ヤバイTシャツ屋さんが5月9、10日に三重・志摩スペイン村パルケエスパーニャにてライブイベント「ヤバイTシャツ屋さん "Tank-top Festival 2026" in 志摩スペイン村」を開催。この記事では昨日10日に開催されたフェス「WACHA-WACHA SHOW」の模様をレポートする。
2日目はコラボだらけの「WACHA-WACHA SHOW」
2024年5月に初開催され、今年で3年目を迎えるヤバTの志摩スペイン村公演。今年は1日目がワンマンライブ「ONE-MAN SHOW」、2日目がゲストを迎えたフェス「WACHA-WACHA SHOW」として実施された。初日の「ONE-MAN SHOW」では新曲「Magical Tank-top Parade」を含む29曲が披露され、会場は大盛り上がりに。2日目の「WACHA-WACHA SHOW」には、打首獄門同好会、ORANGE RANGE、四星球、HEY-SMITH、Wienners、サバシスター、シンガーズハイ、超能力戦士ドリアンに加え、お笑いコンビの滝音と令和ロマンも出演し、各ステージではヤバTとのコラボなど「タンクフェス」ならではのライブが繰り広げられた。
HEY-SMITH、快晴に鳴らすロックのファンファーレ
志摩スペイン村の天気は雲ひとつない快晴。トップバッターを務めたHEY-SMITHは、ロックのファンファーレと言わんばかりに太陽の光が燦々と降り注ぐシベレス広場で高らかにホーンの音色を響かせ、代表曲の「Endless Sorrow」や、6月24日にリリースする予定のLess Than JakeとのスプリットEP「Unity」に収録される新曲「Voodoo Go To Zoo」といったナンバーで会場を盛り上げる。猪狩秀平(G, Vo)は第一印象では交わることないだろうと思っていたヤバTと音楽を通じて親交を深め、自主企画やツアーに呼び合う仲になれたことを喜び、その後もメンバーたちと「Be The One」や「Say My Name」といった楽曲で観客を踊らせ続けた。
サバシスター、ありぼぼとポテサラ!
今回新設されたエンバシーホール内のステージも初っ端から満員に。それもそのはず、ありぼぼ(B, Vo)の産休時に“なちぼぼ”としてヤバTのライブをサポートした、なち(Vo, G)が在籍するサバシスターのステージを見届けるべく多くの観客がエンバシーホールに駆け付けたからだ。志摩スペイン村のキャラクターのカチューシャを付けたなち、ごうけ(Dr, Cho)、るみなす(G, Cho)は「My girlfriend is PIZZA OF DEATH」シリーズの楽曲で早速フロアを沸かせる。「ポテサラ」のパフォーマンスにはありぼぼがボーカルで飛び入り参加。熱狂そのままに「覚悟を決めろ!」「ミュージック・プリズナー」になだれ込み、フロアにヘドバンの嵐を巻き起こした。
打首獄門同好会、ヤバT要素ねじ込み“喜志駅”の関東版披露
打首獄門同好会はヤバTのオープニングSE「はじまるよ」のデスボイスアレンジを流しながら、フロートに乗ってシベレス広場に入場。“デリシャスティック”こと駄菓子の「うまい棒」を配り「デリシャスティック」でライブをスタートさせた。目まぐるしく展開する「部長ぷっちょどう?」では最後にヤバT「あつまれ!パーティーピーポー」をねじ込んで会場を沸かせ、そのままヤバT「喜志駅周辺なんもない」の歌詞を関東版にアレンジしたカバー「志木駅周辺なんもない」で顧客(ヤバTファンの呼称)のハートをがっしりつかんでみせる。その後も打首獄門同好会は、サウンドは本格派ながら歌う内容はクスッと笑える共感性の高いナンバーを次々と届け、ラストの「日本の米は世界一」まで駆け抜けた。
シンガーズハイのヘルプにヤバT参上!一緒に「ネコ飼いたい」
エンバシーホールの2番手・シンガーズハイはヤバTの47都道府県ツアーで初めて競演し、内山ショート(G, Vo)がありぼぼの産休時にライブをサポートした間柄。プライベートでも親交のある彼らは気合い十分の様子でステージに現れ、ノリのいいロックチューンに内山のハイトーンが響く「愛の屍」でライブの口火を切ると、「Kid」や「B.O.LIE」といったロックチューンを立て続けに披露していった。キラーチューン「ノールス」を熱唱したあと、シンガーズハイはヤバT「ネコ飼いたい」をカバー。1番を全力で歌い終えた内山が「疲れた! 助けて! ヤバイTシャツ屋さん!」と叫ぶと、ヤバTが現れ一緒に「ネコ飼いたい」を歌唱した。
ORANGE RANGE、ヤバTのリクエストを律儀に聞く
ヤバTが大ファンのORANGE RANGEも沖縄から志摩スペイン村に駆け付けた。シベレス広場を埋め尽くす観客の前で彼らは「以心電信」「ロコローション」といった誰もが知る代表曲をさっそくドロップ。HIROKI(Vo)は「テーマパークでライブをするというのは本当に夢の中にいるような気持ちにさせてくれるね」とほのぼのしたMCで会場を和ませ、「ヤバTが大好きなんです」とヤバTと相思相愛であることをアピール。そしてヤバTの3人がリクエストした楽曲を披露することを予告し、“知らない曲”でも盛り上がることを観客に誓わせると、「マジで世界変えちゃう5秒前」「お願い!セニョリータ」「GOD69」の3曲を披露。最後は快晴の志摩スペイン村にぴったりな「イケナイ太陽」「上海ハニー」でステージを締めくくった。
超能力戦士ドリアン、こやまと交わした約束とは?
超能力戦士ドリアンはエンバシーホールにビジョンがないためスクリーンを持ち込み、そこに映像を投影しながらパフォーマンス。ヤバT愛あふれる新曲「ヤバイTシャツ屋さん」では、観覧エリアを3つに分けサビに合わせて「ヤ」「バ」「T」のボディサインを行わせるなど、会場一体となってヤバTに思いを届けた。続く「ヤバイTシャツ屋さんと同じ人数」にはヤバT本人が登場し、ステージにいる全員で熱唱した。ヤバTが2日目のチケット完売に向けて直前まで奮闘していた2024年の初開催時にも、自らチケットを購入して志摩スペイン村公演に来場していた超能力戦士ドリアン。やっさん(G, Vo)は「帰りの車で、夢あるなと3人で話して。すごく勇気とモチベーションをもらいました」と当時を振り返り、こやまから託された客席、エンバシーホール、そしてシベレス広場をすべて踏むバンドになってほしいという夢の実現に向けて邁進することを誓った。
四星球、ヤバT愛がだだ漏れ!「今日は責任を取りに来た」
シベレス広場のトリ前を任された四星球はリハーサルから本気モード。まさやん(G)、U太(B)、モリス(Dr)はパートに合わせてヤバTメンバーに扮装し、段ボール製のヤバTフロートに乗り込んで観客の頭上を移動する“パレード”を経てライブを開始した。「鋼鉄の段ボーラーまさゆき」では、フロートに乗ってヤバT本人が登場。「ちょんまげマン」では北島康雄(Vo)によく似たキャラが「あつまれ!パーティーピーポー」の「えっびっばーっでぃっ!」を「みなのもーの!」にアレンジして熱唱して顧客を喜ばせる。さらに「どんなもんだい」ではもりもりもと(Dr)に関するクイズを出題するなど、ヤバT愛にあふれたステージの数々を披露していった。
ヤバTは四星球にあこがれて結成されたバンド。その事実を北島は2015年に石川県金沢市で行われたライブサーキットイベント「DIVING ROCK 2015 in KANAZAWA」の会場で、本人たちからCDを手渡されて知ったという。そんな愛さずにはいられない後輩・ヤバTの主催フェスに初出場した北島は「今日はその責任を取りに来ました」と堂々宣言し、代表曲の1つ「Mr.Cosmo」で大暴れ。ヤバT直属の先輩である10-FEETのNAOKI(B, Vo)もせんとくんに扮して登場し、会場を熱く盛り上げた。
Wienners「Justice 4」でヤバTとお祭り騒ぎ
ありぼぼの不在中、メインでサポートに入っていた∴560∵(B, Cho)が所属するWiennersは、エンバシーホールのトリを務めた。「Cult pop suicide」「TRADITIONAL」というスピーディに駆け抜けるナンバーでダイバーを続出させたあと、ヤバTを呼び込んで「Justice 4」をプレイ。ありぼぼはタンバリン、もりもとはスネアドラム、こやまはサンバホイッスルで熱くダンスタイムを盛り上げ、会場をさらなる熱気で満たした。
ヤバTが去ってからも“ヤバTタイム”は終わらない。WiennersはヤバT「あつまれ!パーティーピーポー」のEDMバージョンを披露し、メンバー全員が楽器を手放し、観客と一緒に歌って踊って大盛り上がり。その後もWiennersは昨年度放送されていた「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」のオープニング曲「WINNER!ゴジュウジャー!」や「蒼天ディライト」といったキャッチーな楽曲で天井知らずの熱狂を作り上げ、エンバシーホールのトリのアクトを完遂した。
滝音&令和ロマン、音楽ファンをも大いに沸かす
コロシアムでは滝音と令和ロマンが漫才を披露。滝音の秋定遼太郎は、ヤバTのこやまたくや(G, Vo)と楽屋で会話をするも、2人とも目を見て話せなかったことや以前観たヤバTのライブで「知らない人は知っているふりをして盛り上がってください」という煽りを気に入り、滝音のステージでもこっそり取り入れていることなどを告白し、会場を笑わせた。1000人以上を収容するコロシアムだが、令和ロマンのステージは「M-1グランプリ」2年連続チャンピオンとあって立ち見エリアまで観客が埋め尽くす中で始まった。髙比良くるまがこやまと親交があり今回「タンクフェス」初出場に至ったという経緯が明かされたあと、令和ロマンの2人はさまざまなアーティストの楽曲を取り入れた漫才で会場を沸かせる。くるまが歌う和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」もコロシアムいっぱいに響き渡った。
ヤバイTシャツ屋さんはコラボ続々!来場者と約束「また来年ここで会おう」
10組のゲストたちのステージが終わり、いよいよ始まったヤバTのライブは、キラーチューン「かわE」で幕開け。「タンクフェス」には欠かせない「Tank-top Festival 2019」で、パンクロックバンドとしての矜持を見せつけたあと、こやまのメロディセンスが光るポップなロックチューン「すこ。」を披露するなど、序盤からヤバTの魅力が詰まったステージが続いていく。
こやまは「どうでした? さぞ忙しい1日だったことでしょう」と充実したステージや催しに胸を張りつつも、来年開催に向けて改善点を募集。そしてORANGE RANGEが3人のリクエスト曲を演奏してくれたことについて触れ、逆にORANGE RANGEのHIROKIからのリクエスト曲として「肩 have a good day -2018 ver.-」を歌い始めた。この曲にはもりもとによる口笛パートがあるが、今回はスペシャルゲストのHIROKIが口笛を担当した。
「志木駅周辺なんもない」を披露した打首獄門同好会に、「こっち(喜志駅)のほうが何にもないんですけど!」と対抗心を燃やしたこやまは、打首獄門同好会の3人をステージに招き入れ“志木駅VS喜志駅”のコール&レスポンス合戦を挑む。大澤敦史(Vo, G)は観覧エリアに飛び込み、ヤバTは志木駅バージョンの歌詞でも歌うというカオスなバトルを繰り広げたあと、こやまが「喜志駅も志木駅もいろいろあります」とフォローを入れてこの勝負を終えた。
「きっとパルケエスパーニャ」では志摩スペイン村のキャラクターたちが登場するかと思いきや、ステージ袖から出てきたのは四星球扮する偽物。偽物ではあるものの志摩スペイン村のキャラクターたちと楽しくステージを終えたヤバTは、続けてHEY-SMITHのホーンズを呼び込んでHEY-SMITH「Come back my dog」を熱演した。その後、予定にはなかったが猪狩とYUJI(B, Vo)もステージに登場し、ヤバTの楽器を借りてそのまま「Come back my dog」を披露。ヤバTは大好きな先輩とのコラボに大はしゃぎしながら熱唱し、「楽しすぎる!」とまぶしい笑顔を見せた。
こやまは「こんなフェスが開催できるようになるとは10年前も思ってもなかったです。ホンマに続けてきてよかった」としみじみ語り、パンクロックへの熱い思いを込めた「Give me the Tank-top」をエモーショナルに熱唱。さらに「Blooming the Tank-top」「無線LANばり便利」といったライブアンセムを立て続けに披露し、「『Tank-top Festival』は俺らにしかできひんフェス! ここでしか見れへん景色見せたるわ!」と志摩スペイン村のキャラクターとダンサーをステージに招き入れる。そして志摩スペイン村の仲間たちと「ハッピーウェディング前ソング」でピースフルな空間を作り上げると、キャノンからスペインカラーのテープが発射され、本編は幕引きとなった。
「ヤバイT」「シャツ屋さん」コールを受けて再登場したヤバTはアンコールとして「ヤバみ」「NO MONEY DANCE」の2曲を披露。「ここから1年またがんばれよ! 俺らもがんばるからな! また来年ここで会おうな!」と再会を約束し、3回目となるヤバT主催の志摩スペイン村公演は大団円を迎えた。
なお「ヤバイTシャツ屋さん "Tank-top Festival 2026" in 志摩スペイン村」のヤバTのライブのセットリストをもとにしたプレイリストがApple Music、Spotify、YouTubeにて公開中。ヤバイTシャツ屋さんオフィシャル会員サイト・顧客倶楽部では、会員を対象に、8月に始まるワンマンツアー「ヤバイTシャツ屋さん "Magical Tank-top Parade" ONE-MAN TOUR 2026」のチケットの“超最速0次”先行抽選予約を5月17日まで受け付けている。また7月29日にCDリリースされるニューアルバム「Magical Tank-top Parade」の初回プレス分には、Zepp Haneda(TOKYO)6DAYSを含む10、11月公演のチケット先行抽選予約に申し込めるシリアルコードが封入される。
セットリスト
ヤバイTシャツ屋さん "Tank-top Festival 2026" in 志摩スペイン村 WACHA-WACHA SHOW 2026年5月10日 志摩スペイン村
HEY-SMITH
01. Living In My Skin
02. Endless Sorrow
03. Fellowship Anthem
04. Voodoo Go To Zoo
05. Into the Soul
06. California
07. Radio
08. Inside Of Me
09. Summer Breeze
10. I'm In Dream
11. We sing our song
12. Be The One
13. Say My Name
サバシスター
01. My girlfriend is PIZZA OF DEATH
02. My girlfriend is PIZZA OF DEATH II
03. !
04. デービゴ!
05. ジャージ
06. ポテサラ feat. ありぼぼ
07. 覚悟を決めろ!
08. ミュージック・プリズナー
09. ステージ
10. ハッピーなんて
打首獄門同好会
01. デリシャスティック
02. 筋肉マイフレンド
03. 部長ぷっちょどう?
04. 志木駅周辺なんもない
05. はたらきたくない
06. 猫の惑星
07. カンガルーはどこに行ったのか
08. きのこたけのこ戦争
09. 日本の米は世界一
シンガーズハイ
01. 愛の屍
02. STRAIGHT FLUSH
03. Kid
04. ニタリ
05. エリザベス
06. B.O.LIE
07. ノールス
08. ネコ飼いたい(カバー)feat. ヤバイTシャツ屋さん
ORANGE RANGE
01. メンソーレ feat.ソイソース
02. 以心電信
03. ロコローション
04. マジで世界変えちゃう5秒前
05. お願い!セニョリータ
06. GOD69
07. イケナイ太陽
08. 上海ハニー
超能力戦士ドリアン
01. ムカつく奴は敵
02. もっと早く寝ればよかった
03. いきものがかりと同じ編成
04. ヤバイTシャツ屋さん
05. ヤバイTシャツ屋さんと同じ人数 feat.ヤバイTシャツ屋さん
06. ドラゴンの裁縫セット(笑)
07. カフェかと思ったら美容院だった
08. 焼肉屋さんの看板で牛さんが笑っているのおかしいね
09. 超家電量販店エディオン
四星球
01. UMA WITH A MISSION
02. 馬コア
03. 鋼鉄の段ボーラーまさゆき(w/ ヤバイTシャツ屋さん)
04. ちょんまげマン
05. どんなもんだい
06. クラーク博士と僕
07. 大スキ!
08. Mr.Cosmo
09. 大スキ!
10. 薬草
Wienners
01. SOLAR KIDS
02. Cult pop suicide
03. TRADITIONAL
04. Justice 4 feat.ヤバイTシャツ屋さん
05. あつまれ!パーティーピーポー(カバー)
06. TOKYO HOLI
07. WINNER!ゴジュウジャー!
08. 蒼天ディライト
09. UNITY
10. GOD SAVE THE MUSIC
ヤバイTシャツ屋さん
01. かわE
02. Tank-top Festival 2019
03. すこ。
04. あつまれ!パーティーピーポー
05. ちらばれ!サマーピーポー
06. 肩 have a good day -2018 ver.-(w/HIROKI from ORANGE RANGE)
07. 喜志駅周辺と志木駅周辺なんもない(w/打首獄門同好会)
08. きっとパルケエスパーニャ(w/四星球)
09. Come Back My Dog(w/HEY-SMITH)
10. Come Back My Dog(w/HEY-SMITH)
11. Give me the Tank-top
12. Blooming the Tank-top
13. 無線LANばり便利
14. ハッピーウェディング前ソング(w/志摩スペイン村の仲間たち)
<アンコール>
15. ヤバみ
16. NO MONEY DANCE


