JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

坂本龍一の連載「ぼくはあと何回、 満月を見るだろう」が文芸誌「新潮」でスタート

2年以上前2022年06月07日 5:02

坂本龍一の新連載「ぼくはあと何回、 満月を見るだろう」が、本日6月7日発売の月刊文芸誌「新潮」7月号でスタートした。

この連載は2009年2月に出版された坂本の著書「音楽は自由にする」の続編として企画されたもの。編集者の鈴木正文が聞き手となり、2021年1月にガンの再発を公表した坂本が過去十余年の活動と人生を振り返る。第1回のテーマは「ガンと生きる」。入院先でのエピソードや両親の訃報、そして死生観や創作観の変化などについて赤裸々に語られている。

坂本龍一 コメント

夏目漱石が胃潰瘍で亡くなったのは、彼が49歳のときでした。それと比べたら、仮に最初にガンが見つかった2014年に62歳で死んでいたとしても、ぼくは十分に長生きしたことになる。新たなガンに罹患し、70歳を迎えた今、この先の人生であと何回、満月を見られるかわからないと思いながらも、せっかく生きながらえたのだから、敬愛するバッハやドビュッシーのように最後の瞬間まで音楽を作れたらと願っています。
そして、残された時間のなかで、「音楽は自由にする」の続きを書くように、自分の人生を改めて振り返っておこうという気持ちになりました。幸いぼくには、最高の聞き手である鈴木正文さんがいます。鈴木さんを相手に話をしていると楽しくて、病気のことなど忘れ、あっという間に時間が経ってしまう。皆さんにも、ぼくたちのささやかな対話に耳を傾けていただけたら嬉しいです。

関連記事

映画「Ryuichi Sakamoto Playing the Orchestra 2014」ポスタービジュアル

坂本龍一×東フィル、2014年のコンサートツアーが映画化

2日
Bank Band

「ap bank fes」2025年は初の屋内開催、Bank BandとMr.Childrenの出演決定

9日
坂本龍一

坂本龍一がグラミー賞候補に、最後のピアノソロコンサート作品で

13日
サブスク解禁 (c)ナタリー

O.M.Y.「弱気なぼくら / NERVOUS」サブスク解禁、YMOによく似た12曲入り

19日
TOWA TEI

TOWA TEIが音楽監修した無印良品 代官山がオープン、坂本龍一の未発表も聴ける

約1か月
高野寛「続く、イエローマジック」書影(帯あり)

デビュー35周年の高野寛、YMO軸に音楽家としての歩みつづった随筆集「続く、イエローマジック」発表

約2か月
坂本龍一(Photo by tajima kazunali)(c)2005 Kab Inc.

坂本龍一のワーナー在籍時ピアノ作品「/04」「/05」が2枚組CDで再発

約2か月
ダンプ松本「極悪」ジャケット

ダンプ松本のアルバム「極悪」サブスク解禁、坂本龍一や44MAGNUMメンバーらが楽曲提供

2か月
TaiTan(Dos Monos)

Dos Monos・TaiTanが奥山由之と“長電話” 「RADIO SAKAMOTO」extension版第2弾をOA

3か月
坂本龍一のスタジオの写真。

坂本龍一が愛用した楽器&機材を使用できるスタジオ、来春オープン

3か月