岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が主演を務める映画「名も無き世界のエンドロール」と、dTVで配信中の関連ドラマ「Re:名も無き世界のエンドロール ~Half a year later~」のヒットを記念して、本日2月4日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズでイベントが行われた。
「名も無き世界のエンドロール」は、行成薫の同名小説を実写化したサスペンス作品。何よりも強い絆で結ばれた幼なじみのキダとマコトが10年もの歳月をかけて表と裏それぞれの社会でのし上がり、住む世界の違うある女性に近付いてプロポーズをしようとするさまが描かれる。イベントには岩田に加え、映画のエンディングから半年後の世界を描いたドラマ「Re:名も無き世界のエンドロール ~Half a year later~」でミチルを演じた松井愛莉、映画、ドラマともにメガホンを取った佐藤祐市監督が登壇した。
映画の公開から約1週間が経ち、友人や知人からの直接の連絡に加え、レビューサイトの評判もチェックしたという岩田。「ご覧になっていただいた皆さんそれぞれから違う感想が出てくる作品で、リアクションが返ってくるのが日々楽しいです。想像以上に切ないラブストーリーだったというのを体感していただいたり、宣伝の流れ(「ラスト20分の真実」という宣伝ワード)で観た人が意外性を感じてくださっていたりと、そういう部分でよかったなというか、してやったなみたいなところがある」とその反響を受けた感想を語った。ドラマ版キャストの松井は「映画を観てからドラマを見るとセリフが重なるところがあったり、人の結びつきをより深く感じられる。そこに注目していただけたらより面白くなると思います」と思いを述べた。
その後、イベントでは質問に登壇者と来場者が○×の札で回答するコーナーが展開された。「恋人にするなら冷静沈着なキダの人は○、猪突猛進なマコトの人は×」という質問に岩田は○と回答。岩田が「僕自身猪突猛進なタイプではないのでマコトの性格とはテンションや生きるスピード感が合わなそうだと思いました」と話すそばで、松井は控えめに×の札をあげる。その理由を問われた松井は「冷静より一緒にワイワイできるほうが楽しいかなと。それになかなか自分で決められないタイプなので決めてほしい。引っ張っていってくれるほうがいい」と理想の恋人像を語った。
ドラマ版ではキダとミチルの関係性が近付いていくさまが描かれるが、「キダは実はミチルのことが好きになっていた?」という質問に岩田は「難しいな……」とつぶやきながら「ハーフで」と札の側面を客席に掲げる。「ミチルに近付いていくさまは描かれるけれど、キダにとっての“名も無き世界”はヨッチとマコトとの3人の世界。それ以上のものを自分の人生に望むのだろうか……とキダを演じた自分は思いますね。好意はあるけど、好きとかそういうことではないと思う」とその理由を語った。
最後の質問「誰かにバラをサプライズであげたことがある?」には、客席を含め岩田以外の全員が○の札を上げる。岩田は「全員○!? すごい。すがすがしいぐらいに○ですね」と驚き、当たり前のように○の札を上げた佐藤監督から「あげないの?」と聞かれると、「バラはないですね。バラってちょっとキザでちょっとハズいじゃないですか……」とコメント。佐藤監督が「恥ずかしがってるがんちゃん見たいよね?」と客席に呼びかけると、観客から拍手が起こり、岩田は「じゃあ○!」と満面の笑みで札を×から○に引っくり返した。このやり取りをきっかけに、座長として映画やドラマを引っ張ってきた岩田にはサプライズで108本のバラの花束が贈られた。
松井からバラの花束を受け取った岩田は「すごいずっしり! 人生初ですね」と喜び、「名も無き世界のエンドロール」のスタッフ陣や映画を愛してくれるファンに感謝のメッセージを伝えイベントを締めくくった。