヤは、待ってましたと言わんばかりに身を乗り出して「パンを作るコンテンツです」と挙手。パンへの並々ならぬ情熱を見せ会場の笑いを誘う。会場が和やかなムードに包まれる中、最後に回答したのは韓国出身のシオン。彼が「メンバーと一緒に僕の故郷に行きたいです」と語ると、5人は笑顔でこれに頷いた。