元ジャニーズ事務所代表取締役社長・藤島ジュリー景子氏へのインタビューをまとめた単行本「ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間」が7月18日に新潮社より発売される。
本作は嵐やTOKIOをはじめ、数多くのタレントをプロデューサーとして手がけた藤島氏に小説家の早見和真が計47時間のロングインタビューを行い、旧ジャニーズ事務所の内情と彼女自身の半生に迫った1冊。旧ジャニーズ事務所の性加害問題で批判を浴びた藤島氏が今何を思うのか。嵐との出会いと活動終了、叔父ジャニーのこと、母メリーとの確執、廃業。1人の小説家に対して胸の内を明かした。新潮社のオフィシャルサイトでは、本書が刊行されるに至った経緯を記した本文冒頭の約50ページが先行公開されている。
早見和真 コメント
旧ジャニーズ事務所の性加害問題で批判を一身に浴びた、藤島ジュリー景子とはどんな人物なのか? 叔父・ジャニー喜多川との、母・メリー喜多川との関係は? 当時の所属タレントに何を感じているのか? 二人三脚で歩んできた「嵐」に対する思いとは? 何よりも一連の「出来事」を彼女はどう捉えているのか──。
これまで語られてこなかった事実を、ファンや読者に伝えられるのではないか。それが今回、40時間を超えるインタビューに臨んだ一番の理由です。
ジュリー氏一人の声だけを記すという行為には恐怖心がつきまといました。それでも、この本には間違いなく彼女の目に映っていたものが、過去と未来が、そして贖罪への思いが記されています。
読者のみなさまに、等身大の彼女が、その息遣いが伝わることを願っています。
目次
藤島ジュリー景子の手紙
序章――ファーストコンタクト
一章 「人生をどこからやり直したいですか?」
二章 「『家族』という単語から何を連想しますか?」
三章 「ジャニーズ事務所で働き始めた経緯を教えてください」
四章 「『嵐』との出会いについて」
五章 「母・メリーさんはどんな人でしたか?」
六章 「結婚がもたらしたものは?」
七章 「『事務所内に派閥がある』という意識はありましたか?」
八章 「あの『週刊文春』について。あの『SMAP×SMAP』について」
九章 「ジャニー氏の亡骸を前に感じたことは?」
十章 「『知りませんでした』の言葉を信じることができません」
十一章「性加害を認められた理由はなんですか?」
十二章「ジャニーズの看板が下りた日、感じたことは?」
終章――ラストインタビュー
追記――『嵐』活動終了の発表を受けて
