5月15日より全国で上映される劇場アニメ「サイダーのように言葉が湧き上がる」の本予告がYouTubeで公開され、この映像でnever young beachによる主題歌「サイダーのように言葉が湧き上がる」と、大貫妙子による劇中歌「YAMAZAKURA」が初披露された。
劇場アニメ「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、市川染五郎が演じる人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年・チェリーと、杉咲花が演じるコンプレックスを隠すマスク少女・スマイルが、言葉と音楽で距離を縮めていく物語。今回公開された予告編では、チェリーとスマイルが出会い、SNSを通じ次第に気持ちを寄せていく様子が描写されている。
また予告編と併せて、安部勇磨(never young beach)と大貫妙子から寄せられたコメントも公開された。安部は主題歌を制作するにあたって意識したことについて「作品からとても素敵な清涼感を感じたので、曲のほうも抜けのいい爽やかなものにしたいなと思いました」と語り、主題歌に込めた思いを「そのままでいいんだよ。悩んでるあなたもとても素敵だよ。もしかしたらそんななとき不器用が一番輝いているのかも」と説明。
大貫は「誰にでも一つの歌、あるいは曲との出会いが必ずあるだろうと思います。それは世代を超え生き続けます。たくさんのものが溢れるように通り過ぎてゆく世界の中で、そこしか見えないくらい巨大な虫眼鏡で惹きつけられる。出会ってしまった!と。それを運命と言うのでしょう。音楽はそんな魔力を持っています。若い頃の志を遂げることが叶わなくても、たとえば『夢を諦めることも、勇気なんだ』と監督にお話ししました。それは挫折とは違います。70年代風でオーソドックスな曲に、そんな気持ちを込めて歌いました」と楽曲制作の意図を明かした。