King & Princeの音楽と花火がコラボレーションしたエンタテインメントショー「King & Princeとうちあげ花火2025」が11月15日と16日に2日間にわたって千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催され、永瀬廉と髙橋海人が16日のイベント前に囲み取材に応えた。
2日間で6万人
昨年CDデビュー5周年を締めくくるイベントとして4月にZOZOマリンスタジアム、5月に山口・山口きらら博記念公園で行われ、好評を博した「King & Princeとうちあげ花火」。今年は2日間で約6万人を動員し、2018年5月発表のデビューシングル「シンデレラガール」から今年8月リリースの17thシングル「What We Got ~奇跡はきみと~ / I Know」までの歴代の代表曲に合わせ、花火1万3000発が夜空いっぱいに打ち上がった。さらに、King & Princeのライブパフォーマンスも届けられる充実の内容となった。
ZOZOマリンスタジアム周辺にはさまざまな屋台や、King & Princeと記念撮影できるフォトブースが登場。椿鬼奴と大(グランジ)が司会を務めた、ティアラ(King & Princeファンの呼称)がKing & Prince楽曲を歌って楽しむ「ティアラFes」、ファンがKing & Princeへの思いを込めたデコレーションうちわの画像が飾られる「MYうちわFes」という企画も展開された。
「Funk it up」を歌ってくれた男子
ブルペンで行われた囲み取材にそろいの下駄と浴衣姿で登場したKing & Prince。昨年の開催から約1年半ぶりの「King & Princeとうちあげ花火」について永瀬は「花火イベントをファンの方と冬にやれるのはうれしい気持ちでいっぱいです」と再びの開催を喜ぶ。「天気も晴れて花火日和でうれしく思います」と声を弾ませた髙橋は「めちゃくちゃ幸せです。花火を見るためにファンのみんなと同じ方向を向くことができるのがすごく新鮮なんです。『King & Princeとうちあげ花火』はKing & Princeを語るうえでは欠かせない特別なイベントになっているなと実感していますね」としみじみ語った。
前回よりもパワーアップしたと言う今年の「King & Princeとうちあげ花火」を2人は具体的に説明していく。髙橋は「冬開催ということで、冬ならではの音楽だったり、業界の先輩の楽曲を歌わせていただきます」とコメント。永瀬はスタジアム周辺での企画の数々に触れ、「屋台の台数が増えたり、『MYうちわFes』という企画があったり。ファンの方々がKing & Princeの楽曲を歌って楽しむ『ティアラFes』の動画を観せていただいたんですけど、すごい盛り上がっていて。『Funk it up』を男子が歌ってくれていたので、このあとの本番でイジろうかなーと思います」とニヤリと笑った。
泣いたのは僕です
11月15日の「King & Princeとうちあげ花火2025」に関して話題がおよぶと、髙橋は「花火とともに、どれだけ永瀬廉を美しく撮るかということに集中していたので、どこかでお見せできたらなと思います。今日も美しい永瀬を撮影できたらと思います」と気合い十分に語る。一方で永瀬は「僕は……(海人を)うまく撮れなかったですね。ずっと逆光で」とあっさり話し、「自分の携帯でずっと花火を撮ってたので、今日は肉眼で見ることを意識したいですね」と続けた。
また報道陣から「昨日は泣いた人がいるようで……」と言われると、「僕です」と髙橋が白状し、「このイベントは自分たちじゃなくて花火が主役なんですよ。King & Princeの曲を深く楽しんでもらうイベントでもあるので、『この曲、こんなによかったんだ』と改めて気付いたりする。昨日『君がいる世界』という曲を聴いて、改めてKing & Princeの楽曲を愛してることを再確認したし、守っていかなきゃなという覚悟が芽生えました」と真剣な眼差しで語る。すると隣りの永瀬は「泣いてしまう感情も理解できるんですけど、海人が泣いてめっちゃオモロかったですね。皆さん、ご安心ください。今日も泣きます」としんみりした空気を笑いに変えた。
記者から明るい髪色にイメージチェンジしたことをツッコまれると、髙橋は「もともと髪を染めることは決めておりまして、ファンのみんなに……サプライズというか、皆さんにとってよりいい思い出になるように色を変えました。彼氏が彼女とのデートの前で髪を染めていく感覚です」と少し照れくさそうな表情に。そんな髙橋に向けて永瀬は「くー!」とにぎやかした。
1年以上かけて作った「STARRING」
12月24日にリリースする7thアルバム「STARRING」の話題では、髙橋が「前回のアルバムの『Re:ERA』を超えてやろうぜっていう気持ちで。『Re:ERA』の制作活動が終わってすぐに「STARRING」に取り掛かって、1年以上かけて作りましたね。アルバム制作の稼働は過去最高の時間だったと思います」とニューアルバムに懸ける熱い思いを言葉にする。永瀬も「時間も労力もアイデアも思いも詰め込んだアルバムになっています。そのリード曲が「Theater」なんですけど、ミュージックビデオだけで3日間も撮ったよね。スケールのデカいアルバムの中のスケールのデカいMVになっています」と期待感をのぞかせた。
3年ぶりの紅白出場への思いは
年末の話題は続き、King & Princeは12月31日放送の「第76回NHK紅白歌合戦」に出場が決定した喜びを表現する。永瀬は「3年ぶりに出演が決まってめちゃくちゃうれしいですし、この体制(髙橋海人との2人体制)になって初めての紅白で。9月にNHKの『うたコン』に出させていただいて、温かく迎え入れてくださったのもうれしかったですね」と思いを語り、髙橋も「率直にうれしい気持ちがあふれ出してきて。この3年間でアリーナやドームの舞台に立たせていただいて、音楽性も強化してきたので、全国の皆さんにもティアラの皆さんにも成長した姿が見せられたらいいなと思います」とうれしそうに話した。King & Princeのパフォーマンスのほかに、「紅白歌合戦」で楽しみにしていることを聞かれた永瀬は「ほかのアーティストさんのリハの風景を観るのが楽しみです。年末だー!ってなる」、髙橋は「私服を見て、この人おしゃれだなーって思うのが楽しみ」とそれぞれ語った。その後、永瀬は「ご安心ください。紅白のリハも泣きます!」と髙橋の肩に触れた。
今年も残すところ1カ月半。2025年にやり残したことについて永瀬は「やり尽くしたかな」と言い切り、「年末には歌番組に出たり、アルバムをリリースしますので、風邪を引かず健康でいたいですね、そこを意識した丁寧な暮らしをやり続けたいですね。わかめの味噌汁を飲みます」と宣言。髙橋は「もう閉まっちゃっているかもしれないけど、富士山に登りたいですね」と笑顔で語った。その後、2人は「King & Princeとうちあげ花火2025」2日目に向けて、ブルペンをあとにした。


