ITZYが5月22日に大阪・大阪城ホールにてワールドツアーの日本公演「ITZY 2ND WORLD TOUR <BORN TO BE>in JAPAN」のファイナルを迎えた。
2月の韓国公演を皮切りに約半年をかけて世界28都市を回るITZY最大級のワールドツアー「ITZY 2ND WORLD TOUR<BORN TO BE>」。日本では5月17~19日に東京・国立代々木第一体育館、そして昨日、大阪城ホールで公演が行われ、4日間合計で計4万5000人を動員した。
迫力のあるバンドサウンドとともにステージに火花が上がり、韓国アルバムの最新曲「BORN TO BE」のタイトル曲でライブはスタート。ITZYは大勢のダンサーを従え、一糸乱れぬ群舞パフォーマンスでMIDZY(ITZYファンの呼称)を圧倒した。勢いのあるダンスで魅せる楽曲を立て続けに披露したあと、「MIDZYの皆さん! 本当に会いたかったです! 『ITZY 2ND WORLD TOUR<BORN TO BE>in JAPANへようこそ!!』というイェジの言葉を皮切りに、メンバーそれぞれが挨拶をした。リュジンは「前回のコンサートに来てくれたMIDZYは?」「初めてきてくれたMIDZYは?」とMIDZYに問いかけ、コールアンドレスポンスを楽しんだ。
その後ITZYは代表曲「WANNABE」を歌唱。イントロではメンバーそれぞれのソロダンスパフォーマンスを披露し、その勢いのままおなじみの“肩ダンス”を繰り出すと、MIDZYからは待ってましたと言わんばかりの大歓声が起こった。ダンスブレイクは会場が揺れるほどの盛り上がりで、会場の全員が一体となって「WANNABE」のパフォーマンスを堪能した。
次のセクションでは「BORN TO BE」に収録されている、初のメンバーソロ楽曲を披露。チェリョンは鏡合わせの振り付けが印象的な「Mine」で、大人の魅力を振りまいた。リュジンはロックテイストが印象的な「Run Away」を熱唱。ダンスパフォーマンスに定評のあるリュジンだが、この楽曲では感情のままに歌う姿でボーカリストとしての魅力も発揮した。
ユナが歌うのはポップな「Yet, but」。サビのキャッチーな振り付けをかわいらしく踊り、表現力の豊かさをMIDZYに印象付けた。ソロステージのラストはイェジによる「Crown On My Head」。ITZYのシグネチャーポーズである“王冠”の振り付けが何度も出てくるダンスを踊りながら、圧倒的な歌唱力を見せつけた。
ライブ中盤では昨年10月にリリースされた日本1stアルバム「RINGO」のタイトル曲が披露された。バンドアレンジされた、ラテン調のダンスミュージックに会場のボルテージは最高潮に達し、メンバーも渾身のパフォーマンスを繰り広げる。さらにITZYは5月15日にリリースしたばかりの日本3rdシングル「Algorhythm」もお披露目。ダンスブレイクでは、MIDZYたちが大いに盛り上がった。
メンバーそれぞれが円形の乗り物に乗る演出で魅せた「LOCO」、ダンサーとバンドメンバーをフォーカスしたシーンで高揚感を煽った「Not Shy」と、バラエティに富んだステージを展開するITZY。「SNEAKERS」でMIDZYと一緒に歌い、ファンと同じ空間にいる喜びを噛み締めた。
アンコールでITZYは「Algorhythm」の収録曲「No Biggie」と日本1stシングル「Voltage」の収録曲でMIDZYから根強い人気を持つ「Spice」の2曲をパフォーマンス。最後の挨拶では、ユナは「日本のMIDZYたちがこの会場をいっぱいに埋め尽くしてくれました。だから心からありがとうという気持ちを伝えたいです。今日はホンマにホンマにありがとう! 大好きよ。大好きー!」と何度も何度も感謝を伝えた。チェリョンは「今日は私たちと一緒に楽しい時間を過ごしてくれて本当にありがとうございます! MIDZYと私たちとのこの楽しい時間は宝物です。だからずっとそばにいてくださいね!」とコメント。リュジンは「こんなに大切なMIDZYと、そしていたずらっ子なMIDZYと今日過ごせて本当に楽しかったです! 本当にありがとうございました!」と述べ、イェジは、「今日もMIDZYたちの顔を見ながら、皆さんが幸せであることが私も感じられました。こんなに大きなホールでステージができることをとても幸せに思います。私たちの夢になってくれてありがとうございます!」と笑顔を見せた。
その後、ITZYとMIDZYは5月26日に誕生日を迎えるイェジをサプライズでお祝い。大きなケーキが登場すると、イェジは、「本当にびっくりしましたー! 予想してなかったんですけれど、大阪の最後のコンサートでお祝いしていただき光栄です!」と驚いた様子を見せた。記念撮影をしたあと、ITZYはデビュー曲「DALLA DALLA」をパフォーマンス。最後に4人はステージ中央で「ITZY MIDZY 그럼(また会いましょう)」と全員で叫び、「ITZY 2ND WORLD TOUR<BORN TO BE>in JAPAN」の幕を閉じた。