大滝詠一のトリビュート公演「A Tribute to EIICHI OHTAKI」が6月10日に東京・SGC ホール有明で行われた。
明日6月13日に授賞式が行われる国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」。これに先駆け、6月5日からの9日間を「MUSIC AWARDS JAPAN WEEK」として、 お台場・青海エリアを中心に渋谷や六本木など東京各地でライブステージ、ショーケース、セミナーなど多彩なイベントが展開されている。
「A Tribute to EIICHI OHTAKI」もその一環で行われたイベント。昨年開催された Yellow Magic Orchestra トリビュート公演「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO - SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025 -」に続く形で企画された。伝説的バンド・はっぴいえんどのボーカリストとして、ソロシンガーとして、そして作家として大滝が遺した名曲の数々が、多彩なゲスト陣によって約3時間にわたりたっぷりと届けられた。
NIAGARA'S CLUB BANDと名付けられたハウスバンドによるインストゥルメンタルアレンジの「夏のペーパーバック」、大滝本人のアーカイブ歌唱音声とともに届けられた「君は天然色」で幕を開けたステージは、大の大滝フリークとして知られる俳優・佐野史郎による往年のラジオ番組「ゴー・ゴー・ナイアガラ」をオマージュした生ナレーションを軸に進行。杉真理や伊藤銀次、トータス松本(ウルフルズ)、渡辺満里奈、稲垣潤一ら大滝とゆかりの深いアーティストや、野宮真貴や藤井フミヤ、ハンバート ハンバートといった多彩な大滝フォロワーも渾身の選曲と歌唱でステージに華を添えた。
最も客席を沸かせたのは、サプライズで登場した小林旭。代表曲「熱き心に」のイントロに乗せて白スーツ姿のマイトガイがステージに現れるや、会場はどよめきに続いて嵐のような喝采に包まれる。ワンコーラスを歌い終えた間奏では再び自然発生的に盛大な拍手が沸き起こり、いつまでも鳴りやむことはなかった。
そして盟友・鈴木茂がはっぴいえんど時代の楽曲ではなく大滝ソロ曲を歌って多大なリスペクトを表現したのち、トリを務めたのは唯一無二の圧倒的なボーカルと茶目っ気たっぷりのトークでオーディエンスを魅了した吉田美奈子。彼女は出世作「夢で逢えたら」でこの特別な一夜を大団円に導いた。
セットリスト
「A Tribute to EIICHI OHTAKI」2026年6月10日 SGC ホール有明
01. 夏のペーパーバック / NIAGARA'S CLUB BAND
02. 君は天然色 / NIAGARA'S CLUB BAND×大滝詠一(アーカイブ歌唱)
03. オリーブの午后 / 杉真理
04. ♡じかけのオレンジ / 杉真理
05. はいからはくち~ウララカ / ハンバート ハンバート
06. 幸せな結末 / ハンバート ハンバート
07. ナイアガラ音頭 / トータス松本×ナイアガラ社中×佐野史郎
08. 福生ストラット(パートII)~楽しい夜更かし / トータス松本×伊藤銀次
09. スピーチ・バルーン / 伊藤銀次
10. ペパーミント・ブルー / 伊藤銀次
11. うれしい予感 / 渡辺満里奈
12. あなただけ I LOVE YOU / 渡辺満里奈
13. ポップスター / 野宮真貴
14. 怪盗ルビイ / 野宮真貴×大滝詠一(アーカイブ歌唱)
15. 恋するカレン / 藤井フミヤ
16. 冬のリヴィエラ / 藤井フミヤ
17. バチェラー・ガール / 稲垣潤一
18. 風立ちぬ / 稲垣潤一
19. 熱き心に / 小林旭
20. 恋のナックルボール / NIAGARA'S CLUB BAND
21. 雨のウエンズデイ / 鈴木茂
22. カナリア諸島にて / 鈴木茂
23. A面で恋をして / 鈴木茂×伊藤銀次×杉真理
24. 指切り / 吉田美奈子
25. 夢で逢えたら / 吉田美奈子


