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戦後80年プロジェクトのテーマ曲に坂本龍一「戦場のメリークリスマス」

坂本龍一
10か月前2025年01月26日 8:07

明日1月27日から12月31日まで実施される、TBSをキー局とするJNN系列のプロジェクト「戦後80年プロジェクト つなぐ、つながる」のテーマ曲として坂本龍一「Merry Christmas Mr. Lawrence - version 2020」が使われる。

2021年から行われている「戦後80年プロジェクト つなぐ、つながる」は「戦争を二度と起こさないために、教訓を未来につなぎたい」という思いでTBS / JNNがスタートさせたプロジェクト。明日から1週間、「JNNニュース(昼)」「Nスタ」「news23」で5つの企画が放送される。なおそれ以降も、終戦の日がある8月を中心に毎月企画の放送が続く。

「Merry Christmas Mr. Lawrence - version 2020」は2020年の12月12日に行われたオンラインコンサートで録音された坂本のピアノ演奏を、本プロジェクトのために坂本自らミックスした音源。なお彼は楽曲を提供するにあたって、2021年には「戦争が起きてほしくない。戦争は、自国、敵国の差なく、ただ若い兵士と無辜の民を傷つけ殺す。なぜ戦争がなくならないのか。なぜ戦争を起こそうとする人間がいるのか。戦争で利益を得ることに倫理的に耐えられる人間がいるのか。今も世界のあちらこちらで子供の上に爆弾が落とされている。なぜ私たちは止められないのか」、2022年には「抑圧した側は一世代で忘れてしまうが、抑圧された側は七世代忘れない。しかしよく考えると、抑圧した側が忘れてしまうというのも、無責任なだけではなく、実は潜在的な罪の意識が働いているのだとも考えられる。アメリカ人が原爆を落としたことを色々な理由で肯定したがるのも、逆に言えばそれだけ罪の意識を感じているのだと思える。そんな罪の意識や憎しみと共に生きなくともよい世界になればいいのだが」とコメントしている。

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