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Suchmosが全国対バンツアーを完走、Fujii Kazeと時代を超えミラーボールのもとでひとつに

SuchmosとFujii Kazeのコラボパフォーマンスの様子。
6分前2026年07月13日 10:01

Suchmosの対バンツアー「Suchmos The Blow Your Mind TOUR 2026」が7月2日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)にてファイナルを迎えた。この記事では、Fujii Kazeをゲストに迎えた7月1、2日公演のうち1日目の模様をレポートする。

「Suchmos The Blow Your Mind TOUR 2026」は、Suchmosがリスペクトするアーティストを迎えたツアー。IO、GLIM SPANKY、くるり、長岡亮介、cero、ハナレグミ、GRAPEVINE、The Birthday、Fujii Kazeというさまざまな世代のアーティストをゲストに、Suchmosは全国9都市で18公演を行った。

Fujii Kaze

開演時刻の2分前。客電が点いたままの会場に、Fujii Kazeのバンドメンバーがふらっと登場。ざわつきがほのかに広がっていく中、19時を迎えるとともにいきなりあたりは暗闇に包まれる。「何なんw」のイントロが流れ出し、大きな歓声が上がる中、Kazeがさっそうと姿を現し、その歓声はさらに倍増。彼が艶やかな声を響かせるたび、しなやかな動きを見せるたび、ピアノの鍵盤を叩くたび、会場には悲鳴にも似た声が響き渡る。さらにKazeは、「もうええわ」「死ぬのがいいわ」「まつり」を組曲さながらシームレスに披露。ピアノにもたれかかりながらアンニュイな空気を醸したり、オリエンタルなサウンドでオーディエンスの体を動かしたりと、変幻自在なパフォーマンスと圧倒的なスター性で観客の視線を釘付けにしていった。

「まつり」のラストに美麗なファルセットを伸ばし、ここでようやくライブはブレイク。「Suchmosと私たちは何かと共通点がありまして。何より、お互いに同じCMの楽曲を担当してるんですけど」と、Kazeの「きらり」、Suchmosの「STAY TUNE」などを使用したHonda「VEZEL」のCMについて触れる。そしてKazeは「聴いてもらいましょう。『STAY TUNE』」という前振りから「きらり」をパフォーマンス。洒脱なアンサンブルと涼やかな歌声でライブハウスを満たしていった。

さらにハードロック風のギターで幕を開けた「damn」や、8ビートのシンプルなロックアレンジが施された「旅路」で観客の心をたぎらせ、AOR感あふれるメロウな「You」で心地よい感傷に浸らせる。ここでKazeはピアノをしっとり奏でながら「もうすぐお別れです」とひと言。「これからも身近な小さな幸せを見つけて、粛々と歩んでいけたらなと思っています」と語り、「Okay, Goodbye」を歌唱する。センチメンタルな空気と幸福感が淡く入り混じる中、彼はラストに「Prema」をパフォーマンス。力強いロングトーンを聴かせ、最後は前方の観客と戯れステージから去った。

Suchmos

真っ赤な光がステージを照らす中、姿を現したSuchmosはYONCE(Vo)の「ご自由にどうぞ」という言葉に続けて「Pacific」を演奏。小波の上をたゆたうかのような緩やかなグルーヴで、フロアにゆったりとした揺れを生み出していく。やがてそのサウンドは凶暴性をはらんでいき、そこにYONCEは強烈なシャウトを乗せる。そんな印象的な立ち上がりから、彼らは「YMM」「Alright」を立て続けにプレイ。極彩色のライティングが派手に彩るステージから、タイトなアンサンブル、クールネスと熱を併せ持った唯一無二の歌声を届けていく。「DUMBO」ではストロボが激しくまたたく中、轟音が目一杯鳴らされ、演奏が終わるや否や大きな歓声が沸き起こった。

その後Suchmosは「Eye to Eye」を披露し、洗練されていながらも野生味あふれる独特なバイブスのステージで観客を魅了していく。バラードナンバー「Marry」をじっくり聴かせたのち、YONCEはKazeを含むこれまでの対バンゲストに感謝を述べ、拍手を送る。そして「これから激しい表現が続きます」と宣言し、“激しい表現!コール”を展開。その宣言通り、「A.G.I.T.」がけたたましく鳴らされ、会場はすさまじい熱気に包まれた。

その熱が冷める間もなく、Suchmosは「聴いてください。『きらり』」と先ほどのKazeへのアンサーを添えて「STAY TUNE」へ突入。誰もが知るアンセムでフロアを沸かせ、YONCEは「無職、Dance your dance. 金持ち、Dance your dance. クズ、Dance your dance! 聖職者、Dance your dance! 右翼、Dance your dance! 左翼もDance your dance. 己の踊りを、踊れ!」と力の限りに叫ぶ。そのまま「GAGA」「VOLT-AGE」を畳みかけ、異様な高揚感が会場中を包む中、彼らはパフォーマンスを終えた。

アンコール

アンコールに応えて再びSuchmosが登場すると、YONCEは「あの人、呼んでます!」とKazeを呼び込む。そしてさっそく2組はコラボパフォーマンスへ。軽快なドラムが響き、「MINT」と曲名が宣言されると、場内には歓喜の声が沸き起こる。YONCEとKaze、それぞれ持ち味の異なるボーカルがきらびやかなミラーボールの下ひとつになり、10年前に発表された楽曲を新たに生まれ変わらせる。ドラマチックな光景が作り出されたのち、YONCEは「“Kazemos(カゼモス)”でお届けしました」とKazeを送り出し、観客も彼に惜しみない拍手を届けた。そして最後にSuchmosは「Life Easy」を演奏。時にしっとりと、時にエモーショナルに、さまざまな感情を自由自在に行き来するパフォーマンスで最後まで観客の心を揺さぶり、ライブの幕を下ろした。

なおSuchmosは来年3月より全国ツアー「Suchmos BAY SIDE TOUR 2027」を行う。チケットぴあでは、本日7月13日23:59までチケットの3次先行予約を受付中。

セットリスト

「Suchmos The Blow Your Mind TOUR 2026」2026年7月2日 Zepp Haneda(TOKYO)

Fujii Kaze

01. 何なんw
02. もうええわ
03. 死ぬのがいいわ
04. まつり
05. きらり
06. damn
07. 旅路
08. You
09. Okay, Goodbye
10. Prema

Suchmos

01. Pacific
02. YMM
03. Alright
04. DUMBO
05. Eye to Eye
06. Marry
07. A.G.I.T.
08. STAY TUNE
09. GAGA
10. VOLT-AGE
<アンコール>
11. MINT feat. Fujii Kaze
12. Life Easy

撮影:川上智之、上山陽介

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