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マイベストトラック2022 Vol. 5 ネットクリエイター編

上段左から__(アンダーバー)、超学生、ツミキ。下段左からなとり、ぼっちぼろまる、理芽。
1年以上前2023年01月23日 9:01

2023年の幕開けに合わせて音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストに「2022年にもっとも愛聴した3曲」を聞くアンケート企画を実施。回答者のジャンルごとに分けた全8本の記事を公開していく。第5回は「ネットクリエイター編」として、__(アンダーバー)、超学生、ツミキ、なとり、ぼっちぼろまる、理芽(50音順)が選んだ2022年の3曲を紹介する。

構成 / 倉嶌孝彦

__(アンダーバー)

米津玄師「KICK BACK」

あの最高に癖の強いMVに魅了されていたら、無限ループしていました。

なとり「Overdose」

TikTokで流行っているとはつゆ知らず、偶然YouTubeで見つけてハマってしまった。

「蛮殻ミックスモダン」

ぞうさんが好きです。でもスプラトゥーンの方がもぉっと好きです。

プロフィール

__(アンダーバー)

動画共有サイトを中心に活躍する男性のアーティスト。2009年の「フリーダムに『脱げばいいってモンじゃない!』を歌ってみた」を投稿したことを機に、原曲を大幅にアレンジして合いの手などを挟み込む独特の歌唱法“フリーダム”を確立し、ネットユーザーから支持を集める。同時に真面目に歌う“フツーダム”のカバーも多数発表。近年はVtuberとしての活動や実写のYouTubeチャンネルの運営など幅広い活動を展開している。2022年1月には多数のゲストを招いた主催ライブ「UNDER THE NEW YEAR LIVE 2023」を開催した。

__(アンダーバー)Official Website
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UNDERBAR Channel【フリーダム】 - YouTube

超学生

TOOBOE「心臓」

ボカロP・JohnさんによるソロプロジェクトTOOBOEのメジャーデビュー曲です。親しみやすい口調で書かれた非現実な歌詞がJohnらしさ全開で最高です。ループするギターフレーズに乗っかるジリジリとしたボーカル、柔らかいトランジェントのドラムスが現代の流行りに流されないサウンドに処理されていて、この独特な世界観を形作っていておもしろいです。2022年はこの曲を一番聴いたかもしれません。

IVE「LOVE DIVE」

まずボーカルエディットが素晴らしく、完璧に聞き心地の良いところに合わせられたピッチ・リズムに対して、しっかりと要所で残されたリップノイズなど、リスナーを中毒にさせる要素が沢山散りばめられていると思いました。ビッグなボトムエンドとどこか懐かしさのあるメロディーも面白いです。各メンバーの歌い方と声の個性が楽しくて繰り返し聴いてしまいました。2022年はこの曲を一番聴いたかもしれません。

水曜日のカンパネラ「バッキンガム」

水曜日のカンパネラの2代目ボーカル詩羽さんを迎えたデビュー曲として「アリス」と同時にリリースされた曲です。とにかくケンモチさんの作られるサウンドが気持ち良すぎました。そこに新ボーカル詩羽さんの癖は少なく「とにかく音楽を楽しまれている」というような歌声がエッジの効いた音で乗っかっていて、聞き手を水曜日のカンパネラの新しい世界に引っ張ってくれるような曲だと思いました。2022年はこの曲を一番聴いたかもしれません。

プロフィール

超学生(チョウガクセイ)

2001年生まれの歌い手。11歳の頃に初めて“歌ってみた”動画を投稿して以来、コンスタントに動画投稿を続け、“超絶ガナリヴォイス”という特徴的な歌唱方法でファンを増やし続けている。2022年10月にAmazon Prime Videoにて配信されるドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」の主題歌「Did you see the sunrise?」でポニーキャニオンからメジャーデビュー。2023年2月にメジャー1stアルバム「超」をリリースし、3月には東京・日本青年館ホールにて1stワンマンライブ「入学説明会」を開催する。

超学生 CHOGAKUSEI OFFICIAL SITE
超学生 / 湯月凜空 (@tyougakusei) | Twitter
Chogakusei Official - YouTube

ツミキ

METAFIVE 「Ain’t No Fun」

ラストアルバムと称して発売された「METAATEM」収録の楽曲です。アルバム収録曲全てから音に対してのこだわりを感じます。そこから生まれるうつくしさ、気持ち良さは、音楽ってのはこうあるべきだなあ、と思わされてしまう程のものでした。M5「環境と心理」と迷ったのですが、誰か先に書かれてる気がするので、M4の「Ain’t No Fun」から是非続けてお聴きください。

ルイス・コール「Park Your Car on My Face」

僕と同じドラマーでマルチプレイヤーという点もそうなのですが、ルイス・コールは幼少期にプレイした任天堂マリオシリーズのBGMに影響を受けたらしく、同じくゲーム音楽に影響を受けた身として勝手ながら近い感性を感じます。とにかく気持ち良い。来日公演も足を運んで楽しませていただきました。

Tennyson「Feelwitchu」

当楽曲収録のアルバム「Rot」は、今年最も再生したアルバムの一つです。アルバム通してとにかく精密。ルーツが透けて見える瞬間が面白かったり、飛び道具的アプローチの音色に驚かされたり、1曲1曲にはらはらさせられます。特に「Feelwitchu」のラスト30秒の展開にはやられました。

プロフィール

ツミキ

2017年にボカロPとしての活動をスタート。初めて投稿した楽曲「トウキョウダイバアフェイクショウ」がニコニコ動画で殿堂入りを果たす。2021年2月には自身初のフルアルバム「SAKKAC CRAFT」をリリースした。2021年6月に発表した楽曲「フォニイ」がスマッシュヒットを記録し、同曲の“歌ってみた”など二次創作動画が多数投稿され、その知名度を一気に高めた。同年8月にはシンガーソングライター・みきまりあとのユニット・NOMELON NOLEMONを結成。2022年12月から2023年2月にかけて3カ月連続でNOMELON NOLEMONの配信シングルをリリースし、2月には東京・KANDA SQUARE HALLにて2ndワンマンライブ「NOMELON NOLEMON oneman live『24』」を開催する。

ツミキ (@_23ki_) | Twitter
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ツミキ / NOMELON NOLEMON - YouTube

なとり

春野「Limbo」

言葉遊びや響きなどがとても好きな1曲です。
おしゃれでバチバチにイケてるトラックの上に少し茶目っ気を感じる歌詞を載せるのが凄くギャップを感じて、そこもこの楽曲を好きになった要因の一つだと思います。

キタニタツヤ「Rapport」

とにかくカッコいいを詰め込んだ曲。最初のギターリフは何度聴いてもワクワクします。またAメロからサビにかけての展開の緩急も良くてそれまでは緩やかに盛り上がってサビになった瞬間に爆発する感じがとても好きです。

赤い公園「Highway Cabriolet」

コード感やテンポ、メロディ全部が好きでよくドライブ中に聴いていた曲です。MVも夢の中みたいな感じで、よく見ていました。

プロフィール

なとり

2021年5月にTikTokにオリジナル曲を投稿して以来、コンスタントに楽曲を発表しているシンガーソングライター。2022年9月に発表した「Overdose」がスマッシュヒットを記録。配信からわずか3カ月でストリーミング総再生回数1億回を記録したほか、ダンス動画やカバー動画など多数の二次創作が投稿され、その知名度を一気に広めた。2023年1月には新曲「猿芝居」を配信リリースした。

なとり (@Siritoriyowai_) | Twitter
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ぼっちぼろまる

水曜日のカンパネラ「エジソン」

「嘘つくな!」って言われそうなんですけど、バズる前から、リリース直後からヘビロテしてた曲です。本当なんです。信じてください。MVも含めてすごく中毒性のある曲で、何度も再生してしまいました。「サークルでの宴会芸~」からのくだりがなんとなく自分に重なった気がして刺さりました。

ヒトリエ 「ゲノゲノゲ」

ずっと大好きなヒトリエの“今”という感じがしてすごく良かったです。メロも中毒性たかいですが、サウンドが荒々しくカッコ良すぎてロック少年になっちゃいました。ライブで聴いたら最高に楽しいだろうなと思います!

ピーナッツくん「PetbottleRocket (Prod. nerdwitchkomugichan)」

めちゃくちゃ名曲だ!!と思いました。ロック好きな僕でも刺さるかっこいいトラックに、リリックが超エモでした。ピーナッツくんの“バーチャルへの想い”が垣間見えた気がしました。

プロフィール

ぼっちぼろまる

音楽で地球侵略をするために“ぼっち星”からやってきた地球生命体。“いつか音楽で地球人すべてを虜にする日”を夢見て、2016年に音楽活動をスタートさせた。2022年6月に発表した「おとせサンダー」がTikTokで話題になり、「Billboard JAPAN "TikTok Songs Chart"」で1位を獲得。同年10月にソニーミュージックからメジャーデビューを果たし、11月にメジャー1st EP「ぼっちのうたI」をリリースした。

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ぼっちぼろまる - YouTube

理芽

2022年も沢山の素敵な曲たちに出逢ったので3曲に絞るのが大変でしたが、特に愛聴したこちらの3つの曲を今回は選ばせていただきました!

ちゃんみな「Don't go (feat. ASH ISLAND)」

待望のK-POPソングで全韓国語lyricでクールに狂ってる1曲。ASHくんも大好きなのでまさに推しと推しのコラボ曲…かっこよくてひたすらリピってた。

keshi「ANGOSTURA」

毎日寝る前に聴いてた曲! 他の曲ももちろん大好きだけど、特にこの曲は落ち着くメロディと共感する歌詞が相まって最強にエモすぎる…。

Ado「逆光」

一度聴いた時に惹かれてずっと聴いてた! Adoちゃんの歌唱力といい、Vaundyくんの作曲性といい最初から最後まで魅力たっぷりで凄い1曲。ホントにかっこいい…。

Nicky Youre「Sunroof」

すでに3曲選びましたが、すみませんもう1曲だけ…! これは2022年リリースの曲では無いけど、1年間ずっと聴いてた! アラーム音にもしちゃってるくらい(笑)。歌詞も可愛いし、イントロの時点で思わず口ずさんでしまうほど軽やかでテンションが上がる1曲。

プロフィール

理芽(リメ)

KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガー。2020年1月に発表したオリジナル曲「食虫植物」がTikTokを中心にバイラルヒットを記録した。2021年3月からは花譜、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜とともにバーチャルアーティストグループ・V.W.Pの一員として活動している。2022年10月には本人の歌声をもとにした音声合成ソフトウェア「音楽的同位体 裏命」がリリースされた。

理芽 | ARTIST | KAMITSUBAKI STUDIO
理芽 - RIM (@RIM_virtual) | Twitter
理芽 -RIM- - YouTube

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