JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

細野晴臣「omni Sight Seeing」の世界観を映像化、佐藤優介による関連曲プレイリストも公開

細野晴臣「omni Sight Seeing」ジャケット
1年以上前2024年07月22日 3:01

細野晴臣の楽曲「PLEOCENE(プリオシーヌ)」の“ヴィジュアライザーミュージックビデオ”がYouTubeにて公開された。

「PLEOCENE(プリオシーヌ)」は1989年7月にEPICレコードから発表されたアルバム「omni Sight Seeing」の収録曲。「omni Sight Seeing」は、当時世界各地を巡り、ワールドミュージックの先導的な役割を担っていた細野が80年代後半に掲げていた“観光音楽”の集大成となる作品だ。日本民謡からアラブ、中南米音楽など世界各地の音楽の要素を取り入れた、さながら音楽で世界旅行を体験するかのようなエレクトロニックポップの傑作として知られている。

「PLEOCENE」のヴィジュアライザーMVはカクバリズムの角張渉による監修のもと、映像作家のTakeru Shimaが「omni Sight Seeing」のジャケットアートワークを駆使して制作。本アルバムの世界が見事に表現されている。

また各サブスクリプションサービスでは「omni Sight Seeing BIRTHDAY PLAYLIST」を公開中。このプレイリストでは、カメラ=万年筆のメンバーであり、スカートやムーンライダーズなどのサポートメンバーなど多岐にわたって活動している佐藤優介が「『omni Sight Seeing』という〈辺境〉の周辺」をテーマに細野の楽曲をセレクトしている。

佐藤優介 コメント

『omni Sight Seeing』の静的でありながら無限に広がりを感じさせる音世界は、自分にとって永遠の憧れです。発表当時の1989年というと、Soul II SoulやDe La Soul、ロックならThe Stone RosesやNirvanaといったバンドがデビューし、シカゴやデトロイトからは新しいテクノの動きが生まれつつあった時代だと思いますが、そうした当時の音楽地図をイメージしてみても、細野さんの音楽が、日本のみならず世界的にも特異点であったことが想像できます。

その『omni Sight Seeing』という〈辺境〉を中心に、精神的な繋がりを感じるHASYMO「RESCUE」や、発表から約30年後にヴォーカル・ヴァージョンが録音された「Retort - Vu Ja De ver.」など、〈辺境の周辺〉をテーマに細野さんの音楽を10曲選んでみました。

関連記事

ゴリラ祭ーズ

ゴリラ祭ーズが初全編ボーカル入りのアルバム発表、スカート澤部渡ら迎えたツアーも決定

5日
V.A.「はらいそ、の音楽 コーヒーハウス・モナレコーズの細野晴臣さんトリビュート・アルバム」ジャケット

小西康陽が発起人の細野晴臣トリビュートに直枝政広、澤部渡、金田康平ら参加

7日
Balming Tiger

Balming Tigerが細野晴臣「熱帯夜」カバー、ディアンジェロの曲も探究しグルーヴ感追求

8日
スカート

スカート、初期音源の再録ver.収めたアルバム「アナザー・ストーリー」が初アナログ化

12日
「OPEN FACTORY vol.2」メインビジュアル

東洋化成のアナログ工場イベントでカクバリズムがその場でプレスしたレコードを販売

14日
フレネシ

フレネシが約11年ぶり活動再開、新曲「除霊しないで」配信&「キュプラ」アナログ化

21日
小坂忠「ほうろう」ジャケット

小坂忠「ほうろう」が重量盤アナログで再発、細野晴臣との共同プロデュース作

23日
細野晴臣

細野晴臣の活動55周年企画が都内で、映画上映会やポップアップショップなど同時開催

26日
30周年記念で撮影されたyes, mama ok?の最新アーティスト写真。オリジナルメンバーで集合した高橋晃、金剛地武志、仲澤真萠(左から)。

掘り起こされる音楽家・金剛地武志の才能、yes, mama ok?デビュー30周年作品が続々

28日
「細野ゼミ」メインビジュアル

細野晴臣、スライ・ストーンを語る

約1か月