7月22、23日に愛知・Aichi Sky Expo 多目的利用地Aで「WATERBOMB JAPAN 2023」の愛知公演が開催された。
「WATERBOMB」は観客やアーティストが水鉄砲を撃ち合うチームバトル「WATER FIGHTING」を繰り広げることでも知られている、韓国発の夏の大型音楽フェス。日本での開催は今年が初めてで、7月15、16日に大阪・舞洲スポーツアイランドでの大阪公演で初日を迎える予定であったが、会場設営時の事故に伴い大阪公演が中止に。愛知公演は事故に関連した機材は使用せず、再発防止対策を講じて安全対策を総合的に見直したうえで開催された。
愛知公演の1日目である7月22日にはKWON EUNBI(ex. IZ*ONE)、BE'O、Sik-K、Coogie、Woo、GOT7のユギョム、MAMAMOO+、ヒョナ、TREASURE、ソンミ、KARAが登場した。中でも大きな盛り上がりを見せたのは、「WATERBOMB」初参加となったTREASUREのステージ。「JIKJIN」「I LOVE YOU」などの人気曲を畳みかけ、びしょ濡れになりながら会場の熱気をこれでもかと高める。初日のトリを務めたのはKARA。名古屋を訪れたのは8年ぶりであると言い、MCでは日本のファンに会えることを心待ちにしていたとうれしそうに話す。彼女たちは“再始動シングル”「WHEN I MOVE」から代表曲「ミスター」「GO GO サマー!」をパフォーマンスして会場をひとつにし、「また会いましょう!」と弾けるような笑顔で初日の公演を締めくくった。
「WATERBOMB JAPAN」2日目のステージに上がったのはちゃんみな、HAON、GIRIBOY & Kid Milli、pH-1、Loco & GRAY、SUPER JUNIORのウニョク&ドンヘ、BIGBANGのD-LITE(DAESUNG)、ジェイ・パーク。今年の「WATERBOMB JAPAN」に参加する唯一の日本人アーティストであったちゃんみなは、2日目のトップバッターとして「RED」「B級」「Angel」などのヒット曲で会場のボルテージを引き上げた。またD-LITEは秦基博からの提供曲「D-Day」やいきものがかり・水野良樹が手がけた楽曲「VENUS」のほか、BIGBANGの大ヒット曲「FANTASTIC BABY」をのびやかな歌声で披露する。「FANTASTIC BABY」を披露するにあたり、彼はほかのメンバーの日本語歌詞もがんばって覚えたと語りファンを喜ばせた。
2日間にわたって開催された「WATERBOMB JAPAN」愛知公演の大トリは、「WATERBOMB」の常連アーティストであるジェイ・パーク。「All I Wanna Do」「Candy」といったヒットナンバーを繰り出し、カリスマ性あふれるパフォーマンスでオーディエンスを釘付けに。アンコールではLOCOとGRAYとともに「Who You?」を披露し、愛知公演の幕を閉じた。
「WATERBOMB JAPAN」を締めくくる埼玉公演は、7月29日と30日に埼玉・ベルーナドーム公演で開催される。