cambelleの1stアルバム「Magic Moments」が、11月3日に行われる東洋化成のイベント「レコードの日 2026」に合わせてアナログ化。それを記念して、リリース同日に東京・下北沢THREEにてリリースパーティが開催される。
「Magic Moments」は昨年11月に発売されたアルバム。ソフトロック、ボサノバ、ネオアコ、レトロソウルなどを横断した、過去と現在を結ぶレトロモダンなポップス作品だ。リリースパーティにはcambelleのほか高橋徹也と座布団忍者も出演し、kitapashiとトミナガヒナタがDJを行う。チケットは現在LivePocketにて販売中。来場者には、メンバーが選出した“欲しいレコード”を記載した「レコード買取リスト2 by cambelle」が配布される。また「Magic Moments」LPリリースに向け、カジヒデキ、辻本秀太郎(水いらず)、音楽ライター・大久保祐子、菅原慎一(SAMOEDO)からの推薦コメントが公開された。
なおcambelleは、よりシンプルなバンドサウンドを志向したニューシングル「Await」を10月28日に配信リリースする。12月16日には新作EP「Highlands EP」を配信リリース予定。
cambelle「Magic Moments」推薦コメント
カジヒデキ
3年程前の事、cambelleの前身であるケイチ&ココナッツ・グルーヴがとても好きで、よくライブを観に行ったり僕のイベントに出演して貰ったりしました。その頃はネオアコ然としたスタイルでHaircut 100の"Love Plus One"を最高にフレッシュにカバーしてしまう二十歳過ぎの若き感性に驚愕したものでした。しかし昨年バンド名が変わり完成させたこの作品は、僕が20代前半の頃に血眼になって探したソフトロックの超名盤と出会った時のような感動を呼び覚ましてくれて感涙。。60'sや70'sの様々なアーティストからの影響を感じさせつつ、サブスク世代らしい時系列を超越したクオリティーの高いポップ・ミュージックの数々に心が癒され、気持ち良い時間を過ごせました。そのセンスや感性は今をトキメクUSのSSW、クレイロと共通するものを感じました。そして歌詞に描かれる日常や自然の風景は、いつか見たような懐かしさを感じさせ、すーっと心に染み込んで来て涙が溢れました。その感覚はシュガー・ベイブの "SONGS" のようでもあるな。うーん、これは本当に素敵な作品!! cambelleの今後の活動をとても期待しています。
辻本秀太郎(水いらず / 編集者)
2025年に出た新譜で、日本のインディなら一番聴いたアルバム。ClairoやKate Bollinger、Hetherのような、レトロ志向ながらもビートが前に出たミックスがとても2025年な気分で聴けるものになっていたし、コロナ禍に部屋で聴いていたMatt Maltese「Crystal」やCleo Sol「Mother」を彼らも聴いていたのかな?と思ったりするので、とても共感を覚える。ヘフナー・ベースの極太サウンドを軽快にグルーヴさせる「Magic Moments」から(自分はベーシストなので特に)、ウォール・オブ・サウンドの再解釈にJessica Prattの2024年傑作「Here in the Pitch」を感じた「Sleep Warm / 微睡の午后」まで(ライナーノーツを書いたので特に)、グッとくる場面はいくつも挙げられるのだが、何よりも感動してしまうのは彼らの前身バンドからの劇的な変貌かもしれない。人ってここまで変われるんだ…?という感動。そのセルフプロデュース力とミュージシャンシップには心から敬意を抱くし、彼らがバンドでそれを成し遂げたことに、とても勇気をもらう。レコード化、本当にありがとうございます。
大久保祐子(音楽ライター)
アルバムからの先行曲「Gloom / 親密さについて」を最初に聴いたときに、ゆっくりと、しかし確実にバンドが変化していることが感じ取れた。もちろん以前のケイチ&ココナッツ・グルーヴから改名して新体制になっているので当たり前ではあるのだけれど、何かこうより強い意思を持って音楽に向き合っているような、気概みたいなものが伝わってきた。
「Magic Moments」から聴こえてくる音は穏やかで優しくて心地よい。世界中の音楽にアクセスできる情報量の多い都市のなかでパーソナルな風景にフォーカスし、レトロ・ソウルやヴィンテージ・フォークなど時代のモードをしっかりと汲みとる嗅覚を持つ、その豊かな感性。内省的で繊細で、静かな情熱を帯びたまなざし。音楽に対しての誠実さとある種の挑戦。混乱の多い今の世の中で何を選ぶかを決めることは何を選ばないかを決めることであり、小さな心の揺れや何気ない日常を肯定することは微かな抵抗の連続でもある。cambelleの音楽に触れるたびにそんなことを感じていた。
このアルバムをレコードで聴けることが本当に嬉しい。
菅原慎一(SAMOEDO)
Magic Momentsのジャケに描かれている、ベランダのあるアパート。実は僕この近所に住んでいまして、このアルバムを知る前から近くを通るたびに「いい雰囲気だなぁ」って思ってたんです。市原くんやSingsのクルーと仲良くなり、彼らが普段たまっているという部屋に招待してもらうことになり、Googleマップの位置情報を送ってもらったら、なんとここにピンが指されていて、めちゃくちゃびっくりしました。
"Magic Moments" LP Release Party
2026年11月3日(火・祝)東京都 下北沢THREE
<出演者>
cambelle / 高橋徹也 / 座布団忍者
DJ:kitapashi、トミナガヒナタ
出店:珈琲みなと
チケット販売URL:https://livepocket.jp/e/cambelle261103


