ZEPPET STOREからYA/NA脱退、局所性ジストニアと診断受け5年

ZEPPET STOREからYA/NA（Rhythm Tracker）が7月1日をもって脱退したことが発表された。

ZEPPET STOREは木村世治（Vo, G）、五味誠（G）、赤羽根謙二（G）、中村雄一（B）の4人の連名でコメントを発表。「バンドとして今後どのような形で皆さんの前に戻ってくるかはまだ手探りですが、YA/NA在籍時の宝物である楽曲たちを汚さぬ様、新たな一歩を踏み出します」としている。

YA/NAは2020年夏に局所性ジストニアの診断を受け、同年12月にドラマーとしての活動を一旦終了するも、「ドラマー辞めても音楽辞めなければバンドに居なよ」というメンバーの声があったため、“Rhythm Tracker”という独自のパートでバンドに在籍し、ライブにもサポートドラマーと並んで出演してきた。脱退にあたってYA/NAは「ZEPPET STOREにおいてドラムを凌駕するイメージを試行錯誤しプレイしていくことに限界を感じました」「ドラマーとして関わっていたころの能動的だったスタンスとは逆に、リズムトラッカーとしては不自由さ故の受動的な姿勢になっていた自分に対し、不甲斐なさやモチベーションの低下などにも気づかされ、見えないストレスに悩んだ末の結論になりました」と説明。さらに「ZEPPET STOREという格別なバンドで、素晴らしきメンバーと今まで音を奏でられたことは、とても幸運であり誇りに感じています」とバンドへの思いをつづるとともに、ファン、メンバー、スタッフらへの感謝の言葉を述べた。