otuyyutoがOnly Uを客演に迎えたニューシングル「TRAVEL」を本日7月15日に配信リリースした。
「TRAVEL」は、オルタナティブジャパニーズラップの美学を色濃く反映させたチルでアンビエントな楽曲。余計な音を排除したシンプルでソリッドな構成が楽曲の持つ生々しさを際立たせており、otuyyutoとOnly Uの不安定で浮遊感のあるボーカルが、歌詞で描かれた内なる落ち着きのなさや感情的な当惑を表現している。
otuyyutoは故郷であるハワイに帰郷した際にこの楽曲の基盤を制作した。日本での音楽活動に半年以上没頭した彼は、休息のために訪れた島で激しい疎外感に直面することになったという。島のゆったりとしたリズムと激しい内面の対比から彼が得たのは「音楽制作にエネルギーを注げば注ぐほど、本来楽しむべき人生の瞬間を楽しむ能力が失われていく」という気付きだった。「以前はハワイに戻ることがリセットする方法でしたが、今回は自分が他人のように感じました」と振り返るotuyyutoは、楽曲の制作経緯について以下のように語っている。
「島との繋がりは完全に断たれ、日本にいる恋人や親しい友人たちと離れていることに、耐えがたい孤独を感じました。自分は有害なループに囚われていたのです。休息がどうしても必要だったのに、離れた瞬間に強い罪悪感が湧いてくる。日本で音楽に打ち込むべき時間に無駄な時間を過ごしているように感じてしまう。だから、その罪悪感から逃れるために、またすぐに作業を再開し、結局は疲れ果ててしまうのです。『TRAVEL』は、そんな疲弊から、そして騒音の中で唯一はっきりと見えた現実が、私の傍にいる恋人の存在であると気づいたことから直接的に生まれました」
なおotuyyutoは今回の楽曲のプロデュース、アレンジ、マスタリングのすべてを自ら手がけた。徹底してミニマルで無駄のないプロダクションにこだわり、自身のボーカルミックスを担当すると同時に、Only Uのパートのミックスも共同で行った。


