アイナ・ジ・エンド(ex. BiSH)が主演を務める映画「キリエのうた」の公開を記念したライブイベント「円都LIVE」が10月21日に千葉・KURKKU FIELDSで開催される。
「キリエのうた」は10月13日より全国公開される、岩井俊二が監督を務める音楽映画。岩井の手がける“音楽映画”である「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」、そして「キリエのうた」の音楽プロデューサーはすべて小林武史で、岩井と小林は「岩井俊二監督作品に小林武史あり」と評されるほどの人気タッグだ。
「円都LIVE」には、「キリエの歌」からアイナ演じるKyrie、「スワロウテイル」で歌姫グリコを演じたCharaを含むYEN TOWN BAND、「リリイ・シュシュのすべて」でSalyu演じるLily Chou-Chouが出演。劇中での披露曲が多数演奏される、一夜限りのスペシャルな内容となる。またバンドメンバーとして小林武史(Key)、名越由貴夫(G)、キタダマキ(B)、椎野恭一(Dr)、四家卯大(Cello)が名を連ねており、YEN TOWN BANDにはコーラスとしてカマタミズキが参加する。タイトルの「円都」は「スワロウテイル」に登場する架空都市の名称となっており、本公演の舞台美術はその架空都市の美術演出を務めた種田陽平が担当する。
各アーティストのオフィシャルファンクラブ、百年後芸術祭のオフィシャルサイトでは、本公演のチケットの先行予約申し込みを受付中。
小林武史 コメント
映画「キリエのうた」で劇中アイナ・ジ・エンドが演じるアーティスト「Kyrie」のデビューアルバム「DEBUT」のお披露目としてライブの構想を練っていたところ、25年以上経った今も語り歌い継がれている「YEN TOWN BAND」、そして最近のハリウッド映画でも楽曲がカバーされた「Lily Chou-Chou」とのコラボレーションを思いつきました。
Chara、Salyuに参加を承諾してもらえ、なんとも豪華な展開になりました。時を同じくして「百年後芸術祭」を立ち上げていく中で、圧倒的な力を見せつける自然と、おそらく止めようがないであろうテクノロジーの進歩を取り込みながら、新しいパフォーマンスのあり方を追求し、表現するクリエイティブチーム「Butterfly Studio」が生まれました。
それらを結びつけるアイデアを思いついた時に、直感的につながり、混じり合うだろうという予感がありました。岩井俊二監督との「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」「キリエのうた」の音楽映画3作で生まれた楽曲は、時代を超えて「Butterfly Studio」のアート性とエンターテインメントの境界をも行き来する表現とともに1つの協奏組曲と呼べるものを作り得ると思っています。哲学者のマルクス・ガブリエルが言う「存在するものの全体感、つまり世界の在り方に惑わされず、重なり合う、個別の事柄に、その複雑さ、豊かさを、追求し受け入れていく姿勢」──百年後の未来をイメージする中、東京湾を挟んでメガ都市、東京と対峙しつつシームレスな連なりを持つことのできる場としての千葉県、そしてこの芸術祭の活動拠点の1つになる「KURKKU FIELDS」において、この「円都LIVE」が行われることで、場の持つ感性と共振していくだろうと考えます。
円都LIVE
2023年10月21日(土)千葉県 KURKKU FIELEDS
<出演者>
YEN TOWN BAND(Vocal:Chara、Chorus:カマタミズキ)
Lily Chou-Chou(Vocal:Salyu)
Kyrie(Vocal:アイナ・ジ・エンド)
バンドメンバー:小林武史(Key) / 名越由貴夫(G) / キタダマキ(B) / 椎野恭一(Dr) / 四家卯大(Cello)