TREASURE、ファンコンで嵐やBIGBANGの名曲カバー！日本公演の累計動員数は100万人突破

TREASUREのファンコンサートツアー「2025 TREASURE FAN CONCERT [SPECIAL MOMENT] IN JAPAN」の最終公演が5月17日、18日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

累計動員数は100万人突破

本ツアーは、4月23日の兵庫・GLION ARENA KOBE公演を皮切りに開催され、2日間で3公演行われた埼玉公演では計7万2000人、初日から合わせると全4都市10公演で計15万人の動員を記録した。なお今回の埼玉公演をもって、2022年から2023年にかけて実施された初日本ツアー「TREASURE JAPAN ARENA TOUR 2022-23 ～HELLO～」以降のTREASUREの日本単独公演における累計動員数が100万人を突破した。

“大先輩”カバー、ユニットシャッフルも

雨が降りしきる中で迎えた17日の初日、会場内はスタンド上部までTREASURE MAKER（TREASUREファンの呼称）で埋め尽くされた。公演が最新曲「YELLOW -JP Ver.-」で幕を開けると、地響きのような歓声が会場を包み込む。パフォーマンス中はコール＆レスポンスが自然と巻き起こり、「SARURU」ではファンのコーラスも重なってただならぬ一体感が広がった。

カバーやユニットステージは今回のファンコンサートの大きな見どころのひとつ。中でもツアー中大きな反響を呼んだのは、嵐の人気曲「Happiness」のカバー。アサヒは「皆さんご一緒に！」と掛け声をし、曲中はジュンギュとドヨンが互いに腕を伸ばして指を絡めたり、同郷出身のジョンウとジョンファンがおでこをくっつけ合ったりと、メンバーの仲のよさがにじむパフォーマンスで会場を盛り上げる。メンバー10人中3人が日本出身ということもあり、日常的に日本語が飛び交う環境にあるTREASURE。そんな彼らのJ-POPカバーはファンにとっても待望の瞬間だった。

このほか、ヨシ、ジュンギュ、ジェヒョク、アサヒ、ハルト、ジョンウがBIGBANG「BAD BOY」、ヒョンソク、ヨシ、ハルトのラップメンバーが、BIGBANGのグループ内ユニット・GD&TOP「Don’t Go Home」「HIGH HIGH」を歌うなど、YGエンタテインメントの大先輩の人気曲のカバーステージが次々と披露された。また先輩アーティストのカバーだけでなく、TREASUREがこれまでリリースしてきたユニット曲を、メンバーをシャッフルして披露する“グループ内シャッフル”カバーも。アサヒとハルトによるユニット曲「THANK YOU」では、アサヒのボーカルパートをドヨン、ハルトのラップパートをジョンファンが担当。また5人のメンバーからなるグループ内ユニット・T5の楽曲「MOVE」は、オリジナルメンバー以外のヒョンソク、ヨシ、アサヒ、ハルト、ジョンウが“R5”としてパフォーマンス。ダンスブレイクやアドリブなどを通じて、原曲とは異なる、楽曲の新たな魅力を引き出した。

アンコールに次ぐアンコール

ライブ終盤にはメンバーが感謝の思いを口々に伝える。ヒョンソクは「こんなに大きい会場で一緒の時間を過ごせて幸せです」、ジフンは「大きい会場で一緒に遊ぶことがすごく幸せだから、機会があれば今年また帰ってきて、また皆さんと遊びたいなと思います！」とファンに向けてコメント。ASAHIは「またすぐ戻って来られるように準備のほうもがんばっていきますので、皆さん少しだけ待っていてください。もっといい姿で戻ってきます」と笑顔で約束した。なお埼玉初日の17日公演では、5月15日に誕生日を迎えたYOSHIへのサプライズも。サプライズでお祝いされたヨシは、「20歳でデビューして、この5年間、皆さんの支えがあったからここまでできたし、TREASURE MAKERの皆さんのおかげで公演できること自体が、20歳の時に考えもできなかった光景なんです。本当にありがとうと伝えたいです」と、改めてTREASURE MAKERへ感謝の気持ちを伝えた。

TREASUREはアンコールで「Here I Stand」「病」をトロッコで披露したのち、この日2度目の「SARURU」を歌い踊る。そうしてステージが終了し会場は暗転。ここで公演が終了するかと思われたが、しばらくすると「皆さんに楽しんでいただいたお陰で、あと2曲くらいやって帰りたいなと思うんですけどいいですか？」というハルトの影アナウンスが。彼の問いかけにTREASURE MAKERが割れんばかりの歓声で応じると、ハルトは「最後まで遊ぶ準備できてますか？ ぶち上がっていきましょう！」とファンに呼びかけ、この言葉を合図にTREASUREは再びステージにカムバックした。

「BEAUTIFUL」大合唱にメンバー涙

ライブはダブルアンコールへ突入し、メンバーは「HELLO」「BEAUTIFUL」を披露してフィナーレまで駆け抜ける。日本デビュー曲「BEAUTIFUL」ではTREASURE MAKERの合唱が自然と起こり、18日の千秋楽公演では、その様子を目の当たりにしたヒョンソクが感極まり号泣。そんな最年長の姿を見て、メンバーは彼のそばに集まり、TREASURE MAKERとの絆の深まりを再確認するかのように、会場に沸き起こる大合唱に耳を傾けた。

TREASUREは今後、7月5日に埼玉・ベルーナドームで開催される「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」、8月16日に大阪・万博記念公園で行われる「SUMMER SONIC 2025」に出演する。