昨日3月22日に長崎・壱岐島で音楽事務所WACKによる合宿型オーディション「WACK合同オーディション2026」がスタート。午後に行われた英語のテスト以降の模様をレポートする。
WACKとは?
WACKは、2023年に東京・東京ドームで解散したBiSHを輩出した音楽事務所。「WACK合同オーディション」は同事務所恒例の合宿型オーディションで、候補生たちが24時間ニコニコ生放送で視聴者に監視される過酷な環境下で、歌やダンス、そして人間性を剥き出しにしながら合格を目指すドキュメンタリーだ。
“オワコン”が再起をかけた“本物の努力”を説く
現役・元WACKメンバーを対象としたシード枠の参加者がナ前ナ以(ASP)1名のみにとどまり、候補生の辞退も相次ぐ中、WACK代表・渡辺淳之介は「WACKはオワコンなんだと思います」と自虐的に現状を断じた。オリエンテーションで渡辺は、イギリス・ロンドンでの生活の経験から、K-POPなどの世界水準と比較した際のWACKの「実力不足」を痛感したと告白。これまでの地下アイドル的な甘さを捨て、血のにじむような着実な努力と、英語、歌、ダンスの基礎スキルを徹底的に求める方針を打ち出した。その第一歩として、候補生たちには「具体的かつ真実味のある、自分を動かすための目標」を立てるという課題が課された。
午後の時間帯には、英語のテストが行われた。テストのあと、候補生たちは具体的な目標を考えながら、候補生同士で会話を交わし、目標の内容をブラッシュアップ。準備ができた人から渡辺に提出し、フィードバックを受けることになった。
抜き打ち歌唱審査、歌い切れたのは6人
その合間には、候補生1人ひとりが渡辺に呼び出され、抜き打ちで歌唱審査が行われた。事前に指定された課題曲は11曲。渡辺は候補生に、BiS「LOVE」、GANG PARADE「BREAKING THE ROAD」、CARRY LOOSE「When we wish upon a star」、BiSH「優しいPAiN」、ASP「SAKEBE」、EMPiRE「FOR EXAMPLE??」などから、ランダムで1曲のAメロからサビまでをアカペラで歌うよう指示した。事前に指定されていた課題曲ながら、渡辺の指示を受けて、ワンコーラスを歌い切ったのはHANANOANA、RYUUSEiKO、ゲンジツユア、mahoho、タテ・マエ、チャン・PP・マイカの6名。nyu-kiはBiS「FiNAL DANCE」を探り探りで歌ったが、歌詞を創作してしまった。また現役のナ前ナ以は「BREAKING THE ROAD」を歌おうとするも完走できず、渡辺は「この程度ですよ」と呆れ顔。極限の緊張状態ということを加味しても、多くの候補生の準備不足が露呈した。
具体的な目標を立てることの難しさ
面談で候補生は、それぞれの立てた“具体的な目標”を渡辺に伝えた。その具体的な目標は人によりさまざまだったが、渡辺が納得できる内容のものはなく、全員が“やり直し”を言い渡される結果に。しかし渡辺は冷徹に対応しているわけではなく、1人ひとりと真摯に向き合っており、候補生との問答を繰り返している合間には、「今回なんか体力が奪われるな!」と思わず叫んだ。これまでの「WACKオーデ」での面談では、「がんばれよ」「悔い残すなよ」「自分で考えろ」とひたすらはっぱをかける方向性だったが、今回はその「自分で考えろ」の部分に深く切り込んで候補生と対峙。例年以上の疲労感を伴っていたのも納得の展開で、候補生との面談は17時20分にスタートし、夕食休憩を挟んで22時過ぎまで続いた。
唯一の現役メンバー・ナ前ナ以は脱落
面談の終盤、唯一の現役参加者であるナ前ナ以の順番へと移る。渡辺は、彼女に対し「何をどうするのか」と繰り返し問い詰めた。ナ前ナ以は「5年間、がんばり方を間違えた。武道館とかのいい思い出まで、悪い思い出になってしまうのが怖くなった」と涙ながらに吐露した。しかし、感情が整理しきれず言葉を詰まらせる彼女に対し、渡辺は3年前から必要性を説き続けてきた英語テストにおけるナ前ナ以の惨状を突きつけ、激しい言葉を重ねていく。
「ここに来ている君は、ある意味WACK代表。この結果が見えていたから一昨日、『来ないほうがいい』と言ったんだ。俺に『勉強してる』と言っておきながら、なぜこんなに低い点数なのか。バカにされに来たの? 墓穴を掘りに来たの?」と詰問する渡辺に対し、ナ前ナ以は力なく「そうかもしれないです」と返答。さらに渡辺が「じゃあ、ノーだ。来る前からわかってるなら来るなよ。最後まで自分のことじゃないかよ。好きだったんだよね? WACKのこと」と厳しい現実を突きつけながら問いただすと、彼女は「うん。大好き」と言葉を絞り出した。そんな彼女に、渡辺は失望を隠すことなく、「でもやってくれないんだよね。さっきも言ったけど、一夜漬けの人なんて俺は求めてなかった。歌も歌えない、テストも点が取れないなんて」と告げた。
さらに渡辺は、2023年の合宿でナ前ナ以自身が口にした「WACKが候補生にナメられている」という言葉を引用。「お前の言葉をそのまま言い返すよ。君にWACKをナメられてるよ。あなたは決定で、ノーです。こんなの晒したくないけど、以上」と、現役メンバーに対して辛辣な評価を下した。
全員の面談終了後、渡辺はニコニコ生放送の視聴者に対し「一旦、寝て起きて、候補生は朝にもう1回話を聞きます。ダンス練習に入るにはまだ早いみたいだから、俺が延々と話すのに付き合ってもらう。お前ら(視聴者)も付き合ってもらうぞ!」と宣言。続けて、「明日の昼までにもう1周面談をして決めます。今日の脱落者はナ前ナ以のみ。ナ前ナ以には申し訳ないけど、救いようがない」と語り、初日の脱落者を発表した。
スタッフ経由で正式に脱落を宣告されたナ前ナ以は、ニコ生のカメラの前で涙を流しながら、ときに笑い声を上げるなど、複雑な感情を露わにした。その真相について自ら触れることはなかったが、カメラが去ったあと、ASPのマネージャーが彼女に寄り添った。
「WACK合同オーディション2026」参加者
ナ前ナ以(ASP / 現役)
ベイビーチャン
sayu
SAURi
ウミムラユキ
土ノウサギ
RiNARiNA
ウィンカー・シングル
HANANOANA
ココ・パーリー・ドコ
RYUUSEiKO
レベチ・ンゲール
ヨブ・ヨブ・ヨブ
ゲンジツユア
ムチルダー・シングル
mahoho
リオンシティ
HiMAHiTO
カエロ・オウチ
nyu-ki
タテ・マエ
チャン・PP・マイカ
「【前半】全て見せます!WACKオーディション合宿2026完全密着6泊7日の死闘」の番組情報
ニコニコ生放送 2026年3月22日(日)13:00~
URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv350108688
「【後半】全て見せます!WACKオーディション合宿2026完全密着6泊7日の死闘」の番組情報
ニコニコ生放送 2026年3月25日(水)12:00~
URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv350108689


