ヤバイTシャツ屋さんのワンマンツアー「ヤバイTシャツ屋さん "Magical Tank-top Parade" ONE-MAN TOUR 2026」のラストを飾る東京・Zepp Haneda(TOKYO)6DAYS公演が10月27日に開幕。この記事では昨日11月5日に行われた「You need the Tank-top」編をレポートする。
ヤバTのZepp Haneda(TOKYO)6DAYSとは
2016年11月2日に「We love Tank-top」でメジャーデビューを果たしてから今年で10周年を迎えたヤバT。メジャーデビュー10周年を記念し、これまで6枚のフルアルバムをリリースしたことにちなんで行われるZepp Haneda(TOKYO)6DAYS公演では、1日目に1stフルアルバム、2日目に2ndフルアルバムというように、歴代アルバムの全収録曲を各日で披露していくというコンセプトライブを企画した。ただし、最終日のみ本ツアーのタイトルにも掲げられている最新アルバム「Magical Tank-top Parade」の収録曲を中心とした、このツアーのファイナルにふさわしいセットリストでライブが行われる予定だ。
リリース当時見ることのできなかった景色がここに
4日目はコロナ禍の2020年9月にリリースされた4thフルアルバム「You need the Tank-top」をフィーチャー。このアルバムは、数量制限を設けずヤバTメンバー直筆サインの入ったアナザージャケットをプレゼントするという期間限定企画を行った結果、4万3000枚の予約を記録し、ヤバT初のオリコン&ビルボードアルバム週間ランキングで首位を獲得した。このアルバムを携え、コロナ禍におけるさまざまな制限の中でも工夫をこらし、ヤバTは2020年秋から2021年春にかけて、1日2公演35日間、計70公演のツアーを完遂。ライブハウスという自分たちにとって大切な場所を守り抜いた。そして迎えたZepp Haneda(TOKYO)4日目は、ヤバTと顧客(ヤバイTシャツ屋さんファンの呼称)が一丸となってそのリベンジを果たす時。会場ではそんなヤバTの熱い思いを込めたオープニングムービーが上映された。
こうして始まったZepp Haneda(TOKYO)4日目は、「You need the Tank-top」収録の「NO MONEY DANCE」でスタート。3人の気概を感じる熱量の高い演奏が繰り広げられると、2026年のZepp Haneda(TOKYO)には、ヤバTがアルバムリリースツアー当時見ることのできなかったモッシュ、ダイブ、歓声……大盛り上がりなライブハウスならではの空間が広がった。「あつまれ!パーティーピーポー」で観客とともに大声を上げ、ヤバTなりのパーティを繰り広げたあと、こやまたくや(G, Vo)は「どうも、コロナ禍を乗り越えたバンドです」と自己紹介。ありぼぼ(B, Vo)は「まずはおめでとうございますやろ。アルバム!」と6年越しに4thフルアルバムのオリコン1位を祝う。当時は当たり前に使っていた「三密」や「Go To トラベル」といった言葉でコロナ禍を振り返ったあとは、打ち込みベースの「日本の首都、そこは東京」やサウンドも歌詞の内容も重い「はやく返してDVD」など、「You need the Tank-top」の収録曲を次々披露していく。
コロナ禍にはなかったヤバTの新兵器
こやまの衝撃的な青春の思い出をつづった王道メロコアチューン「sweet memories」に続くのは人気曲「ハッピーウェディング前ソング」。ポップなメロディが弾ける中、オーディエンスは「キッス!キッス!」「入籍!入籍!」と大声でガヤを入れながら大いに盛り上がった。「コロナ禍に俺らが持っていなかった武器。これをコロナ禍に思いついていれば伝説になれたのに……」というMCから始まったのは「すこ。」。従来のライブハウスでの盛り上がり方に反復横跳びを取り入れ一石を投じたこの曲では、サビで観客たちが握りこぶしを掲げて回転し、それぞれの場所で反復横跳びを行った。「はたちのうた」や「原付 ~法定速度の範囲で~」といった「You need the Tank-top」の楽曲に続くのは、最新アルバムの収録曲。楽しいムードがあふれる「WEST NIGHT」では、観客とヤバTが「君と いると 楽しい!!!!!!!」と声をそろえた。
みんな長生きして僕らとずっと一緒にたくさんライブを
「喜志駅周辺なんもない」はコール&レスポンスの呼びかけを観客が無視するコロナ禍バージョンで披露された。オーディエンスは、コロナ禍において虚無な時間すらもユーモアに変えたヤバTの機転を改めて全力で楽しんだ。「アルゴリズムの犬」や「Blooming the Tank-top」といったこのツアーらしい楽曲も演奏され、いよいよ迎えたライブ終盤。こやまは祖母との別れをきっかけに作ったあの楽曲を歌う前にステージに立ち続ける理由を語る。「俺は長生きしたい。長生きしていっぱいライブをするから、みんなもしんどくなったらライブハウスに来て大声出して暴れて、モッシュピットの中で息ができなくなりそうになって、生きてると実感したらいい。みんな長生きして僕らとずっと一緒にたくさんライブを楽しんでください」と言うと、そんな思いを込めた「寿命で死ぬまで」を熱唱。ありぼぼも喉がちぎれんばかりに絶唱し、もりもとも力の限りドラムを叩く。こやまの実体験に基づくヤバT流の人生讃歌を3人は命を燃やすように夢中で演奏し続けた。
コロナ禍のリベンジ大成功!
本編のラストナンバー「Give me the Tank-top」を経て、「ヤバイT」「シャツ屋さん」のコールでステージに呼び戻されたヤバTは「なんか面白かったな、ライブ」と4日目の内容を振り返る。「げんきもりもり!モーリーファンタジー」「かわE」「癒着☆NIGHT」を演奏したところでライブは終わりかと思いきや「リベンジにしてはシャバい」とこやまは2人と相談して、急遽「Universal Serial Bus」も披露。ライブハウスらしいフロアのカオスな盛り上がりに3人は満足げな表情を浮かべ、こやまが「コロナ禍のリベンジ大成功!」と叫び、5年越しの“「You need the Tank-top」ツアー”の幕を閉じた。
「ヤバイTシャツ屋さん "Magical Tank-top Parade" ONE-MAN TOUR 2026」Zepp Haneda(TOKYO)6DAYSも残すところあと2公演。11月11日のツアーファイナルのチケットはソールドアウトしているが、5thフルアルバム「Tank-top Flower for Friends」をフィーチャーする11月10日公演のチケットはプレイガイドにて販売されている。
セットリスト
「ヤバイTシャツ屋さん "Magical Tank-top Parade" ONE-MAN TOUR 2026」2026年11月5日 Zepp Haneda(TOKYO)
01. NO MONEY DANCE
02. 無線LANばり便利
03. 泡 Our Music
04. J.U.S.C.O.
05. あつまれ!パーティーピーポー
06. 日本の首都、そこは東京
07. 珪藻土マットが僕に教えてくれたこと
08. はやく返してDVD
09. sweet memories
10. ハッピーウェディング前ソング
11. すこ。
12. はたちのうた
13. 原付 ~法定速度の範囲で~
14. Magical Tank-top Parade
15. WEST NIGHT
16. 喜志駅周辺なんもない(コールアンドレスポンスなしver.)
17. アルゴリズムの犬
18. PAC-MANISM
19. Tank-top of the world
20. Blooming the Tank-top
21. 寿命で死ぬまで
22. ヤバみ
23. Give me the Tank-top
<アンコール>
24. げんきもりもり!モーリーファンタジー
25. かわE
26. 癒着☆NIGHT
27. Universal Serial Bus


