JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

ネバヤン、ツーマンツアー東京公演で敬愛する森山直太朗とセッション

never young beachと森山直太朗のセッションの様子。
2年近く前2023年05月01日 8:01

never young beachのツーマンライブツアー「春歌舞」が、さる4月28日にファイナルを迎えた。今回のツアーでネバヤンは、4月17日の愛知・Zepp Nagoya公演でハナレグミ、4月26日の東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演で森山直太朗、4月28日の大阪・Zepp Namba(OSAKA)公演でくるりと競演。敬愛する3組の先輩アーティストと各地で熱演を繰り広げた。本稿では東京公演の模様をレポートする。

会場の照明がゆっくり落ちていくと、盛大な拍手を受けて森山直太朗がステージに登場。ピンスポットが照らす中、アコースティックギターを爪弾き「愛し君へ」で静かにライブをスタートさせた。2曲目の「生きとし生ける物へ」では楽曲の途中から、バンドメンバーが1人ずつ演奏に参加。この日のライブは、齊藤ジョニー(Banjo, Mandorin, G)、山田拓斗(Fiddle)、林はるか(Cello)、櫻井大介(Piano, Accordion)からなるアコースティック楽器のみのブルーグラス編成で行われた。森山はエモーショナルな「糧」でシリアスなムードを作り上げたかと思えば、続く「すぐそこにNEW DAYS」では一転、コミカルなステップを踏みながら陽気な歌声を聞かせるなど、観客を自らの歌の世界にグイグイと引き込み、序盤からライブ巧者ぶりをいかんなく発揮していった。

森山自らがピアノを弾きながら歌った「さもありなん」では、幻想的なライティングが楽曲の世界観をドラマチックに彩る。続けて「生きてることが辛いなら」が届けられると、観客たちはステージから届けられる真摯で力強いメッセージにじっと耳を傾けていた。歌唱後に盛大な拍手を受けた森山は「友達の家に初めて遊びに行ってすごく楽しくて、『夕飯食べていく?』って言われて、『じゃあせっかくなんで』みたいな……なんか今日は、そんな夜です(笑)」と笑顔で客席に語りかけた。軽快なインスト曲で会場を再び盛り上げると、森山はポップで晴れやかなナンバー「バイバイ」を披露。サポートメンバーを送り出すと、最後に「さくら」を独唱し、美しいファルセットボイスを会場いっぱいに響かせてステージを後にした。

never young beachのライブは朗らかな新曲「らりらりらん」で幕を開けた。6月21日に4年ぶりのニューアルバム「ありがとう」をリリースするネバヤン。この日のライブで彼らは新作からの楽曲を次々と披露し、安部勇磨(Vo, G)がここ最近傾倒しているという60~70年代のロックからの影響を感じさせるタフで土臭さを増したサウンドを通じてバンドの現在のモードを示してみせた。またサポートメンバーの岡田拓郎(G)、下中洋介(G / DYGL)、香田悠真(Key)もツボを心得た演奏でネバヤンのサウンドを絶妙にバックアップしていた。

最初のMCで安部は、森山のパフォーマンスに触れ、「直太朗さんは、ひさびさにライブハウスで演奏するということで、ハナレグミの永積(崇)さんに電話して、『どんなふうにライブをしたらいいんだろう?』って相談してたみたいで。それを聞いて『困っているな。しめしめ』と思っていたんですけど……いざ本番になったら、めちゃくちゃ仕上がってるじゃないですか!(笑)」と驚きの声を上げた。

The Bandを彷彿とさせるアーシーな「蓮は咲く」、巽啓伍(B)と鈴木健人(Dr)が軽快なリズムを刻むカントリーロック「毎日幸せさ」といったニューアルバムからの新曲を届けたネバヤンは、ライブの定番曲「ちょっと待ってよ」を演奏。安部が客席にマイクを向けると、観客は歌い出しのフレーズを大合唱してそれに応えた。「やさしいままで」「帰ろう」といったミディアムチューンをじっくり届けたのち、「あのイントロが聞こえてきたら、みんなどうなっちまうんだろうな?」という安部の言葉を合図にネバヤンは「なんかさ」をプレイ。岡田がお馴染みのイントロを奏でると会場のボルテージが一気に上昇し、間奏では2人のサポートギタリストがソロの応酬を繰り広げて観客を沸かせた。「Hey Hey My My」を経てライブはクライマックスに突入。ネバヤンは最後に「あまり行かない喫茶店で」「どうでもいいけど」といった人気曲を立て続けに演奏し、熱気ほとばしるパフォーマンスで観客を興奮の渦に巻き込んだ。

アンコールではネバヤンと森山が2曲でセッション。安部が森山をステージに呼び込むと客席から盛大な拍手が沸き起こる。1曲目に選ばれたのは森山の楽曲「どこもかしこも駐車場」。1番の歌唱を森山、2番を安部が担当した。中学時代から聴き続けているという森山との共演に興奮を隠しきれない安部が「気持ちよかったー! 天井がないみたいに、ワーッてなっちゃって」と感想を口にすると、森山は「抽象的すぎてよくわからないけど(笑)、楽しい気持ちは伝わってくる。ありがとう!」と笑顔で言葉を返していた。最後に両者はネバヤンの「明るい未来」を演奏。バンドが繰り出す爽快な演奏に乗せて、安部と森山がポジティブなメッセージを高らかに歌いあげ、ハッピーな雰囲気の中ライブはフィナーレを迎えた。

never young beach「春歌舞」2023年4月26日 Zepp Haneda(TOKYO)セットリスト

森山直太朗

01. 愛し君へ
02. 生きとし生ける物へ
03. 糧
04. すぐそこにNEW DAYS
05. boku
06. さもありなん
07. 生きてることが辛いなら
08. インスト
09. バイバイ
10. さくら

never young beach

01. らりらりらん
02. 哀しいことばかり
03. Oh Yeah
04. 蓮は咲く
05. 毎日幸せさ
06. ちょっと待ってよ
07. やさしいままで
08. 帰ろう
09. なんかさ
10. Hey Hey My My
11. あまり行かない喫茶店で
12. どうでもいいけど
<アンコール>
13. どこもかしこも駐車場(with 森山直太朗)
14. 明るい未来(with 森山直太朗)

関連記事

大比良瑞希

大比良瑞希の最新アルバムCD盤が明日発売、岡田拓郎参加曲のMV公開&リリースツアー開催も

2日
鈴木雅之「All Time Doo Wop !!」初回生産限定盤ジャケット

鈴木雅之ベストアルバム詳細 幾田りら、岡崎体育、こっちのけんと、GRe4N BOYZ、吉岡聖恵ら参加

6日
安部勇磨の音楽履歴書。

安部勇磨の音楽履歴書|細野晴臣の音楽に出会った青年は考え続けた

7日
「ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES. 2025 in JAPAN」出演者告知ビジュアル

アジカン主催フェスにBECK、ELLEGARDEN

10日
「FUJI & SUN'25」キービジュアル

FUJI & SUNにくるり、SAMO、サム・ウィルクス×中村佳穂、ファビアーノ・ド・ナシメント×U-zhaan

15日
「ホールツアー2025 Quruli Voyage ~くるりと弦楽四重奏~」東京公演の様子。(撮影:山本光恵)

くるりと弦楽四重奏が誘った2時間半の世界旅行

15日
「森、道、市場2025」ラインナップ

「森、道、市場」にスカパラ、toe、直太朗、YOGEEら16組追加 「LOST DECADE」とのコラボも

21日
「Fishmans『Uchu Nippon Tokyo』」の様子。(撮影:西槇太一)

フィッシュマンズは進化を止めない、東京から世界に発信した最新型サウンド

23日
渋谷MODIの街頭ビジョンに表示された「FUJI ROCK FESTIVAL '25」出演者。

「フジロック」に山下達郎、RADWIMPS、Suchmos、Creepy Nuts、TOMOO、まらしぃら

27日
「築地JAM 2025」ポスタービジュアル

食とジャズのフェス「築地JAM」にくるり、BIGYUKI、Dos Monos、Banksia Trioら6組出演

29日