SEVENTEENが6月26日(現地時間)に、フランス・パリのユネスコ本部で開かれたユネスコ青年親善大使の任命式に出席した。
2015年のデビュー以来、絶えず自分たちの成長の物語を音楽の中に盛り込み、全世界の青年たちと交流してきたSEVENTEEN。その影響力から、この度ユネスコは初めて青年たちのための親善大使としてSEVENTEENを選出した。K-POPアーティストがユネスコ親善大使に任命されるのもこれが初となる。
フランスの地元メディアをはじめ、さまざまなグローバルメディアが参加した式典では、総括リーダーのS.COUPSがメンバーを代表して任命状を受け取り、JOSHUAが英語で約10分間受諾演説を繰り広げた。
式典の中でJOSHUAは「SEVENTEENは100万ドルを寄付しユネスコと共同でGlobal Youth Grant Schemeプログラムをローンチする予定」と発表。そして「SEVENTEENは青年たちがより良い世の中を作ることができるきらめくアイデアと確固たる意志があると信じている。その輝かしいアイデアを支持し基金を提供することで、私たちのプログラムが肯定的な青年共同体を作るための踏み台の役割を果たすことができることを願う」とGlobal Youth Grant Scheme推進の意義を説明した。このことについて、ユネスコ本部のオードレ・アズレ事務総長は「SEVENTEENとユネスコは青年たちと彼らが属している共同体がよりよい生活を送れるよう支援しようと思う。私たちは世界的に青年たちの声と創意性が広がることを願う」とコメントを添えた。
JOSHUAは「私たちはデビューの時から青年時期を共に過ごすメンバーたちの率直な経験と感情を話してきた」「CARAT(SEVENTEENファンの呼称)の方々の愛のおかげで私たちは青年世代と強い絆と所属意識を形成することになった。次第にメンバー全員が青年世代を代弁し、彼らの夢を応援するという使命感を積み重ねてきた」と夢とメンバー愛を強調した内容のスピーチを披露。加えて「青年の皆さんの固有な夢1つひとつが重要だと申し上げたい。皆さん自身を含め、誰もあなたの夢を軽んじてはいけない」「また夢を叶える過程で皆さんは1人ではないということをわかってほしい。皆さんが同僚の青年たちと同僚愛を探すことを、皆さんもやはりほかの青年たちを支持してくれることを願う」と呼びかけた。
JOSHUAが「SEVENTEENの夢が皆さんの夢」と話すと客席からは拍手があふれ、演説の最後にはSEVENTEENのほかのメンバーたちが全世界の青年たちに向けたメッセージを韓国語、中国語、日本語で伝えた。HOSHIは「皆さんの夢が私たちのダンスです」と語り、JUN、WOOZI、VERNONはそれぞれ「皆さんの夢は私たちを輝かせます」「皆さんの夢は私たちの原動力です」「皆さんの夢、SEVENTEENが『大切にします』」と力強く述べた。
JEONGHANはSEVENTEENの日本オリジナル曲「今 -明日 世界が終わっても-」の歌詞を引用して「皆さんの夢は、今夜世界が終わっても何よりも大事です」とメッセージを伝え、S.COUPSは「皆さんの夢が私たちみんなの未来です」と堂々と語る。仲間たちが熱い思いを伝えたあと、JOSHUAは「皆さんの夢のために、SEVENTEENが皆さんのそばにいます。皆さんの夢のために、SEVENTEENが一緒に行きます」とスピーチを締めくくった。
2022年8月に「#Going Together」キャンペーンを始動し、教育の重要性を知らせてきたSEVENTEENが所属するPLEDIS Entertainmentとユネスコ韓国委員会。このキャンペーンは翌2023年にユネスコ本部と3者業務協約を通じてグローバル次元に拡張された。SEVENTEENはこのキャンペーンを通じて東ティモール地域学習センター2カ所の建設、マラウイ教育支援などを行ったほか、昨年11月にはユネスコ本部で開催された第13回「ユネスコユースフォーラム」に参加し、190カ国余りの青年代表らと邂逅。SEVENTEENはスペシャルセッションの中で「青年間の連帯と教育が青年と地球の未来を変える」というメッセージを伝えた。