福岡のライブハウス・LIV LABOによるコンピレーションアルバムの参加アーティストが発表された。
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受けて全国のライブハウスが休業に追い込まれている中、LIV LABOは家賃などの固定費の支払いのためにクラウドファンディングプロジェクトを展開中。コンピレーションアルバムはそのリターンの1つとして制作されている。現在、おおはた雄一、加川良、柏木広樹&光田健一、栗コーダーカルテット、The Sakishima Meeting、知久寿焼、友部正人、バンバンバザール、Predawn、矢野まき、六角精児バンド、渡會将士(FoZZtone、brainchild's)の計12組の参加が決定しており、さらに参加交渉中のアーティストも。アルバムにはLIV LABOで録音された各アーティストのライブ音源が収められる。
LIV LABO リブラボ代表 バンバンバザール福島康之 コメント
僕は長年バンドをやってきて、本当に数多くの出会いがありました。やっぱりメインストリームにはまらないちょっと癖のある、いや、だいぶずれてる先輩や後輩が、福岡に来るときは慕ってくれてリブラボでライブをやってくれてます。
みなさまご存知の通り、コロナ禍でバンドもライブスペースもスケジュールがオールキャンセルすっからかんで、僕自身何していいかわからない時に、とにかくリブラボは僕の音楽人生の集大成と言っていい場所なので、絶対に守らねばと思い、なり振り構わずクラウドファンディングで支援を呼びかけることにしました。
そして誰に許可も得ていなかったのですが、ライブが盛り上がった時にわけもわからず押していたミキサー直結の HD にオープンした 2013 年から今日までのライブの同録音源がたくさん残っていました。
店の HD に録り溜めてた数々の名演(隠し録り)を聞き返して見ると本当にびっくり、その場で演奏してくれてるように、本当にクールで柔らかい音の数々。中には3年前に他界された加川良さんの音源も(生前最後のライブがここリブラボでした)あまりに自分だけで聞いて居るのは惜しいくらいの臨場感で、夢中になってそのバラバラの音源を編集して、せっかくですから支援してくださった方へのリターンにと思って、一癖も百癖もらしいある音楽仲間に許諾申請をしました。「勝手に隠して録ってたんですけど聞いてもらっていいですか?」と。揃いも揃って、皆さん「YES」と言ってくださって本当にこんなことでもなければあり得ないすごいライブコンピが出来そうです。
ピンチはピンチで間違い無いんですが、これからも素晴らしい場所で、そして純音楽人であり続けるための決意表明だと思って、このプロジェクト進めさせていただいてます。是非クラファンに参加していただいて、福岡のリブラボの音を聞いてやってください!悔しい日も泣きたい日もありますが、全てに感謝です。