開歌-かいか-が本日5月4日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場にてデビューイベント「~歌の咲く島~」を行った。
開歌-かいか-は「鮮やかに咲くような歌声を届けること」をコンセプトにした新アイドルグループ。元アイドルネッサンスの百岡古宵が所属し、タワーレコードのアイドル専門レーベル・T-Palette Recordsと、株式会社ジ・ズー(Flying Penguin Records)が共同でプロデュースを手がける。これまで百岡以外のメンバーは発表されていなかったが、本日のデビューイベントで全メンバー6人がお披露目された。
イベントにはFlying Penguin Recordsに所属するふらっぺidolぷろじぇくと研修生、パンダみっく、sora tob sakanaがゲストとして出演し、順にライブを披露した。オサカナの風間玲マライカは開歌-かいか-について「ビジュアル、めっちゃかわいいです!」と言及し、観客の期待を高めていた。そして会場に集まった大勢の観客が見守る中、花柄のワンピース姿でステージに登場した開歌-かいか-は、タカハシヒョウリ(オワリカラ)が作詞作曲、Maison book girlやクマリデパートのプロデューサーであるサクライケンタが編曲を担当したデビュー曲「歌の咲く島」を歌唱。桜などを映し出す映像演出をバックにアカペラで楽曲をスタートさせ、花びらのように舞う軽やかな振り付けと透き通った歌声で観客を魅了した。
続けて開歌-かいか-は同じくタカハシが作詞作曲、サクライが編曲した「セミロング」を初披露したのち、1人ひとり客席に向かって挨拶。百岡のほか、この日がステージデビューとなった琴平萌花、元ふらぷろ生の佐々木亜実、渡邉陽、青木眞歩、南雲咲楽がそれぞれ緊張した面持ちで自己紹介した。また佐々木は「歌の咲く島」について「春の訪れと時の流れを感じられる曲になっています。歌詞の中にたくさん春の花の言葉が入っていて、1つひとつに意味が込められています」と述べ、琴平は「セミロング」について「セミロングの女の子に恋をしている男の子がいて、その恋の楽しさを歌った歌詞と、落ち着いたメロディに甘酸っぱさや切なさを感じられる曲になっています」と説明した。
MCを終えた6人は、百岡の「私たちの声を通じて、皆さんに歌が咲いている様子を楽しんでもらえたらと思います」という言葉を合図に、ステージ上で向かい合って「歌の咲く島」の全編アカペラバージョンを披露。息の合ったハーモニーを会場に響かせ、観客を楽曲の世界観に引き込んだ。最後に百岡は「歌を届ける場所が自分らしくいられる場所だと思い、戻ってきました。また新しいメンバーと新しい場所で活動することに幸せを感じています」と心境を述べ、「令和の最初のグループとして革命を起こしていきたいと思っています」と語ってデビューイベントを締めくくった。
ライブ後にはマスコミ向けの囲み取材が行われ、百岡は本日に向けて半年間練習したことを明かしつつ、「ハモリが初挑戦の子も多くて緊張したんですけど、みんなで力を合わせてここまで来れたと思います。今まで経験したことをみんなに伝えて、いいグループになれるようにがんばりました」とコメント。さらに昨年2月のアイドルネッサンスのラストライブ以来にステージに立った感想を、「本当に緊張したんですけど、お客さんが温かい目で観てくださったので歌いやすかったというか、本当にホッとしました」と語った。「今後の目標は?」という質問には、佐々木が「『TIF』(「TOKYO IDOL FESTIVAL」)や『@JAM EXPO』などのアイドルフェスを制覇したいです!」と力強い口調で話し、青木は「大きいステージに立ってもっとたくさんの方に歌を聴いてもらえるようにがんばりたいです」と回答。百岡は「いつか大きな花を咲かせられるようにメンバー一同がんばっていきます」と笑顔で意気込みを述べた。
OTOTOYでは「歌の咲く島」のハイレゾ音源を無料配信中。5月5日にはタカハシのアコースティックギターによる「歌の咲く島(アコースティック・バージョン)」と、メンバーの歌声のみの「歌の咲く島(アカペラ・バージョン)」を収録したデモCDシングル「歌の咲く島 -蕾盤-」がタワーレコードの一部店舗で販売される。